人間に母子手帳があるように、愛犬にも「愛犬手帳」というものがあるのをご存知でしょうか。愛犬を育てる上で必要な知識から成長記録まで、母子手帳のように書き込んで行くことのできる手帳があります。
今回は実際に購入した愛犬健康手帳を開きながら、書いてある内容や記録することのできる内容をご紹介いたします。
この記事の目次
無償で配布?
こちらの愛犬健康手帳は、希望のあった行政から無償で配布がされています。注意する点は、全ての自治体が配っているわけではないという点と、数に限りがあるという点です。
出版元は、「一般社団法人 日本保健情報コンソシウム」というところで、飼い犬の登録をする際に、鑑札とともに本手帳を配布してもらうよう、希望のあった行政に発行したとのことです。全部で30万部を発行したのだとか。
目的は主に3つ
日本保健情報コンソシウムが発行する愛犬健康手帳は3つの目的を掲げており、「愛犬の病気の早期発見・早期治療を啓発して長寿を目指すこと」「マイクロチップの普及」、そして「愛犬の命を大切にすることへの啓発」を目指しています。
実際に購入してみた。
筆者の住む地域では配布をしていなかったため、Amazonで購入をしてみました。
全51ページとなっており、はじめは「思っていたより厚さが薄いかも」と感じました。しかし、必要事項はきちんと書き込めますし、知っておきたいこともスリムにまとめられていました。持ち歩くのにも、便利なサイズですね。
何が書いてあるの?
「知っておきたい基本的な情報や知識」と、「成長記録を書き込めるページ」で構成されています。
書き込めるページ
愛犬健康手帳では、母子手帳さながらに、愛犬の情報や成長記録を買い込むスペースが多くあります。狂犬病予防の注射記録や、かかりつけ病院の情報、検診時の記録、体重グラフ、成長に応じた生活記録などなど。
どんな生活を送ってきたかや、どんな風に成長をしてきたかをまとめることが出来ます。また、こうやって手帳に書き込むことで、愛しさが一層増すのではないでしょうか。
知っておきたい情報のまとめ
「お手入れはいつどれぐらいすればいいの?」「犬が食べてはいけないものってなに?」など、飼い主さんなら知っておきたい情報がまとめられているため、初めて犬を飼う人も、基礎的な知識を満遍なく得ることができるでしょう。
また、心構えから揃えるべきものといった「迎え入れるとき」に必要な情報から、災害時の対策や人間の年齢への換算表といった生活に必要な情報まで載っています。
目次
具体的な項目をあげますと、以下のような飼い主さんなら是非知っておきたい内容が書かれています。
- 愛犬と暮らすための心がまえ
- 愛犬のプロフィール
- 飼主のプロフィール、申し送り情報
- 愛犬の登録と狂犬病予防注射
- 狂犬病予防注射の記録
- 狂犬病以外の各種感染症予防接種(混合ワクチン)
- 各種感染症予防接種(混合ワクチン)の記録
- 犬糸状虫症(フィラリア症)予防、ノミマダニ駆除
- フィラリア症予防薬、ノミマダニ駆除薬の投与記録
- 愛犬の健康管理チェックポイント
- かかりつけの動物病院情報
- 獣医師による健康診断記録
- 愛犬の通院記録
- 愛犬の発育記録(体重)
- 愛犬の生活記録
- お手入れリスト
- 愛犬にとって大切なことがら
- 動物の愛護及び管理に関する法律より抜粋
- イエローページ
どんな人に向いている?
自分の住む行政が無料配布している場合、是非入手すると良いと思います。しかし、そうでない場合は購入になってしまうため、悩んでしまいますよね。
- 初めて飼うので不安
- 満遍なく基礎的知識が欲しい
- 愛犬の記録を残していきたい
といった方は、一冊持っておいても良いかもしれません。
全51ページなので、「もっと詳しい情報が知りたい」という方は、飼い方の本を購入した方が良いかもしれません。また、「もっと書き込みたい!」という方は、自分でノートに愛犬の成長記録を残しておくのもありかと思います。
900円とちょっとお高めですが、初めて犬を飼う人にはぴったりな1冊かもしれません。
愛犬の成長を楽しむ。
我が子の成長を喜びながら母子手帳を記すように、愛犬の成長を記録することが出来ます。初めて犬を飼う方は、是非様々な準備をしながら迎え入れられると、家族も愛犬も安心です。
愛犬がすくすくと育つ様子を楽しんで入れたら良いですね。