動物が大好きだから、動物に関わるボランティアが何かしたいなぁ…という方、必見です。今回は、盲導犬に関わるボランティア活動を紹介いたします。知らなかった、という活動もきっとあると思います。皆さんが何か一歩を踏み出すきっかけになりますように。
この記事の目次
1.引退犬飼育ボランティア
引退した盲導犬を引き取って、ゆったりと共に暮らすボランティアです。引退後の盲導犬は、一般の犬と同じように家庭でのんびり暮らします。犬種は、ラブラドール・レトリバーかゴールデン・レトリバー、もしくは二つのMIXです。10歳前後で盲導犬を引退します。
引退犬の引き受けには条件が2つあります。
- 室内飼育ができること
- 留守がちでないこと
今までたくさん働いてきた盲導犬たちに、「ありがとう」と「お疲れ様」の心で新たな生活をスタートさせてあげられる方が適しているかと思います。
盲導犬としてのトレーニングをしっかり経験してきた犬たちですので、非常に賢く、しっかりしつけされており、とても飼いやすいというのもメリットの1つでしょう。
2.キャリアチェンジ犬飼育ボランティア
盲導犬の候補犬たちは全員が盲導犬になれる訳ではありません。訓練をしたけれど性格的に難しい(元気すぎる、臆病すぎるなど)、身体的に懸念がある子たちは、盲導犬ではない道に進みます(キャリアチェンジ)。その後、それぞれに合った環境で暮らします。また、盲導犬PRや介助犬として活躍することもあります。
キャリアチェンジ犬飼育ボランティアの条件は3つです。
- 室内飼育ができること
- 留守がちでないこと
- 節度のある愛情をもって飼育できるご家庭
3.パピーウォーカー
盲導犬のボランティアとして一番有名なのはこちらではないでしょうか。盲導犬候補犬を1歳までの10ヶ月間育てるボランティアです。盲導犬として必要な、人と生活することを好きになってもらい、愛情たっぷり育てることが大事です。しつけの観点から言っても、この時期は社会化のためのトレーニングが必要とされる時期であり、犬にとって非常に重要な一年でもあります。自分の育てた犬が、立派にユーザーさんのもとで活躍していると思ったら、嬉しいですよね。
こちらの記事で、パピーウォーカーの魅力と、どうやってなるのかについて書いてあります。
4.繁殖犬ボランティア
盲導犬としての資質を持ったお父さん犬・お母さん犬と、繁殖犬引退の日まで一緒に暮らすボランティアです。ある時期、協会に受け渡して交配を行い、終わったらまたボランティアさんのお家に戻るという流れになっています。繁殖は基本的には協会側がやることですので、そういう経験がない人でも心配は無用です。
繁殖犬ボランティアをする条件は以下の5つです。
- 神奈川訓練センター近郊に住んでいて、移動手段として車を持っていること
- 室内飼育ができること
- 留守がちでないこと
- 多頭飼育をしていないこと
- 集合住宅に住んでいる方は、管理人から許可を得ていること
5.ケンネルボランティア
盲導犬の訓練センターなどで、盲導犬のお世話を全般的に助けるボランティアです。具体的には、犬舎の掃除・洗濯・散歩・お手入れなど。
こちらから、ケンネルボランティアでパピーたちのお世話をしている方の体験談が読めます。大変ながらも、元気で可愛いパピーたちに愛を注いでいる様子が読み取れます。
https://www.moudouken.net/volunteer/report/no020.php
6.イベントボランティア
訓練センターの見学会や、盲導犬PRイベントでの活動をします。イベント開催ごとに募集をするようなので、気軽に始めて、関わることができるボランティアなのではないでしょうか。
7.裁縫ボランティア
盲導犬が着る服を自宅で作るボランティアです。布や必要なパーツ等は協会から支給されます。自分の得意分野でボランティアに参加することができます。
ボランティアという形で犬に関わるという選択
あなたは7つ全て知っていたでしょうか?盲導犬は目の見えない人にとって本当に大きい存在です。
ですが、現在、盲導犬育成費用の9割は寄付によって成り立っているなど、たくさんの人の暖かい気持ちによって協会は存在しています。ボランティアに参加するなら、せっかくなら自分の好きなことや得意やことで参加したいですよね。犬が大好き!なあなたに、ぜひおすすめです。
■盲導犬協会公式HP
https://www.moudouken.net/
■今回ご紹介したボランティアの体験レポート
https://www.moudouken.net/volunteer/report/