愛犬との「おうち時間」に、おもちゃを使って一緒に遊ぶという方も多いと思います。
しかし、せっかくおもちゃを買ったのに「遊んでくれない」、「すぐに飽きてしまった」、「5分で壊されてしまった」なんてこと、よくありますよね。
そんな時は家にあるもので、おもちゃを手作りしてみましょう。今回は、0円で作れる犬のおもちゃを3つご紹介します。
この記事の目次
①ダンボール◇おやつ探しのおもちゃ
通販を利用する機会が多いと、つい段ボールを溜めてしまうという方もいるかもしれません。そんな溜め込んだ段ボールを、愛犬のために使ってみてはいかがでしょうか。
材料:段ボール、新聞紙、タオル、いらない服…など
所要時間:5分程度
作り方
1.まずは段ボールに新聞紙を厚めに敷きます。(床の保護のため)
出入り口になる部分を犬の体の大きさに合わせて、低く作ってあげると使いやすいです。
2.新聞紙、タオル、不要になった服などを段ボールの中に入れます。
これで完成です。非常に簡単ですね!
遊び方
最初から上級編で遊ぼうと思っても、愛犬はうまく遊べないかもしれません。初級編から始めて、徐々に難しくしていきましょう。
1. 初級編
おやつを見せ、匂いを嗅がせてからダンボールの中にポーンと投げてみましょう。
ここでおやつを探してくれたら初級編成功です。
2. 中級編
初級編を簡単にクリア出来るようになったら、中級編にチャレンジしてみましょう。
タオルや服の下におやつを隠してみます。
3. 上級編
上級編は飼い主さんのアイディア次第です。愛犬との知恵比べですね。
ダンボールの中身を工夫して、どんどん難易度を上げていきましょう。
例えば…
- タオルの端におやつを入れ、グルグルに巻く
- 重ねたタオルや新聞紙の間におやつを入れる
など、おやつが簡単に取れないように隠してしまいましょう。
4. 応用編
長く噛めるおやつ(牛皮ガムなど)や、中におやつを入れられるタイプのおもちゃなどに変えると、より長く遊べます。
上手くいかない時
犬がおやつを探さない時や、途中で飽きてしまった時は、飼い主が一緒に探してあげましょう。
犬が使い方に慣れるまでは、いつもより「ちょっといいおやつ」をあげてみるのもいいかもしれません。
飽きてしまったおやつに興味を示すかも?
せっかく長く食べられるおやつをあげたのに、犬が途中で飽きて食べなくなってしまった、なんてことはありませんか?そういったおやつを使って遊んであげることで、また食べるようになる可能性があります。
人の手からもらった(簡単に獲得した)おやつより、自分で探した(ちょっと苦労して獲得した)おやつの方が執着心がつくためです。
②トイレットペーパーの芯◇中身が気になるおもちゃ
トイレットペーパーの芯のゴミは定期的に出るものです。しかし、それをそのまま捨てるのではなく、愛犬とのコミュニケーションに使ってみてはいかがでしょうか。
材料:トイレットペーパーの芯、ラップの芯など紙製で筒状の物
所要時間:3分程度
作り方
筒の中にドライフードを入れ、両端を折りたたみます
これで完成です。こちらもとても簡単ですね。
遊び方
おもちゃを振るとカラカラと音がするので、犬の気を引いてみましょう。
犬が気にしていたらそのまま渡してもいいですし、遠くに投げてあげてもいいです。
筒を破ってドライフードを食べられれば成功です。
上手くいかない時
両端の折りたたんだ部分の片方を開け、中におやつが入っていることを教えてあげましょう。
③ペンケースやポーチ◇もってこい遊びのおもちゃ
ペンケースやポーチはなかなか不要になることはないかもしれませんが、だからこそ特別なおもちゃになるかもしれません。
材料:不要になったペンケースやポーチなど
所要時間:1分程度
作り方
ペンケースの中におやつを入れるだけで完成です。
遊び方
このおもちゃは、壊して中のおやつを食べるのではなく、もってこい遊びに使います。
1. 初級編
犬の見ているところでおやつをペンケースの中に入れます。気にして匂いをかいだらファスナーを開け、中に入っているおやつをあげましょう。
- ペンケースに鼻タッチ → ペンケースを開けおやつをあげる
- ペンケースを咥えた → ペンケースを開けおやつをあげる
- ペンケースを飼い主に渡した → ペンケースを開けおやつをあげる
と、難易度を徐々に上げていきます。
2. 中級編
ペンケースを近くに投げてみましょう。
飼い主のところに持ってきたら、ファスナーを開けて中に入っているおやつをあげます。
出来るようになってきたら、投げる場所をどんどん遠くしていきましょう。
2. 上級編
犬に「マテ」をさせ、遠くにペンケースを置きます。
犬の元に戻り「モッテコイ」のコマンドを出します。
ちなみに筆者は「モッテコイ」のトレーニングの初歩として、この方法を使うことがあります。
3. さらに上級編
ペンケースの中身を匂いが強めのおやつ(チーズ、ジャーキーなど)に変えます。
犬に「マテ」をさせ、犬から見えないところにペンケースを置きます。犬の元に戻り「探して」とコマンドを出します。
さらに上級を目指すのであれば、ペンケースを置く場所を床ではなく、椅子の上や台の上など犬の目線より上の位置に置いたり、クッションの間や空のダンボールの中に隠します。
おもちゃで遊ぶときの注意点
自分でDIYしたおもちゃは、少し遊んだり齧ったりするだけでボロボロになってしまうことが多いです。犬が興味本位で食べてしまったり、誤飲したりしてしまう危険があるため、壊れてきたらすぐに処分しましょう。
躊躇なく処分できてしまうのも、0円DIYのいいところですね。
まとめ
犬のおもちゃをDIYするのは難しそうと思うかもしれませんが、家にあるものを使って簡単に作ることができます。犬は楽しく、飼い主のお財布にも優しく、一石二鳥ですね。また、壊れたらすぐに捨てられるところも魅力的です。
おもちゃをすぐ壊してしまうような元気過ぎる子から、体力が落ちてきたシニア犬まで、幅広く遊べるおもちゃですので、愛犬との遊びにマンネリを感じている方も、そうでない方もぜひ試してみてください。