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【ギネス世界記録】いろんな身体の特徴を持った犬たち

2023.02.20
【ギネス世界記録】いろんな身体の特徴を持った犬たち

2022年10月3日、存命中の最高齢の犬としてギネス世界記録に認定されていた「ペブルス」という犬が22歳で永眠しました。ペブルスはアメリカのサウスカロライナ州で飼われていたメスのトイ・フォックス・テリアです。

日本国内の犬の平均寿命は14.65歳(2021年一般社団法人ペットフード協会調べ)ということを考えれば、いかにペブルスが長生きをしたのかがわかりますね。

そこで、この記事では様々なギネス記録を持っている犬たちを、ご紹介していきます。

この記事の目次

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ロバ並の大きさ「世界一大きい犬」

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世界で最も大きい犬はアメリカのミシガン州に住んでいた、グレート・デーンの「ゼウス」。
体高(足先から肩までの高さ)が111.8cmもあり、これは平均的なロバの大きさに相当するのだそう。後ろ足だけで立ち上がると226cmもあり、隣に並ぶとほとんどの人間は小さく見えてしまいますね。

ゼウスがいかに大きいかが分かる動画がこちら。

大きな体とは対照的に非常に穏やかな性格で、病院を訪問するセラピードッグとして活躍しましたが、残念ながら2014年、5歳の若さで亡くなりました。

かつては最も重い犬の部門もあった

イギリスのロンドンで暮らしていたマスティフの「ゾルバ」は体重がなんと156kg(1989年に計測)。幕内力士の平均体重が157kgですので、それに匹敵する体重です。

しかし近年は、最も重い動物の記録がギネスブックに記載されなくなっています。その理由として、記録狙いの飼い主がペットへ過剰なエサを与えることによる、動物の健康被害を防ぐためであると言われています。

りんご並の小ささ「世界一小さい犬」

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世界で最も小さい犬(体高が低い)はプエルトリコのドラドに暮らす、チワワの「ミリー」。体高9.65cm、体重450gという小ささです。平均的なチワワの体高は12~23cm程度ですので、大きめのチワワの約半分、りんご程度の大きさと言えます。
生まれた時はティースプーンに収まるほどの小ささで、授乳は通常の哺乳瓶ではなく目薬の容器で行ったそうです。

ミリーがいかに小さいかが分かる動画がこちら。

その小さくて愛らしい写真がSNS等で拡散されると、瞬く間に世界中の人々を魅了し、一躍人気者となりました。

小さい犬には危険も伴う

ミリーは体高が最も小さい犬でしたが、体の長さ(鼻先からしっぽの先まで)が最も小さい犬は、アメリカのフロリダ州に住んでいたチワワの「ヘブンセントブランディ」。体長が15.2cm、体重は900gの小ささでした。しかし、ヘブンセントブランディは、その小ささゆえに日常生活において他の犬にはない様々な苦労がありました。

例えば、あまりにも体が小さいため、カバンの中に忍び込んだことに気付かれず、そのまま飛行機に乗ってしまったことがあったそうです。

また、骨格が脆く、肺が小さいため、吠えることが出来ませんでした。そのため、家族がヘブンセントブランディを見失ってしまった場合、居場所がわからず、踏みつけてしまう危険性が常につきまとっていたそうです。

世界一の子だくさん「世界最多産犬」

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イギリスのケンブリッジに住んでいた、ナポリタンマスティフの「ティア」は、一度の出産で最も多くの子犬を産んだ犬としてギネス記録に認定されています。その数はなんと24頭

一度の出産で生む子犬の頭数は犬の大きさなどにより変わってきますが、小型犬であれば平均3.5頭、大型犬では7.1頭、ナポリタンマスティフのような超大型犬では10頭以上産むことも珍しくはありませんが、ティアの場合はその倍以上の数です。

出産は動物病院で帝王切開にて行われ、子犬たちが全て取り出されると、そこにはオスが15頭、メスが9頭もいたそうです。 残念ながら、そのうちの1頭は死産で、その後3頭は生後1週で死亡してしまったため、生き残ったのは20頭になりました。

健康で元気が一番「世界最高齢犬」

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冒頭でご紹介したペブルスは「存命中の世界最高齢犬」でしたが、ギネス記録に認定されている最も長生きした犬は、オーストラリアン・キャトルドッグの「ブルーイー」で、29歳5ヵ月まで生きました(1939年没)。オーストラリアのビクトリア州で牧羊犬として暮らしていたそうです。

ブルーイーの29歳という年齢を人間に換算すると約140歳にもなり、平均的な犬の2倍のご長寿さんです。

【追記】2023年2月1日に記録が塗り替えられました。
ポルトガルに住む犬「ボビ」が史上最高齢の犬に認定

日本のご長寿犬

日本にもかつて存命中の世界最高齢犬のギネス記録を持っていた犬がいました。柴犬系のミックス犬で名前は「プースケ」と言います。2011年に26歳8か月で老衰により亡くなりますが、その直前まで自力でエサを食べ、散歩もしていたそうです。

また、プースケは外飼いの犬でした。一般的に外飼いの場合、室内飼いよりも寿命が2~3年ほど短いと言われていますので、驚きの生命力ですね。

まとめ

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様々な身体の特徴を持った犬たちをご紹介しましたが、愛犬には長生きをして欲しいと思う方も多いと思いますので、特にこの中の「世界最高齢犬」の暮らしは参考にしていきたいところです。

冒頭でご紹介した、ペブルスの飼い主によると「家族のように扱うこと」、「できるだけ幸せでポジティブな環境、衛生的な食べ物を与えて、適切な健康管理をすること」が長寿の秘訣だそうです。

寿命は生まれ持った性質や犬種によって違ってきますが、少しでも長く一緒に暮らせるように、愛犬の生活にも取り入れていきたいですね。

改訂履歴
2023/02/20 「世界最高齢犬」の情報を更新
2022/12/31 初版公開

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