ドッグラン、行ってみたいですよね。
広いところで色んな犬たちが駆け回っているのを見るのは、飼い主も何とも言えない幸福感を味わえますし、何より犬たちも気持ちよさそう。
でも、その一方で、犬同士の喧嘩や怪我、飼い主間でのトラブルなど、ドッグランには危険もいっぱいです。
どうしても行きたい場合は、もちろん、キチンと管理されているところもありますので、じっくり下見してから行くようにしたいですね。
そんなドッグランの注意点について、まとめました。
この記事の目次
ドッグランには色々な犬と人間がいる
ドッグランには、様々な環境で育った、様々な種類の犬たちが一同に会します。
まさに犬たちの社交場。
でも、良く考えてみてください。
人間でも、色々な人がいますよね?それは、犬たちも同じです。
性格が合う犬、合わない犬。
うまく犬づきあいができる犬とそうではない犬。
他の犬にしつこい犬と自由奔放、マイペースな犬。
そして、よくしつけられた犬と全くしつけられていない犬。
犬が興奮状態になってしまったとしても、うまく飼い主がコントロールできない犬もたくさん来ています。
私の犬は大丈夫。
でも、周りの犬は全部が全部そういうわけではないのです。
実際にはこんなトラブルも…
残念なことに、日本では犬のしつけやトレーニングに関する飼い主のリテラシーの差が激しいため、ドッグランでの事故やトラブルは絶えません。
決して、ドッグランを否定するわけではありません。
ただ、危険もたくさんあることをわかった上で連れて行くことで、事故やトラブルのリスクも軽減できるのではないかと考えています。
ここでは、そんな事故の一部始終をご紹介します。
このような事にならないように、十分気をつけて行きましょう。
事例
咬まれる事故は多い
ドッグランでは、他の犬とトラブルになってしまうこともしばしば。
犬だけでなく、飼い主同士のトラブルにも発展してしまうことがあります。
突如中型の柴犬が寄ってきてモエに吠えかかってきたのです。
モエは逃げながら吠えたのですが、その柴犬はモエの上に乗りモエの顔を噛みました。
私は思わず近くにいたトムを抱いて「やめてーーー」と叫びました。(中略)
「そんなの仕方ないですよねー。犬同士のことだし。
ごめんなさいとは言うけど、それ以外できることないし。」
後からやってきてその方の旦那さんも
「犬なんだから噛んで当たり前。それが嫌なら犬飼うなっつーの」
何かトラブルがあったとしても、相手の方も自分と同じような考えを持っているとは限りません。
人間同士のトラブルも
犬同士のトラブルだけではありません。
人間もトラブルのタネになることがあります。
小学生以下の入場が禁止されているドッグランに小学生を連れて行く老夫婦。
犬同士の喧嘩から、襲い掛かってきたのはどういうことだと飼い主同士の喧嘩に発展するケース。
枚挙に暇はありません。
ランで仲良くしていただいている方のチワワちゃん達を追い回して押さえ込んで撫で回しはじめて、ヒヤヒヤしながら女の子の行動を見ていたら…
cocoを追い回しはじめた(((;꒪ꈊ꒪;)))
(中略)
バランスを崩した女の子が身をすくめてフリーズしたcocoの頭に尻もちぃぃぃぃぃぃぃ
これ書きながらもそのときの光景がフラッシュバックして今でも泣きそうなワタシ(ノ_・、)
cocoは頭上から崩れ落ちてきた女の子のお尻に押されて、地面と女の子の体重に頭を押しつぶされた状態に
ドッグランには子どもたちも来ていることがあります。
子どもたちに罪はないのですが、それを管理している大人には、きちんと面倒見てもらいたいものです。
最悪の場合、死亡事故にも
最悪の場合、噛まれた愛犬が死亡してしまうことも…。
とても悲しいことではありますが、大型犬同士の喧嘩や小型犬が大型犬に襲われた場合、ひとたまりもありません。
大型犬や中型犬を飼う場合は、きちんとトレーニングをすることが常識とされていますが、そうではない飼い主さんも多くいるのです。
風夏が面倒を見ている黒くて大きなコがいたのよ。1頭がお尻側にかぶりつきひっくり返された所をもう1頭が頸に咬みつき黒くて大きなコは、身動きできない状態で、咬まれまくりだったの。
鼠蹊部を咬まれまくり、黒いコの飼い主は止めたわ。だって、ホワイトシェパードの飼い主は止めないんだもの。
(中略)
黒いコは襲われた12月24日の夜から急変して翌朝、25日の朝に病院で亡くなったわ。
原因はホワイトシェパード2頭に咬まれ頭部•頸部•胸部両側•腹部両側•鼠蹊部に内出血。
肺からの吐血、後肢に腫脹、内臓にもかなりのダメージがあったわ。体温も下降し、虚脱起立不能。
何とも痛ましい事故です。
黒くて大きなコはホワイトシェパードのターゲットとなり、噛まれてしまい、その後、病院で息を引き取ったそうです。
話を見ているだけでも、心が痛くなります。
考察
犬は未成年の子供と同じで、犬の行動の責任は全て飼い主にあります。
ほとんどの飼い主さんは大丈夫でしょうが、犬がやったことは犬の責任だと考えている飼い主さんがいることも事実です。
ドッグランに行ってお友達を作ったほうが良いのか、それとも無理にお友達を作らなくても良いのか、一度考えてみましょう。
毎日散歩へ行き、毎日玩具遊びをして、飼い主さんと良い関係が作れているのに、本当に愛犬に別の犬のお友達って必要なのでしょうか?
どうしても行きたいなら
少なくとも、以下のことに注意するべきです。
- 他の犬の様子もよく観察
- 愛犬から常に目を離さない
- 何かあったらすぐに止めに
- 監視員がいるところへ
- ドッグランの管理体制を確認
犬に関する注意
事故が起きた場合、相手の犬の飼い主さんは何もしてくれないと考えていたほうが良さそうです。
何か起きた時は、何としてでも自分が愛犬を守る。その覚悟があれば、大丈夫でしょう。
でも、もし、ドーベルマンやシェパード等の大型犬に自分の愛犬が襲われていたとしても、身を挺して救出しに行くことができるでしょうか?
自分の怪我も避けられないでしょうし、よっぽどタフな精神力と力を持っていない限り、それは難しいでしょう。
であれば、ドッグランの中の様子を見て、危ないなと思ったら、中に入るのはやめましょう。
仮に安全そうだったとしても、急に状況が変わることもあるため、常に周りの状況と自分の犬の状況を観察し、様子がおかしいと思った時はすぐに外に出られるようにしておくべきです。
施設に関する注意
ドッグランには、きちんと監視員がいるところと、そうではないところがあります。
また、小型犬と中型犬、大型犬とゾーンが分けられているところもあります。
万一、事故に発展することがあったとしても、監視員が数名いれば何とか止めることもできるでしょう。
事前に下調べをきちんと行い、施設の管理体制について十分に調べておくと安心できるのではないでしょうか。
むすびに
ドッグランに連れて行くからには、飼い主は準備の段階から常に気を張っていないといけないのです。
事故やトラブルが多発している事実もありますが、ドッグランで思いっきり走る犬を見ると、やめられない気持ちもわかります。
こうした下調べや準備を行い、トラブルとは無縁の安全なドッグライフを送りましょう。