犬種によっては起源がぜんぜん違うのに、見た目がよく似ているものもいます。しかし、いくら見た目がそっくりでも性格やお手入れの仕方には違いが生じてくるため、今飼っている、もしくはこれから飼いたいと考えている場合は、その犬種の特徴をしっかり理解する必要があります。
今回は、見た目がよく似たビション・フリーゼとボロニーズの違いについてクイズを出題します。クイズを解きながら、ビション・フリーゼとボロニーズの違いを学んでいきましょう!
Q-1 ビション・フリーゼとボロニーズの説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「どちらもダブルコートの被毛をもつ」です。
ビション・フリーゼもボロニーズも小型犬でフワフワした長毛の巻き毛を持ち、真っ白な毛色のみが認められています。容姿が似ている2犬種ですが、被毛の構造には違いがあり、ビション・フリーゼはダブルコート、ボロニーズはシングルコートです。
ビション・フリーゼの原産地は諸説あるもののフランスと考えられており、1300年代からフランスでウォータードッグとして活躍してきたバルベ(バーベイ)という犬種とマルチーズなどの白い小型犬を掛け合わせて生まれました。
ボロニーズは、マルチーズやビション・フリーゼと同じビション系を祖先に持ち、イタリアのボローニャ地方で1000年ほど前から飼育されてきた歴史のある犬種です。ルネッサンス時代にはおしゃれな犬としてイタリアの貴族に愛されており外交にも使われていた記録があります。
ジャパンケネルクラブ(JKC)が発表している2024年1月~12月の「犬種別犬籍登録頭数」によると、ビション・フリーゼが11位で6,783頭、ボロニーズは54位で147頭で、日本ではビション・フリーゼの方が多く飼育されています。
Q-2 ビション・フリーゼの一般的な性格として「適切ではない」のはどれ
正解です!
不正解です!
正解は「他の犬には警戒心を示す」です。
ビション・フリーゼは社交的で陽気な性格が特徴です。人懐っこく、他の犬に好意的な興味を示し、遊ぶことが好きな子が多いと言われています。
一方で、ボロニーズはビション・フリーゼに比べてやや控えめで警戒心が強い傾向にありますが、しっかり信頼を築けると愛情深く接してくれます。
Q-3 どちらの犬種も注意したい膝蓋骨脱臼の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「体重が軽いほど発症リスクが高くなる」です。
ビション・フリーゼもボロニーズも、膝蓋骨脱臼(通称:パテラ)を発症しやすい犬種であり、日頃から注意が必要です。膝蓋骨脱臼は、膝蓋骨が本来収まっている溝から外れてしまう状態のことで、体重が重いほど足腰への負担が大きくなるため、適正体重の維持が重要です。
原因としては、先天的に膝関節や周囲の筋肉・靭帯に異常がある場合のほか、高い場所からの落下や滑りやすい床での生活などが挙げられます。
滑りやすいフローリングには、カーペットや滑り止めマットを敷くなど、環境づくりにも気を配るようにしましょう。
問正解/
問中
今回は下記の記事から問題を作成しました。詳細についてはこちらもご覧ください。
結果発表
問正解/
問中








































