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【犬の雑学】知って納得!犬種名の由来12選

2022.06.03
【犬の雑学】知って納得!犬種名の由来12選

犬には多くの種類が存在し、長い名前の犬種から短い名前の犬種まで様々です。ところで、それぞれの犬種名にはどんな意味や由来があるかはご存知でしょうか。犬種名の由来を知ると、その犬種の歴史を知ることができるとともに、「なるほど!」と思うことも多くとても興味深いです。

今回は、犬種名はどのように付けられているか、具体的な犬種名の由来について解説していきます。

この記事の目次

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犬種名の由来はどこから

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2020年3月時点でジャパンケンネルクラブでは、約200種を犬種として登録しています。その犬種名の多くは、以下の3つの由来で命名されていることが多いとされています。

  • 地名
  • 容姿
  • 役割

地名にはその犬種が生まれた場所や多く生息していた場所を示していることが多く、犬種を作った人の個人名がついている犬種もあります。
さらに、容姿+役割地名+役割など複数の情報が犬種名に使われているものもあります。

具体的に犬種名をご紹介しながら、その犬種名にはどのような意味や由来があるかを見ていきましょう。

地名由来の4犬種

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まずは、その犬種が生み出された地名が付いている犬種についてご紹介します。

1. チワワ

チワワは、原産国であるメキシコのチワワ州に由来します。
メキシコのチワワ州からアメリカに渡った際、現地の人々から「チワワ州の犬」と呼ばれたことをきっかけに、チワワと名付けられたとされています。

2. ヨークシャテリア

ヨークシャテリアのヨークシャーは、イングランドの北部にある地方の名前です。ヨークシャー地方の工員や炭鉱夫たちがネズミ捕りのために生み出したことがはじまりと考えられています。

また、テリアはラテン語で「土を掘るもの」という意味があります。モグラ、ネズミ、イタチ等の小動物の巣穴に潜り、捕まえる役割を与えられていたことから、テリアと呼ばれるようになったようです。現在、テリアという言葉が付く犬種は、50種近く存在します。

3. ウェルシュ・コーギー

ウェルシュコーギーは、ペンブローグとカーディガンが良く知られています。フラッフィーという長毛の種類もありますが、ここでは割愛します。
ウェルシュという名からもわかるように、どちらもイギリスのウェールズが原産です。

ペンブローグは、主にウェールズのペンブロックシャー地方で飼育されていました。一方のカーディガンは、中央ヨーロッパからウェールズに入ってきたとされ、その後、ウェールズのカーディガンシャー州で飼育されていました。

コーギーの意味は諸説考えられており、
①ウェールズ語の「COR(集める)」「GI(犬)」に由来している
②ウェールズ語で「小さい犬」という意味に由来している
といったような説があるようです。

4. ボーダーコリー

ボーダーコリーは具体的な地名ではありませんが、原産地が関係しています。
ボーダー(border)には「国境」という意味があり、ボーダーコリーの原産地がイングランドとスコットランドの国境近くであったことが由来と考えられています。

また、コリーはスコットランドの方言で「牧羊犬」を意味します。

容姿由来の5犬種


続いて、容姿などの身体的特徴や動作、声などの特徴に由来している犬種を見ていきます。

1. プードル

原産地はフランス、欧州と考えられており、古くからヨーロッパ大陸の各地にいたとされています。

プードルの語源は諸説あるものの、ドイツから移入された水辺の猟を得意とする犬が祖先と言われていることから、ドイツ語で「水をバチャバチャさせる」という意味のプーデルンであるという説が有力とされています。

また、プードルの中でも日本で最もメジャーなトイ・プードルのトイは「小さい」という意味があります。

2. パピヨン

原産地はフランス、ベルギーと考えられています。

パピヨンはフランス語で「蝶」を意味します。パピヨンの最大の特徴とも言える立ち耳が、蝶の羽に見えることから名付けられました。
ちなみに、垂れ耳のパピヨンは「蛾」を意味するファレーヌと呼ばれます。

3. ビーグル

原産地はイギリスと言われています。

ビーグルは、狩猟を行うハウンドグループの犬種の中でも最も小さく、また、当時のイギリスには同じタイプで大きさの異なるハウンドドッグが2種類存在し、そのうちの小さい方のハウンドドッグであったことから、「小さい」という意味のフランス語が語源となったという説が有力視されています。

4. 柴犬

原産地は日本です。

シバは古い日本の言葉で「小さなもの」「小さな犬」を意味します。元は小動物や鳥の猟犬として、人に使われていました。

5. ウィペット

原産地はイギリスです。

かつては競争犬として活躍し、走る姿勢が馬を鞭で打って駆けるように見えることから、英語で「鞭を打つ」を意味するウィペットと名付けられたとされています。

役割由来の3犬種

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最後に、人から与えられていた役割や仕事が名前に付いている犬種を見ていきます。

1. ラブラドール・レトリバー

原産地はイギリスと言われており、カナダで見出された後に、イギリスで発展した鳥猟犬です。

ラブラドールは、出身地とされるカナダ東部のラブラドル地方に由来し、当時、同時期にカナダで水中作業犬として活躍していたニューファンドランドと区別するためにこのように呼ばれるようになったとされています。

レトリバーは「獲物を回収する狩猟犬」という意味があり、水鳥猟の狩猟犬として活躍した犬種に多く付けられています。

2. ダックスフンド

原産地はドイツとされており、アナグマなどの狩りに用いられていました。

ダックスはドイツ語で「アナグマ」フントは「犬」という意味があります。

3. ブルドッグ

原産地はイギリスです。

ブルドッグの「ブル」は「オス牛」を意味します。当時、イギリスで人気だった「ブルベインティング」という競技において、牛と戦う犬として人気を博したことからこの名が付けられたとされています。
(※1815年にこの競技は法律で禁止されました)

まとめ

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犬種の由来を聞くと、新たな発見や、かつてその犬種が人とどのように過ごしていたかが、なんとなく想像つくのではないでしょうか。由来には諸説あるようですが、色々な説を見るのもまた楽しいですね。

愛犬の犬種がどんな役割を持って生み出されたかを知ると、愛犬の普段の行動も納得できるものがあるかもしれません。愛犬の犬種名の由来を知ると同時に、その犬種特有の得意・不得意を把握し、普段の生活にいかしていくのもおすすめです。

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