世界の王族・貴族のペット!高貴な愛玩動物を紹介!

世界の王族・貴族のペット!高貴な愛玩動物を紹介!

過去の王族や貴族が好んで飼っていた犬や猫などの動物。実際に高貴な身分の人たちが愛でるために好んで飼っていたペットはどんな性格をしていたのでしょうか?

当時はその種の希少さや、飼いにくさから普通の家では飼うことのできなかった犬や猫でも、今の時代では一般家庭でも飼うことができるようになった種類が少なくありません。

今回はそんな高貴で気品のある世界で親しまれていた犬や猫たちをまとめて見ました!

この記事の目次

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タイの王族に親しまれていたシャム猫

シャム
サファイアブルーの瞳で、特徴的な毛並みである7種のポイントカラーを持ち、スラッとした体格と美しい毛並みのシャム猫、いまや人気の猫の種類の一つですよね!その姿からは気品があふれています。

タイでは特別な猫

そんなシャム猫、実は古来のタイでは王室や貴族、寺院など、高貴な血統の家系以外で飼うことは許されていなかったのです!

このようにして長い間門外不出の猫として扱われてきたシャム猫ですが、1884年にイギリス総領事のゴードン氏に寄贈されたことによりイギリス本国へ渡り、その後すぐにロンドンのキャットショーで注目されたことにより世界へ広まっていきました!

その性格は賢く、感受性が高く、自己顕示欲も強めです。
人を選び、心の許した相手にこそ忠誠心を見せるその姿は女王のような気高さを漂わせています!

シャム猫にまつわる逸話

シャム猫の逸話としては以下のようなものがあります。

シャム猫の夫婦をある僧侶が飼っていた。ところが、しばらくその僧侶が旅に出るので、シャム猫夫婦に仏様の像を守るように言いつけた。そこで、2匹は朝も夜も仏様の前から離れず、尾を仏様に巻き付け、夜も目を凝らして闇を見つめ、仏様を守った。その僧侶が帰ってきた時には、目は赤く、尾はくるりと回り、声もしわがれ、顔も黒くなっていた。
(Wikipediaより引用)

この逸話からはシャム猫の忠誠心がどんなに高いかが窺えますね!

ヴィクトリア女王の愛犬だったポメラニアン

ポメラニアン
もふもふの毛並みと小さな体、長い飾り毛のついた巻尾を持つポメラニアンは、その愛くるしい表情とフォルムで犬の人気ランキングの常連となるほど有名ですよね!

ヴィクトリア女王のお気に入り

ポメラニアンが流行犬種となったきっかけは、17世紀以降多くの王族が飼育を始めたことによります。

特に愛犬家として知られているヴィクトリア女王が小さな体躯のポメラニアンを愛好し、熱心に繁殖させたことによりもともと中型犬だったポメラニアンは徐々に小型犬となり、定着していきました。

ポメラニアンの性格

ポメラニアンは友好的でとっても活発な犬種です!飼い主に依存する傾向にあったり、新しい外的影響には不安がって吠えてしまうこともあるようです。
ですが、もともとポメラニアンはとっても知能が高い犬なので飼い主が適切な躾をしたならとても良い家庭犬となります!

ポメラニアンは長い毛が密生しているため、毎日のブラッシングを必要とするそうです!こんなに可愛い犬だとブラッシングするのもとっても楽しそうです!

今ではとっても有名な家庭犬であるポメラニアン、もともとはとても高貴な方達の愛玩犬だったのですね!

ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ

遠くを見つめるコーギー
胴長な体型で短足、非常に短い尻尾があったりなかったりなウェルシュ・コーギー・ペンブローグ。似ているが別の犬種にはウェルシュ・コーギー・カーディガンがいます。

イギリス王室御用達

3000年以上も昔にケルト族によりイギリスのウェールズに持ち込まれたウェルシュ・コーギー・ペンブローグ。

ジョージ6世の頃からイギリス王室で飼われており、宮廷でイギリス王室がウェルシュ・コーギー・ペンブローグと一緒に暮らしていたことで人気が高まり、世界中に広まりました。現在でもエリザベス女王が飼っておられますよ!

ちなみに、初代ロイヤルドッグとしてエリザベス女王に可愛がられていたウェルシュ・コーギー・ペンブローグの名前は「スーザン」らしいです!

熱狂的なファンがいるコーギー

このウェルシュ・コーギー・ペンブローグ、とても活発で運動が大好きです!頭が良くて物覚えもいいのでとても躾がしやすいことで有名ですよ!好奇心も旺盛です!

警戒心が強いので見慣れないものには吠えることもありますが、社交的で飼い主にはとっても従順です!

他の犬種もそうですが、コーギーはマニアがいるほど熱狂的なファンがいる犬種でもあります。アメリカでは、こんなイベントまで開催されているんです。

イギリス女王の愛玩犬だったマルチーズ

マルチーズのパピー
長くて真っ白く、フワッフワの毛と、クリクリした黒目と小さくて黒い可愛い鼻で印象的な見た目をしているマルチーズ。とても気品溢れる見た目をしていますよね!

上流階級に愛される犬

14世紀初めに初めてイギリスに持ち込まれ、上流階級の婦人や貴族、王族などから愛玩犬としてとても高い支持を受けました。特に、ヘンリー8世やヴィクトリア女王はマルチーズを溺愛していたと言われていますよ!

エジプトでは金の食器で高価な食事をしていたという記録も残っているほど愛されていたようです!

抱き心地満点のマルチーズ

大人しく、人懐っこい性格をしており、明るく外向的でもあるそうです!その性質はとっても従順で家庭犬に向いていると言われていますよ!甘えたがりで抱き犬としてよく知られていますね!

いかがでしたか?

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かつては高貴な人たちのみが飼うことが許された愛玩動物でも、今ではペットショップ等で販売されている犬種や猫種が多いです!もちろん、ブリーダーさんが丁寧に育てているケースも多く見られます。

人気のポメラニアンやマルチーズは、もともと王室で愛されていた犬だったんですね。確かに、フワフワの毛や愛くるしい顔を見ていると、それも納得です。こういう視点から、犬選びをするのも楽しいかもしれませんね。

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