犬はみかんを食べられる!ただし6つの注意点を絶対に守ろう

2024.07.30
犬はみかんを食べられる!ただし6つの注意点を絶対に守ろう

寒い季節になると、みかんを食べるのが楽しみだという方も多いのではないでしょうか。
犬の飼い主さんであれば、犬にみかんをあげてもいいのか気になりますよね。

結論から言うと、みかんは犬が食べても問題ありません。ただし、与え方を間違えると犬の健康を害してしまう恐れがあります

今回は、犬がみかんを食べるメリットはあるのかどうか、そしてみかんを与えるときに絶対に守りたい注意点6つをご紹介します。

この記事の目次

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犬がみかんを食べるメリットはある?

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みかんは消化に悪い食べ物なので、犬に与えるのを積極的にはおすすめできません
ただし、場合によっては、犬にみかんを与えることで次のようなメリットが得られることもあります。

みかんを食べて水分補給ができる

みかんには、水分がたくさん含まれています。
水分不足は夏に起こりやすいイメーがありますが、実は夏だけではなく、空気が乾燥しているのにも関わらず喉の渇きを感じにくい冬場にも注意が必要です。

十分に水を飲んでくれる犬なら問題はありませんが、なかなか飲んでくれない場合は、みかんなどの果物や野菜で水分を補うことも考えましょう。

みかんからビタミンCなどを摂取できる

基本的に、犬はビタミンCを体内で合成できるため、食べ物から摂る必要はないと言われています。
しかし、高齢犬の場合、加齢とともにビタミンCを合成する機能が衰えてきます。そのため、サプリメントなどからビタミンCを摂取することもあります。

ビタミンCが豊富なみかんは、体内での合成機能が衰えた高齢犬にとっては、食べるメリットがあると言えます。

絶対に守りたい!犬にみかんを与えるときの6つの注意点

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1.みかんの与えすぎには注意!適切な量を守ろう

みかんに限らず、果物は水分や糖分をたくさん含んでいるので、犬に与えすぎてしまうと消化不良で下痢や嘔吐を起こしてしまいます。
また、みかんは水分だけでなくカリウムも豊富に含んでいるため、与えすぎてしまうと頻尿になったり、おしっこを漏らしてしまうこともあります。

みかんを与える量は、1日に1〜2房にしておきましょう。

特に、肥満の犬や糖尿病になってしまった犬にはおすすめできません。果物をあげたい場合は、獣医師さんに相談してみましょう。

2.完熟していないみかんは危険

熟していないみかんには、「アルカロイド」という有機化合物が多く含まれており、これが犬の体に害を与えることがあります。

犬にみかんを与える際は、必ず完熟しているみかんを与えましょう。外皮のオレンジ色が濃く、ヘタが黄色いものが完熟しているみかんです。

3.与えるのはみかんの果肉部分だけにしよう

みかんの外皮には、「ソラレン」という中毒性物質が含まれています。また、外皮には農薬やワックスがついていることが多いので、みかんの外皮は与えないようにしましょう

さらに、みかんの薄皮やすじも、犬が喉を詰まらせてしまったり、消化不良を引き起こすおそれがあります。

みかんを犬に与えるときは、外皮や薄皮、すじを除き、果肉部分のみ与えるようにしましょう

4.みかんは常温のものを与えよう

常温よりも、「冷蔵庫や冷凍庫で冷やしたみかんの方が好きだ」という方もいるでしょう。

しかし、みかんはそもそも水分が多くて体を冷やしやすい食べ物です。冷蔵庫や冷凍庫で冷やしたみかんは、さらに犬の体を冷やしてしまうおそれがあるので、犬にみかんを与える際は常温のものを選びましょう。

5.柑橘類アレルギーに注意

犬によっては、柑橘類にアレルギー反応を起こすことがあります。
他の柑橘類を食べて下痢や嘔吐、蕁麻疹、ぐったりするなどの症状が出たことがある場合は、みかんを与えるのをやめましょう

また、みかんを食べた後に体調に異変がないかよく観察し、万が一異変が表れた場合は獣医師に相談しましょう。

6.みかんの加工品は基本的にNG

みかんジュースやみかんの缶詰などは、「外皮や薄皮が取り除かれているので与えても良いのでは?」と思うかもしれません。

しかし、これらの加工品には糖分がたくさん含まれています。人間用の加工品に含まれる糖分量は、犬にとっては多すぎです。
みかんを与える際は、加工品ではなく、そのままのみかんを与えましょう

みかん以外の柑橘類も犬に与えて良いの?

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レモン、オレンジ、グレープフルーツなど、みかん以外の柑橘類も、少量であれば犬に与えても問題はありませんが、積極的におすすめできるものではありません。

ただし、みかんと同じように、大量に与えてしまったり外皮を与えてしまうのはNGです。また、犬によっては、酸っぱい味を嫌がることもあるようです。

薬を服用中の犬はグレープフルーツを避けよう

グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン」という成分は、薬の分解を遅らせ、薬の効き目を強めすぎてしまうと言われています。

薬を服用中の犬には、グレープフルーツは食べさせないようにしましょう。これは人間でも同様で、グレープフルーツと薬を併用すると作用に強弱が出る場合があるため、ご存知の方は多いかもしれませんね。

まとめ

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みかんは消化に悪い食べ物なので、犬に与えるのを積極的におすすめはできませんが、水分補給やビタミンC補給など、場合によってはメリットを得られることもあります。
犬にみかんを与える際は、1日に1〜2房にとどめ、果肉部分のみを与えるようにしましょう。

また、犬によっては柑橘類を食べて体調を壊してしまうこともあるので、みかんを与えた後は犬の様子をよく観察し、異常が表れたらすぐに獣医師に相談するようにしましょう。

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