時代が移り変わる中で、犬と人との関係もまた、さまざまに変化してきました。では、近代にさしかかる頃の日本では、犬は人々にとってどのような存在だったのでしょうか。
今回は、江戸・明治・大正という3つの時代から、犬にまつわる雑学をクイズ形式でご紹介します。クイズを楽しみながら、犬についての知識を深めていきましょう!
Q-1 江戸時代に「唐犬」と呼ばれていたのは、次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「外国から渡ってきた犬」です。
江戸時代には、現在でいう洋犬のことを「唐犬(とうけん/からいぬ)」と呼んでいました。これは、中国に限らず、外国から来たもの全般に「唐」の字をあてる慣習があったためです。
また、当時は強そうな外国の大型犬を飼うことが、大名などの権力者にとって権威やステータスの象徴とされていたとも言われています。
Q-2 明治時代に洋犬は、次のうちどの呼び名で呼ばれていた?
正解です!
不正解です!
正解は「カメ」です。
鎖国が終わり、明治時代になると、大勢の欧米人とその愛犬が日本にやって来ました。
彼らが犬を呼ぶときに使っていた「Come here!(カムヒア)」という言葉が、当時の日本人の耳には「カメヤ」と聞こえたそうです。
そのため、洋犬のことを「カメ」と呼ぶようになったと言われています。
Q-3 大正時代の辞書に「犬と猫との中間」と書かれていた犬種は、次のうちどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「狆(ちん)」です。
狆は、大正時代の辞書に「犬と猫の中間にある意でけものへんに中と書く」と記されていました。
小型で長毛、さらに短頭種という特徴は、当時の日本人にとって身近だった、立ち耳で短毛の日本犬とはまったく異なる姿に見えたのかもしれません。
一見すると洋犬のようにも見える狆ですが、実は日本で作出された日本原産の犬種です。
江戸時代には、将軍や大奥の女性たちなど、身分の高い人々に愛され、室内で飼われる「お座敷犬」として親しまれていました。
問正解/
問中
結果発表
問正解/
問中