愛犬と一緒にバーベキューを楽しむには?注意すべき点とマナー

愛犬と一緒にバーベキューを楽しむには?注意すべき点とマナー

暖かくなってくると愛犬とおでかけする機会も増えるでしょう。天気の良い日にはバーベキューをしたいと考える方もいるかもしれません。

しかし、バーベキューは誤食の危険があり、場合によっては命に関わることも。他にも、普段よりも気を付けなければいけないことがたくさんあります。

今回は愛犬と一緒にバーベキューを楽しむ際の注意点とマナーについてご紹介します。

この記事の目次

誤食に注意

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いくら飼い主が与えるものに注意していても、目を離した隙に愛犬が口にしてしまうということも珍しくありません。

ここでは、誤食をしてしまうと危険なものをご紹介します。目の前の食べ物や話ばかりに夢中になってしまわないよう、十分気をつけましょう。

タマネギ

タマネギをはじめ、長ネギやニンニク、ニラなどを犬が食べると中毒を起こしてしまい、死に至ることがあります。これらはバーベキューの定番食材ではありますが、誤って与えたり、地面に落としたりしないようにしましょう。

ハムやソーセージ

ハムやソーセージなどの加工品は塩分や調味料が多く含まれているため、犬に与えてはいけません。

骨つき肉

骨つき肉は、骨ごと丸飲みしてしまう恐れがあります。特に、鶏肉の骨をかじると鋭利なトゲ状に砕けるため、飲み込んでしまうと内蔵に刺さり命に関わります。骨つき肉は骨を外してから与えましょう。

とうもろこしの芯

とうもろこしもバーベキューの定番ですが、芯を丸ごと飲み込んでしまうと呼吸困難や腸閉塞を引き起こすことがあります。最悪の場合、開腹手術が必要になることもあります。

焼肉のタレ

塩分や糖分はもちろんのこと、焼肉のタレにはたまねぎやニンニクが使われていることが多いため危険です。愛犬には、タレや塩などをつけていない肉を与えてあげてください。

アルコール

犬はアルコールに含まれるエタノールを分解する酵素をもっていません。そのため、少量の摂取でも急性アルコール中毒を発症し、命に関わることもあります。飲料だけでなく、アルコールを含むウェットティッシュや除菌スプレーなどにも注意しましょう。

串、割り箸、爪楊枝

おいしいニオイのついた串や割り箸、爪楊枝などもバーベキューで誤飲しやすいものの一つです。飲み込んでしまうと胃や腸を傷つけてしまい、開腹手術が必要になることもあるため、絶対に誤食させないようにしましょう。

ビニール袋やラップ

意外と忘れがちなのが、食材が入っていたビニール袋やラップ類です。これらは食べ物のニオイがついているため誤食しやすいです。

保冷剤

保冷剤にはエチレングリコールという成分が含まれているものがあります。エチレングリコールは甘い味がするため、おやつと勘違いして食べてしまうことがあります。エチレングリコールを食べると、急性腎不全や神経症状が出て死に至ることがあります。誤食してしまった場合は30分以内に動物病院を受診しましょう。

なお、最近の保冷剤にはエチレングリコールが含まれていないものがほとんどです。しかし、昔から使いまわしているものや海外で作られたものには含まれている可能性があるため、一度冷凍庫の中を確認しましょう。凍らせても固くならないものにはエチレングリコールが含まれている可能性が高いため廃棄することをおすすめします。

※犬に与えてはいけない食材については、こちらの記事もご覧ください。

犬が食べてはいけないNG食材リスト【野菜・果物・菓子編】
https://cheriee.jp/dogs/39398/

犬が食べてはいけないNG食材リスト【魚介類・肉類・飲料編】
https://cheriee.jp/dogs/39424/

まずは動物病院に相談を

バーベキューは多くの人が食事を楽しんでいるため、床に食べ物が落ちてしまうことがよくあります。愛犬がそれらを食べてしまう可能性があり、誤食につながります。

もし、愛犬が誤食してしまったらすぐに動物病院に連絡しましょう。かかりつけの病院が遠い場合は、事前に近くの病院を調べておくと安心です。その際、定休日と診察時間を必ず確認してください。

蚊やダニ対策も

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自然の中で行うバーベキューは、蚊やダニに刺されるリスクが高くなります。
普段から対策をしているという方も、アウトドアに出かける際には、ペットにも使える虫除けスプレーを活用しましょう。

熱中症やヤケドに注意

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バーベキューは暑い季節に行われることが多いため、愛犬が熱中症にならないように注意しましょう。日陰を確保して十分な水を用意してあげることが大切です。

また、愛犬が好奇心や興奮により火に近づいてしまうと、ヤケドをしてしまうかもしれません。リードの長さを調節して、火や熱源から遠ざけましょう。この際、コンロの煙が愛犬の方に流れないよう、注意してあげてください。

周囲の人への配慮も

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ペットOKのバーベキュー場であっても、犬が苦手な人や動物アレルギーの人もいるかもしれません。トラブルを防ぐためにも以下の点に気を付けましょう。

1. 無駄吠えをさせない

犬が苦手な人にとって、犬の鳴き声は騒音でしかありません。しかし、犬がいつもより興奮していたり、不安になったりして吠えてしまうことがあります。その場合は、人のいるところから一時的に離れ、落ち着いたら戻るなどして、周りの人に迷惑をかけないようにしましょう。

普段から様子をよく見ておき、吠えてしまう可能性がある犬の場合は、人が多く集まるバーベキュー場は避けた方が良いかもしれません。

2. トイレは離れた場所で

食事をしているそばで犬がトイレをしていたら、いくら犬が好きであっても不快になります。基本的にはマナーパンツを使用し、どうしても慣れない場合は他の人の視界に入らない場所で排泄させましょう。

3. 抜け毛に注意

愛犬とリラックスしていると、撫でたりブラッシングをしたくなるかもしれません。しかし、抜け毛が風に乗って他の人にところまで飛んでいってしまうことがあります。

ブラッシングは家で済ましておき、抜け毛が落ちるようなことはバーベキュー場ではやらないようにしましょう。

4. バーベキュー場のルールを守る

ペットOKの場所では、あらかじめルールを定めていることがあります。ワクチン接種証明書の提示を求められる場所もあるため、事前によく確認しておきましょう。

また、ルールとして書いていなくても、レンタル食器をペットに使用しない、テーブルには上らせないなど、当たり前のこともきちんと守り、お互いが気持ち良く過ごせるようにしましょう。

最後に

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バーベキューでは、誤食や熱中症などの危険があります。愛犬の安全は飼い主が責任をもって確保してあげてください。

また、周囲の人への配慮も忘れてはいけません。特に、吠えや排泄、抜け毛は、飼い主が考えている以上に不快に感じますので気を付けましょう。

愛犬とのバーベキューは準備や気を遣うこともたくさんありますが、それ以上に最高の思い出になることは間違いありません。この夏は、愛犬と一緒にバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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