皆さんが飼う犬を選ぶ時、どのような基準で選んでいますか。飼いたい犬を犬種で選ぶ時には、その犬種の特徴を知っておくことはとても重要です。
あまり体力に自信のない方が、力の強い大型犬や、かなり活発なボーダー・コリーやジャック・ラッセル・テリアのなどの犬種を飼うのは無理があります。また、犬とベタベタすることを好む方が、独立心の強い柴犬などの日本犬を飼うと「触りすぎ!」と犬に怒られることも珍しくありません。
今回は、犬とどういった生活をしたいか、ライフスタイル別に犬種をまとめてみました。新しく犬を迎えたい方、愛犬の特性を知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
(※項目6以外はメジャーな犬種をご紹介しています。)
この記事の目次
活動的でお散歩もたっぷり行ける
たっぷりお散歩に行ける体力がある方やアウトドア派の方は、次のような犬種が合うでしょう。
元々人間と共に働いていた犬種が多く、豊富な体力が特徴的です。運動したり、趣味に付き合ってくれたりと、一緒にアクティブに楽しむことが出来ます。
小型犬
- トイ・プードル
- ミニチュア・シュナウザー
- イタリアン・グレーハウンド
- ボストン・テリア
- ジャック・ラッセル・テリア
中型犬
- ビーグル
- ボーダー・コリー
- シェットランド・シープドッグ
- 柴犬
大型犬
- ラブラドール・レトリバー
- ゴールデン・レトリバー
- シベリアン・ハスキー
- ジャーマン・シェパード・ドッグ
あまり活動的ではないが、適度な散歩や運動をしたい
活発な犬を飼う自信がないけれど、健康のために適度にウォーキングをしたい方は「愛玩犬」と呼ばれる犬種を飼うことをおすすめします。
「愛玩犬」は人間に可愛がられることを目的に作られた犬種で、人間と働くことを目的とされた「使役犬」に比べると必要とする運動量が少ない傾向にあります。
適度な散歩が出来る犬種
- ヨークシャー・テリア
- チワワ
- マルチーズ
- シーズー
- ビション・フリーゼ
飼い犬とはベタベタするのが好き
犬を飼っていると、愛犬とのラブラブタイムが癒やしになる方も多いのではないでしょうか。しかし、犬の中には飼い主とベッタリするのが苦手な犬種もいます。
次のような犬種は、比較的飼い主に対して甘えん坊と言われています。
小型犬
- トイ・プードル
- チワワ
- ミニチュア・ダックスフンド
- マルチーズ
- シーズー
- ポメラニアン
- パグ
中型犬
- ビーグル
- フレンチ・ブルドッグ
大型犬
- ラブラドール・レトリバー
- ゴールデン・レトリバー
- バーニーズ・マウンテンドッグ
- セント・バーナード
ドッグスポーツを楽しみたい
愛犬の才能を生かしてドッグスポーツを楽しみたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、中にはドッグスポーツを好まない性格だったり、ケガや病気をしやすい体型だったりするため、あまりおすすめできない犬種もいます。
以下の犬種はドッグスポーツ向きと言われています。飼い主と共に楽しくスポーツができるでしょう。
小型犬
- トイ・プードル
- ジャック・ラッセル・テリア
中型犬
- ビーグル
- ボーダー・コリー
- シェットランド・シープドッグ
大型犬
- ラブラドール・レトリバー
- ゴールデン・レトリバー
- ジャーマン・シェパード・ドッグ
- スタンダード・プードル
トリミングで可愛いカットを楽しみたい
SNSなどで犬の写真を見ていると、まるでぬいぐるみのような可愛いカットに憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。当たり前ですが、短毛種ではカットを楽しむことができないため、中~長毛種を選ぶ必要があります。
カットを楽しめる犬種
- プードル
- マルチーズ
- ヨークシャー・テリア
- シー・ズー
- ミニチュア・シュナウザー
- ビション・フリーゼ
他の人が飼っていない珍しい犬が飼いたい
一概には言えませんが、メジャーな犬種は飼いやすい面があるため、多くの人が飼っているとも言えます。珍しい犬種の場合は、その犬独自の飼い方のコツがあり、メジャーな犬種よりも手がかかる傾向があります。また、情報を共有できる人も少なくなるため、きちんとその犬種を学んでから飼うことをおすすめします。
一言に珍しい犬といってもFCIやJKCなどの畜犬団体に登録されている犬種は膨大です。ここでは、日本でも手に入る可能性が高く個性的な犬種をご紹介します。
小型犬
- チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
中型犬
- シャー・ペイ
- バセット・ハウンド
- ブル・テリア
大型犬
- アフガン・ハウンド
- チャウ・チャウ
- コモンドール
まとめ
今回ご紹介したような犬種による特徴はあるものの、性格や飼い方、年齢や健康状態などで違いが出てくることも大いにあります。
しかし、飼いたい犬種を選ぶ時、見た目の好みや犬種のイメージで飼うと後悔する可能性もあるでしょう。例えば、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーは盲導犬や介助犬のイメージが強く、大人しい性格だと思われがちですが、若い犬はとても活発で運動量も多く必要です。
犬によって個体差があるとはいえ、しつけや飼い方を考える上で重要なポイントになりますので、飼う犬種を選ぶ時や現在犬を飼っている場合は、犬種の特徴をしっかり学んでおきましょう。