魚が主原料!話題のヘルシー総合栄養食『Rhythm(リズム)』を実食レポート
皆さんの愛犬は肥満でお困りではないでしょうか?はい、私の愛犬は少し肥満気味です…。まだ困っているほどではありませんが…。
2018年6月、Rhythm(リズム)というペットフードが株式会社Fanimal(代表取締役会長:谷田大輔、代表取締役社長:漆原秀一)から販売されました。このペットフード、あのタニタ食堂や体重計で知られる株式会社タニタの元代表取締役会長である谷田大輔氏がプロデュースしたことでも話題のペットフードなのです。
このペットフードについて、その特徴や実際に食べた(私の愛犬が)感想をレポートしていきます。
Rhythm(リズム)の特徴
公式ホームページには以下の記載があります。
「病気の根源は悪い生活習慣にあると言われており、健康は食事と運動から成り立っています。人間も寝たきりで長生きすることはつらい。大切な愛犬の健康寿命を延ばすべく、我々は“ピンピンコロリ”を目指します。愛犬の健康寿命延伸のために、食事と運動を見直しましょう。愛犬の健康を目指せば、その生活習慣が飼い主の健康寿命にもつながり、ペットも人も健康寿命を延伸出来ると信じています。」
人間の健康もそうだと思いますが、食事は自身の健康に直結するものです。例えば、個人差はあると思いますが、豚骨ラーメンを1週間食べ続けたら、間違いなく肥るでしょう。それは人間だけでなく、ペット達も同じ。高カロリーな食事を続けていたり、オヤツの食べ過ぎを続けていたら、どんどん肥っていってしまいます。そして、人間と同じようにペットにも生活習慣病の危機が迫ってくるのです。
これを改善することを目的に開発されたペットフードがRhythm(リズム)です。
これは、タニタ食堂にも通じる発想ではないでしょうか。美味しく食べながら肥満解消、そして健康な体になっていくというストーリーはまさにタニタ食堂。美味しく食べられ、そして健康的に痩せていく、しかもペットフードを変えるだけ。となると、ペットの肥満にお困りの飼い主さんに取っては朗報なのではないでしょうか。
ラインナップ
Rhythm(リズム)には、以下2種類のラインナップがあります。
- 体重維持用の「Healthy Weight(ヘルシーウエイト)」
- 体重管理用の「Weight Controll(ウエイトコントロール)」
ご自分のペットの状態に応じて、選択することができます。
どこで売っているのか?
下記、通販サイトでの販売になっています。
https://store.fanimal.jp/
今なら初回限定「600g 1,548円」で販売していますので、気になる方は一度チェックしてみると良いでしょう。
また、ワンちゃんが満足に食べなかった場合に返金してくれる「満足保証キャンペーン」も実施中です。これなら、安心してお試しできますよね。
Rhythm(リズム)の原材料
とは言え、食べるだけで健康維持、体型も痩せるというのは、何か変なものが入っているのではないの?と思われるかもしれません。
そこで、原材料(ウエイトコントロール)を調査してみました。原材料は以下の通りです。
- サーモン
- サーモンミール
- トラウト
- ヒヨコ豆
- レンズ豆
- エンドウ豆
- アルファルファ
- 亜麻仁
- ビートパルプ
- サーモンオイル
- サーモンストック
- オーガニックハチミツ
- 野菜ストック
- ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE)
- ミネラル類(硫酸鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)
- 乾燥海藻
- 乾燥かぼちゃ
- 醸造酵母
- 緑イ貝
- L-カルニチン
- アサイベリー
- 乾燥クランベリー
- 乾燥ほうれん草
- フラクトオリゴ糖
- マンナンオリゴ糖
- エンテロコッカス・フェシウム
Rhythm(リズム)ではお肉が使われていない
なんと、原材料にお肉が入っていないのですね!そして、ペットフードには珍しく、魚が主原料で、かつ豆がたくさん使われていることがわかります。
人間の食事でも、「マゴハヤサシイ」のご飯を基本にしようということはよく言われています。乾燥海藻が入っていたり、乾燥かぼちゃが入っていたり、Rhythm(リズム)でも「マゴハヤサシイ」を目指そうとしていることが読み取れます。
どこで作っているの?栄養は?
とは言え、当たり前ですが、人間とワンちゃん等のペットでは必要な栄養素が異なります。栄養素は大丈夫なのでしょうか?
- 粗たんぱく質 → 33%以上
- 粗脂質 → 12%以上
- 粗繊維質 → 8%以下
- 粗灰分 → 8%以下
- 水分 → 10%以上
- カルシウム → 1.5%
- リン → 1.0%
- オメガ6脂肪酸 → 1.1%
- オメガ3脂肪酸 → 4.6%
この値は、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)推奨の成犬用栄養基準を満たしたものになっています。必要な栄養素はきちんと入れながら、原材料を工夫して、健康維持をしようとしていることがわかります。
なお、余談ではありますが、FEDIAFと似たようなAAFCO(全米飼料検査官協会)もあります。基準値は微妙に異なりますが、それほど大きく異なっているわけではありません。
また、これらの栄養基準を満たしていることは、ペットフードの品質を見る上で、最低限のラインだと言えます。残念ながら、上記の組織がペットフードに認定をするのではなく、基準値を出しているだけだからです。つまり、基準値を満たしているかどうかは、製造者の自己申告ということです。
だからこそ、ペットフードを製造している会社自体がどのような考えのもとペットフードを開発しているのか、その想いや考え、そして原材料に何が使われているのかなどを含め、総合的に判断する必要があります。
よく分からない原材料?
飼い主の皆さんがよく分からないと思われる原材料については、詳細を調べてみました。こうやって見ていくと、原材料もビートパルプは賛否があるところですが、こだわりが透けて見えてくるため、安心して利用できそうです。
ビートパルプ
ビートバルプは、甜菜(テンサイ)の葉と、甜菜から砂糖を絞った後に出来る食物繊維のことです。
ビートパルプは家畜の餌としても使われており、水溶性不溶性のバランスの取れた食物繊維です。食物繊維が豊富なため、草食動物には良い食材となります。本来は肉食動物である犬には必要のない栄養素とも言われていますが、腸内活動のサポートをしてくれる原材料とも言われています。
緑イ貝、L-カルニチン
いずれもサプリメント要素のある材料です。
緑イ貝は、貝です。関節の働きや炎症を抑える効果があるため、サプリメントとしても販売されています。L-カルニチンは、脂質の代謝に必要な栄養素であるため、人間用サプリメントとしても販売されているものです。
エンテロコッカス・フェシウム
乳酸菌の一種で、人間や動物の腸内に存在する善玉菌の一種です。他のペットフードにも含まれていることが多く、整腸剤としての機能を持っています。
実食!
匂いにびっくり
袋を開けてみると、びっくり。
今まで使っていたプレミアムペットフードは、原材料が肉主体であるため、とても臭いがキツイのです。クサイと思えるような若干不愉快な臭いがします。ところが、Rhythm(リズム)は、魚を主原料としているためか、その嫌な臭いがかなり抑えられています。しかも、ふんわりと魚のいい匂いがしてくるのです。開けた瞬間、ここまで違うと、他のペットフードとの違いがすぐにわかりました。
お試し期間
私の愛犬が数日間に渡ってお試しをしました。私の愛犬はトイプードルですが、若干太り気味です。後ろ姿は、背中の広いオッサンのようです。そこで、Weight Controll(ウエイトコントロール)を試すことにしました。
結果、、、まだ体重変化はありません、、、。
- 使用前体重(8/3計測): 7.2KG
- 使用後体重(8/25計測): 7.2KG
そうです。そんなにすぐに効果が現れるわけはないのです!人間のダイエットもそうです!
また、ペットフードはいきなり全量を変更するのは推奨されていません。これは、どのようなペットフードであっても同様で、1週間〜2週間かけて徐々に変えていくものです。今回は、全量に変更する前にサンプルが切れてしまったため、引き続き継続していこうと考えています。
食いつき
元々、あまりペットフードを残すことがない私の愛犬であるため、キレイに全部食べきってくれました。
私は以下の組み合わせでペットフードを与えているため、魚主体のRhythm(リズム)が加わったことにより、結果的にとても豪華な組み合わせになったのが影響していることもあるかもしれません。
- Rhythm(リズム)
- チキン主体のプレミアムペットフード(別製品)
- フェットフード
- ささみを茹でたもの
- ブロッコリー等の茹でた野菜
まとめ
言葉を発することができない愛犬や愛猫に与えるペットフード選びは本当に難しいものです。ホームセンターに行けば数多くのペットフードが販売されており、インターネットを検索すると、多数の通販サイトが出てきます。
様々な情報が飛び交い、飼い主である私たちは何が良いのか悪いのかすら判断に迷ってしまうというのが正直なところではないでしょうか。
今回、Rhythm(リズム)を製造、販売している株式会社Fanimalさんに直接お話を伺いましたが、ペットフードの与え方についても、コンセプトについても信頼できる方たちだと感じました。
製造者がどのように考えてペットフードを作っているのか、そしてそれが飼い主である私たちの考えと近いのかどうか、ペットフード選びはそこに尽きると考えています。もし、全く合うものがなければ、完全手作り食についての勉強をするのがベストなのかもしれません。
愛犬や愛猫に与えるにふさわしいペットフードがどれなのかを最終判断するのは私たち飼い主です。その判断材料の1つとして、今回の取材の内容や、ペットフードの実食レビューがお役に立てれば幸いです。
健康な愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』を販売するFanimalとは?
アメリカで約40年の歴史を持つペットフード「Wysong™(ワイソン)」の国内独占販売権の取得や、「ペットと人の健康」を考えるためのWebメディア「Fanimal」を運営する株式会社Fanimal。
http://fanimal.co.jp/
株式会社Fanimalは、2018年6月11日(月)から、愛犬のための総合栄養食『Rhythm(リズム)』の販売が開始しました。愛犬の理想的な体型維持をサポートする『Rhythm(リズム)』は、どのような想いで作られた商品なのでしょうか?
その熱い想いを聞き出すため、代表取締役会長の谷田大輔氏と、代表取締役社長の漆原秀一氏のお二人にお話を伺いました。
総合栄養食Rhythm(リズム)とは?
写真 : 株式会社タニタ前会長・株式会社Fanimal代表取締役会長の谷田大輔氏
昨今、ペットの家族化が進む中、ペットの食事はまだまだ進んでいません。人間は毎日異なるおいしい食事をしているのにも関わらず、ペットは一生ずっと同じペットフードを食べているというのが現状です。
飼い主さんとしては、本当は毎日違う食べ物を与えながら栄養管理をしたいはずです。それは時間やコストの面から考えても、全てのご家庭で実現するというのは難しいことでしょう。そのため、仕方なく、ずっと同じペットフードを与え続けてしまっているというのが実際のところではないでしょうか。
そこで、Fanimalが作るRhythm(リズム)は、以下の3つのこだわりを持って作っています。
- 美味しく食べられること
- 健康的な体型を維持し続けられること
- アレルギーに配慮すること
ペットオーナーの方にとって長く続けていただけるものを目指しています。そこで会長である谷田の実績でもある、タニタ食堂で培ったノウハウをFanimalでも取り入れ、
写真 : 代表取締役社長の漆原秀一氏
ペットの健康も食事が大きく影響していると考えています。飼い主さんの生活習慣がペットにも直結します。
そこで、飼い主さんの日々の負担を減らしつつ、できるだけペットに美味しいものを食べてもらいながら、健康をキープすることを目指しました。
Rhythm(リズム)のラインナップ
Rhythm(リズム)には、2つの商品があります。
- 体重維持用の「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」
- 体重管理用の「Weight Controll(ウェイトコントロール)」
近年、日本のペットは肥満傾向にあると言われています。自分のペットが肥満傾向にあり、体重を落としたい場合は、「Weight Controll(ウェイトコントロール)」を続けてみてください。体重が落ちてきたら、「Healthy Weight(ヘルシーウェイト)」に変えていきます。
肥満の原因は、病気などが原因の場合もありますが、大部分はフードやおやつの食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣によるものと言われています。
飼い主さんの生活習慣がペットにも直結するため、Rhythm(リズム)には、「飼い主さんのサポートをしたい」という思いも込められています。
健康に対するこだわり
Rhythm(リズム)にはオメガ3脂肪酸が多く含まれています。これは、他社とは比較にならないほどたくさん含まれています。
日本の気候から、皮膚・被毛のトラブルに発展してしまうペットも多くいます。特に、和犬は痴呆になりやすいので、それを補うために魚由来のオメガ3脂肪酸を多く含むようにしました。
使用する原料としては、鳥などのアレルギーが多いものよりも、サーモンやトラウトを主原料にしています。また、穀物を使わないことで、アレルギーのあるワンちゃんにも使っていただけるようになっています。卵、ジャガイモ、サツマイモも使用していません。
生産に対するこだわり
私たちが信頼している工場で生産を行うようにしました。イギリスの工場では、合成の保存料などを使わない、「英国小売協会」が認める工場を使っています。
また、原産国にもこだわっていますし、卵を使わないようにするなど、原材料も自分たちが納得のいくものを選ぶようにしています。
特に最近では、アレルギーを気にされる飼い主さんが多いので、その部分もこだわって生産をしています。必要ないと思うようなものはなるべく使わず、本当にいいものだけを厳選して作り上げているのが、Rhythm(リズム)のこだわりです。
ペットフードの理想の与え方
例えば、自分がそば好きだからといって、365日ずっと同じそばを食べ続けていたいというわけでは無いですよね?それはきっとペットも同じだと思います。ずっと同じものを食べ続けたいわけはないですよね。
毎日食事の姿を見ている飼い主さんならそれを痛感しているでしょうし、私たちとしてもそういった視点で商品を作っていかなければならないと考えています。
そのため、理想的なペットフードの与え方として、Rhythm(リズム)にサプリメントや食材をトッピングすることをオススメしています。
同じペットフードや同じ食材をあげ続けるのではなく、たまには手作り食を作ってあげるということも良いかもしれませんね。
毎日手作り食を作り、それを与え続けるということは正直難しいでしょう。現代人は忙しいので、毎日それを続けるというのは疲れてしまうと思います。そこで、私たちが信頼できる商品を提供するので、それを使って欲しいと考えています。
基本的な栄養素はRhythm(リズム)で補えるので、それにトッピングというプラスアルファの形で、ペットに食の楽しさを伝えて欲しいと考えています。
真剣にペットのことを考えているWysong™(ワイソン)社
実は、Fanimalで輸入・販売させて頂いている「Wysong™(ワイソン)」というペットフードを作っているワイソン博士も、最終的には食事は手作りにしてくださいと言っています。
Wysong™(ワイソン)は、手作りに勝るものはないという考えのもと、犬の体組成に合わせた栄養バランスになるように考えられています。そして、出来る限りトッピングをしてくださいと言うメッセージを、フードメーカーであるにも関わらず発信しています。
私たちとしては40年の歴史がある会社が、あえてそういったメッセージを打ち出しているということ、そして、その思想が私たちの思想にも合うということで、日本で販売代理店を務めさせて頂いています。
Rhythm(リズム)で、犬の食事をより楽しく、健康に
人間の場合は自分で健康管理ができますが、ペットの場合は自分で管理することができません。つまり、飼い主さんがどれだけ知識を持っているかでペットの健康も変わってくるということです。
飼い主さんにペットフードの安全をきちんと伝えて、それを飼い主さんに知ってもらうことができれば、ペットフードは変わってくるのではと考えています。そして、ペットにも食の楽しさを味わってもらいつつ、健康で長生きをしてもらいたい。
愛犬によって様々なお悩みがあるということも分かっていますので、今後はそれぞれの事情に合わせてトッピングできるような商品を開発しようと考えています。
トッピングを開発する理由は、食の楽しさもそうですし、栄養素についてもそうですが、今まで足りなかったものを補うことができるということ、飼い主さんの事情に合わせて自由に組み合わせられるようにという思いからです。
そういった飼い主さんやペットの個別のオーダーに対し、自由に組み合わせることで最適なものになるよう、ペットフードの補助ができる商品を作りたいと思っています。例えば、栄養素の面でいうとサプリメントのようなものです。これができると、どんなワンちゃんでも長く健康でいられると思うのです。
まとめ
今回、ペットフードの事業者ならではのお話を谷田氏、漆原氏からたくさん伺うことができました。
また、お話を聞かせて頂き、犬の健康を第一に考えて活動して、それがペットの幸せに繋がるという思いにとても共感しました。
最近は、ペットフードに関してショッキングなニュースも多いですが、Fanimalさんのように真摯に飼い主さんやペットの健康と向き合っている会社さんがおられることも事実。こういった熱い思いを持って動物に接する人が事業者、消費者双方で増えることがペットの幸せにも繋がるのだと感じさせられました。
取材を引き受けてくださったFanimalの谷田氏、漆原氏、関係者のみなさま、ご協力ありがとうございました!
株式会社Fanimal
http://fanimal.co.jp/
Rhythm(リズム)
https://store.fanimal.jp/