肢端舐性皮膚炎

肢端舐性皮膚炎(Lick Granuloma)は、犬が足先や前肢を頻繁に舐め続けることで、皮膚が炎症を起こし、潰瘍や肉芽腫ができる皮膚炎です。通常、前肢や足先に発生し、皮膚が赤く厚くなったり、潰瘍化してしまうことがあります。この症状は、ストレスや退屈、不安、アレルギー、感染症、あるいは関節痛などが原因となって、犬が足先を過剰に舐める行動を引き起こすことが多いです。

症状としては、舐めている部位の毛が抜け、皮膚が赤くなったり硬くなり、場合によっては潰瘍化し、慢性的な傷口が形成されます。犬が絶えず舐め続けるため、症状が悪化しやすく、傷が治りにくくなる傾向があります。

治療には、舐める行動の原因となるストレスや不安の軽減が重要で、適切な運動やメンタルケアが有効です。また、症状がひどい場合には、抗生物質や抗炎症薬を使用し、傷の治癒を促進します。舐めることを防ぐためにエリザベスカラーを装着するなどの方法も取られます。

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