ペット連れで電車や新幹線に乗るには?知っておきたいルールとマナー

2024.04.23
ペット連れで電車や新幹線に乗るには?知っておきたいルールとマナー

ペットを連れてお出かけや旅行する場合、電車に乗ることもあるでしょう。ほとんどの鉄道会社では、特定の動物を除き、かつ、規定の大きさ以下の場合に限り、動物が電車に乗ることを認めています。

しかし、他の乗客に迷惑をかけないよう、事前にしっかり準備をして、ルールやマナーを守る必要があります。

この記事では、ペットを連れての電車や新幹線の乗り方について解説していきます。

この記事の目次

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動物が電車に乗るには決まりがある

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ペット同伴で電車に乗る場合、鉄道会社ごとに規定があります。大きさやペットの種類(多くの場合、猛獣およびヘビ類は不可)によっては、一緒に電車に乗ることもができないこともありますので、あらかじめチェックしておき、トラブルにならないよう気をつけましょう。

都内の主な鉄道会社の規定を以下にまとめました。その他の鉄道会社は、「鉄道会社名 ペット 同伴」などのキーワードで検索してみてください。

料金 縦横高さの合計 重さ 公式サイト
JR東日本 290円 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
東武鉄道 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
西武鉄道 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
東京メトロ 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
都営地下鉄 無料 250cm以内 30kg以内 詳細はこちら
東急電鉄 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
京王電鉄 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
小田急電鉄 無料 120cm程度
※一辺の長さは70cm以内
10kg以内 詳細はこちら
京浜急行電鉄 無料 120cm以内 10kg以内 詳細はこちら
京成電鉄 無料 90cm以内
※一辺の長さは70cm以内
10kg以内 詳細はこちら
新京成電鉄 無料 90cm以内 10kg以内 詳細はこちら

都内の主な鉄道会社では、JRのみ手回り品として290円かかります。通常の券売機では購入できませんので、電車に乗る当日に駅の改札口などで荷物を見せて、「手回り品きっぷ」を購入します。

なお、重さについては、ペットの自体の重さではなく、ペットをクレートなどに入れたときの総重量ですので注意してください。また、持ち込める動物の数に制限はありませんので、規定内の大きさのケースに入れられれば複数匹の動物を持ち込むことも可能です。

新幹線に乗るときは?

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新幹線に乗るときもJRの規定と同様で、当日窓口で荷物を見せ、「普通手回り品きっぷ」を購入します。料金は1個290円です。

2席分のきっぷを購入してもいい?

JR東日本の規則により、1人が2席以上の座席を利用することは禁止されています。そのため、ペットのための座席を確保しようと2席分のきっぷを買っても、そのきっぷは無効となります。

どこに置く?

基本的には自分の膝の上か、足元が安心です。
頭上の荷物入れに置くことも可能ですが、落下防止のため斜めになっていることや、飼い主さんの目が届かない状況になることから、できるだけ避けましょう。

オススメの座席は?

新幹線の各車両の一番前の席は、足元が広く、クレートを置くスペースを確保できます。

クレートの中でおとなしくしている子であれば、人通りの少ない窓側の席がオススメです。
反対に、鳴いてしまう可能性が高い子であれば、デッキに移動しやすい通路側の席がオススメです。

指定席券を購入するときに座席が選べますので、ペットと飼い主さんの負担が少ない方法を考えてみてください。

電車に乗る前に準備しておきたいこと

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クレートに慣らしておく

お出かけする当日に初めてクレートに長時間入るのは、ペットにとってとてもストレスです。
ペットのお気に入りスペースなどに置いたり、楽しい場所にお出かけするときに利用して、クレートに慣らしておきましょう。

クレートトレーニングをしておくことで、災害時にも役立ちます

電車に乗る練習をする

事前に一駅程度の短い距離を往復し、電車に乗る練習をしましょう。
その際、ペットの様子をしっかり観察し、鳴いてしまったり落ち着かなかったりした場合は、対策を立てる必要があります。

また、飼い主さんもきっぷの買い方や動線を確認して、当日スムーズに動けるようにしておきましょう。

電車に乗る当日に気をつけたいマナー

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1. トイレは済ませておく

電車に乗る前は、できるだけトイレを済ませておきましょう。外でトイレをしない犬の場合は、外出前にトイレをさせましょう。

クレート内にトイレシートを敷いたり、マナーパンツを履かせておくとより安心です。

2. 電車内で鳴かない工夫をしておく

クレートの中に、ペットや飼い主のにおいのついたタオルや、お気に入りのおもちゃ、おやつの入ったおもちゃなどを入れてあげましょう。電車に乗る前にたくさん遊ばせて、眠ってもらうのも効果的です。

どうしても鳴き止まない場合は、一度電車から降りたり、改札の外に出てペットをクレートから出して気分転換させてあげてください。改札内でクレートを開けてはいけません

3. ドッグスリングは使用しない

ドッグスリングとは、抱っこ紐の一種です。

鉄道会社によっては、全身が入るドッグスリングであっても認めていない場合があります。余計なトラブルを防ぐためにも、ドッグスリングは使用せず、クレートやキャリーケースを用意しましょう

4. クレートから出さない

中の様子が気になるから、犬が吠えているからと、ついクレートを開けたくなってしまいますが、改札内でクレートを開ける行為はルール違反です。

飛び出したペットがパニックになって他人に怪我をさせたり、逃げ回って鉄道会社に迷惑をかけてしまったりする場合もありますので、ペットをクレートから出してはいけません。「顔を出すだけならいいのでは?」と思うかもしれませんが、それもNGです。

5. ペットを置く場所に気をつける

通路などの人通りの多いところに置くと、ぶつかったり蹴られたりしてしまう場合がありますので、手で持つか、壁際に置きましょう

座れた場合は、膝の上に乗せることをオススメします。座席の足元は、温風や冷風が当たって体調を崩してしまうことがあるため注意しましょう

6. 混雑する時間帯は避ける

ただでさえ満員電車で乗客はストレスが溜まっているので、無駄なトラブルに巻き込まれないためにも、朝や帰宅ラッシュ時などの電車が混雑する時間帯は避けましょう

アレルギーや動物が嫌いな人もいますので、なるべく他の乗客にペットの存在を気づかれないように配慮することも大切です。

最後に

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ペットを連れてお出かけや旅行をするのはとても楽しみですよね。しかし、道中でトラブルが起こってしまうとせっかくの楽しい気分が台無しになってしまいます。

事前にしつけやトレーニングをしっかりし、もし途中で鳴き続けてしまったりした場合は、一度電車を降りるなどしてあげてください。

当日は時間に余裕をもって行動しましょう。マナーを守り、ぜひ愛するペットとお出かけを楽しんでくださいね。

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