明日、檻の中に閉じ込められたPETAサポーターが、但馬屋珈琲本店の前で抗議活動を行い、コピ・ルアクコーヒー(檻の中に一生監禁されるアジアジャコウネコの排泄物を原料とするコーヒーの一種)の販売を廃止するよう、同社に要請します。PETAアジアからの情報により、生産者が、幽閉されているジャコウネコのコーヒー豆を「野生由来」と表示し、顧客や小売業者を欺いていると知ったBongen Coffee、シーシーエスコーヒー株式会社や三本珈琲株式会社など、いくつかの日本企業が、コピ・ルアクの販売を廃止しました。
PETA上級副会長のジェイソン・ベイカーは次のように述べます。「コピ・ルアクの一杯一杯が、不潔で不毛な檻の中で苦痛を与えられたであろう繊細なジャコウネコたちの苦しみを表しています。PETAは、この不名誉な産業に対し社会に声を上げるよう呼びかけ、但馬屋珈琲本店にコピ・ルアクの販売を廃止するよう求めています」
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」で保護されている種であるにも関わらず、アジアジャコウネコたちは通常、生後6ヶ月頃に捕獲され、コピ・ルアクの生産のために、コーヒーの実以外ほとんど何も食べさせてもらえないのです。PETAアジアの調査によると、インドネシアのジャコウネコたちは、狭い、糞だらけのケージに押し込まれ、ほとんど動き回るスペースがないことが判明しました。傷口が開いていたり、常に歩き回っていたりなど、極度のストレスを示す定型的な常同行動をとる個体も少なくありませんでした。
ジャコウネコの糞が「野生由来」であるという主張は、PETAによって茶番であることが暴露されています。問屋の中には、相当量を供給することは「野生由来」では不可能だと言う人もいれば、檻飼育のコピ・ルアクではないと言う人はみな嘘をついている、と言う人もいます。ある問屋は、檻に閉じ込められた動物たちの豆を「野生由来」と表示すればよいだけだと言いました。
PETAは、そのモットーの一部「動物たちは私たちが食べるためやその他の方法で虐待するための存在ではない」のもと、人間至上主義的な世界観である種差別主義に反対しています。
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