愛犬とドライブをするときは、どんな状態で車に乗せていますか?飼い主さんによって様々かもしれません。
「ドライブによく行くし、ケージを買おう!」と思っても、たくさん種類があってどれを使えばいいのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。キャリー、クレート、ケージ、ドライブベッドなどなど種類が豊富すぎですよね。
今回は、それぞれの特徴をまとめ、愛犬と車でお出かけするときにおすすめのケージをご紹介します!
この記事の目次
犬を膝の上で抱っこは違反!
おすすめのケージをご紹介する前に、犬とのドライブのルールを確認しておきましょう。おすすめのケージを探している方の中には、現在ケージに入れずそのまま車に乗せていたり、抱っこしているという方もいるかもしれません。
実は、道路交通法で、犬を膝の上に乗せたまま車を運転することは禁じられています。
-
(乗車又は積載の方法) 道路交通法第55条第2項
車両の運転者は,運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ,後写鏡の効用を失わせ,車両の安定を害し,又は外部から当該車両の方向指示器,車両の番号標,制動灯,尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ,又は積載して車両を運転してはならない。
過去には、実際に捕まって罰則を受けた運転手さんもいます。
わんちゃんを助士席で抱っこするという行為は、法律違反というだけでなく、安全面から考えても危険です。車が急ブレーキをかけた際、飛び出してしまって怪我をするケースも少なくありません。
安全にドライブを楽しむためにも、犬用のケージなどに入れて車に載せるのが基本になります。ここからは、「どのケージがおすすめなのか」について見ていきましょう!
ドライブでおすすめのケージは?
車に犬を乗せるときに使うケージには、たくさんの種類があります。「おすすめ」と言ってもそれぞれにメリット・デメリットがありますので、特徴をみていきましょう。
クレート(バリケンネル)
わんちゃんをドライブに連れて行くときの定番と言ったら、「クレート(バリケンネル)」ではないでしょうか。省略してバリケンとも呼ばれます。おすすめポイントは何と言っても、軽さと丈夫さ。
また、犬にとっての落ち着く要素である「狭さ」「暗さ」を提供してくれます。プラスチック製なので、掃除がしやすいという点もおすすめポイントです。
ケージ
お家で使っているけケージをそのまま車内に持ち込む方法もあります。
大型犬の場合は、ケージを使う方も少なくないのではないでしょうか。小型犬などの軽いわんちゃんですと、ケージが動いて転倒してしまう恐れがあるのであまりおすすめできません。
ドライブベッド
ドライブベッドは、その名の通り、車でドライブをする際に犬が乗るベッドのことです。おすすめポイントは、助士席などに固定をすることができることです。「愛犬が見えない状態は怖い!」という方には、囲いもなく設置できるドライブベッドがおすすめです。
また、取り外して自宅や外出先で普段用ベッドとしても使うことができます。
しかし、注意点もあります。もし飼い主さんのわんちゃんが、「車の揺れからくる酔い」や「落ち着かない」という理由から車嫌いだとしたら、ドライブベッドはあまりおすすめできません。
デメリットとして、「クレートのような、犬にとっての落ち着く空間ではない」「振動を受けやすい」などがあげられるからです。
ドライブボックス
ドライブボックスとは、犬の体を固定することのできる、丈夫な箱のようなものです。ドライブベッド同様、クレートのような囲いがないため、ドライブ中にわんちゃんの様子が見たいという方におすすめです。
車が急ブレーキをかけた時、座席から落ちないように固定する仕組みがあるため、ドライブベッドよりは安全性が高いと言えます。
シートベルトに固定し、ドライブボックス自体が動かないようにすることができます。わんちゃんのハーネスや首輪と繋ぐことのできる、飛び出しを防ぐリードも付属しているため、安全に固定することができます。
ドライブボックスの中では、座席に置くだけの簡易的なものもありますが、安全面を考えて固定ができるものを選ぶと良いでしょう。犬の座席転落事故は大変危険ですので、しっかり固定してあげましょう。
使用しない場合には、折りたたんでコンパクトに収納することもできます。
ぴったりのケージを選んで快適なドライブを
せっかく買うのですから、しっかりと吟味して選びたいですよね!
愛犬とのドライブのために、ぜひ愛犬のことを第一に考えてケージやクレートを選んであげてください。そのわんちゃんの特性(車に酔うのか、落ち着く条件はなんなのか等)や、安全面を考慮して購入することをおすすめします。
「愛犬に車を好きになってほしい!ドライブにもっと行きたい!」という方にはこちらもどうぞ。