最近大流行中の台湾旅行。夏休みにペットと一緒に台湾旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。
でも飼い主のみなさん、ペットの入国準備は出来ていますか?実は、ペットの入国準備ができていないと、強制送還されてしまいます。
今回は、タイムラインを添えて、ペットと一緒に台湾旅行に行く前にすべきことをご紹介します。
この記事の目次
台湾旅行をする前に
皆さんの犬・猫は以下の条件を満たしていないと台湾に入国できません。
- 生後90日以上
- 妊娠周期が必ず4週間以下
- 入国できない犬種、猫種もあるので要確認
台湾旅行30日~1年前までに
マイクロチップ
最初の旅行準備はマイクロチップです。すべてのペットはマイクロチップを装着する義務があります。
私たちのパスポートに似たもので、ペット同伴海外旅行には欠かせないステップです。
狂犬病ワクチン
すべてのペットは狂犬病予防接種を受けなくてはなりません。獣医師さんには、必ず“台湾旅行に行く”と伝えましょう。
また、狂犬病ワクチンの有効期限は1年以内です。それを過ぎると認可されない恐れがあります。旅行を計画したら、出国日に合わせてワクチン接種をしましょう。
その他の許可書を発行する際にワクチン接種の証明書(ワクチンの種類も明記)の提示が必要となるので、必ず証明書を動物病院からもらっておきましょう。
台湾旅行30日前までに
狂犬病検査
ペットは血液中の狂犬病抗体の検査をしてもらわないといけません。
ワクチンを接種した後、獣医師さんから“後日来院してください”などの案内があると思うので、必ず来院して検査をしてもらいましょう。
その際に獣医師さんから、ワクチン接種済みであること、狂犬病抗体があることが証明できるよう、健康証明書に書いてもらうようにしましょう。
輸入検疫同意書
少なくとも20日前までに輸入検疫同意書を申請しましょう。
輸入検疫同意書とは“これからペットが台湾に入国することを許可してもらための照明書”です。輸入検疫同意書の書類に記入して、到着予定の空港の動植物防疫検疫局に送ってもいいですが、今はオンラインで簡単にできます。
忘れずに輸入検疫同意書の準備をしましょう。
動物検疫証明書の申請
ペット同伴で台湾旅行する前に、日本の農林水産省動物検疫所に“動物検疫証明書”の発行の申請をしなくてはなりません。
以下の項目を記載する必要があるので、提示できる準備をしておきましょう。
- 犬・猫の品種、性別、年齢の確認が取れる証明書
- マイクロチップ確認番号
- 犬・猫が狂犬病ワクチンの接種済みで、臨床症状がないことの証明書
- 規定にあった狂犬病ワクチンの種類と接種年月日の証明書
- 犬・猫が180日以上または生後一貫して日本で飼育されていること
- 台湾で発行された輸入検疫同意書番号または輸入検疫同意書のコピー
手順は多いですが、安全で快適な旅行のために準備をしておきましょう。
日本語表記ではなく、中国語、英語表記を
輸入検疫同意書と動物検疫証明書は必ず、中国語または英語表記でなくてはなりません。これは、台湾の国際空港で証明書を提出して見せる必要があるからです。
台湾の空港についてから
空港に到着後、以下の3点を提出して申告しましょう。
- 輸入検疫同意書
- 動物検疫証明書(正本)
- 税関申告書
特に、動物検疫証明書の正本を添付していない場合、当該犬・猫は日本に返送か殺処分されてしまいます。
そのような事故が起こらないように、家を出る前に必ず、上記の3点を持ったか確認しましょう。
おおよそ一年の準備期間が必要
ペットと台湾旅行に行くには、最大で約1年の準備期間を必要とします。たくさんの手順があり大変ですが、順々に手続きをしましょう。一つでも漏れると入国ができなくなるため、常に“台北駐日経済文化代表処”に手順を確認しながら進めるのが良いでしょう。
また、これは台湾旅行に限ったケースですので、他の国の手続きとは異なります。外務省のウェブサイトに、駐日外国公館のリストがあるので、問い合わせるのが最も確実です。
- 外務省 駐日外国公館リスト
- 外務省 駐日外国公館リスト
そして、飛行機のチケットを購入する際にも、航空会社からペットの入国に関しての案内があるので、そちらもよく確認するようにしましょう。
ペットと海外旅行するのは、とても多くの準備が必要ですので、思いつきで行わず、きちんと計画的に行いましょう。日本からペットを海外に出す際の基本的な手続きについては、動物検疫所のウェブサイトに記載されていますので、こちらも併せて確認するようにしましょう。
- 動物検疫所 – 日本から海外への犬、猫の持ち出しについて
- 動物検疫所 – 日本から海外への犬、猫の持ち出しについて
台湾旅行の場合は、こちらも併せてご確認ください。
- 台北駐日経済文化代表処 – 犬・猫の日本から台湾への輸入検疫規定の手続き
- 台北駐日経済文化代表処 – 犬・猫の日本から台湾への輸入検疫規定の手続き
質問にお答えしました!
「欧米の航空会社は客室内にペットを同伴できるそうですが、台湾へ行く航空会社はすべてだめでしょうか?」
コメントありがとうございます。
残念ながら客室に同伴は出来ないようですが、貨物としてなら一緒に旅行できるみたいです。
詳しくは下記のリンクを確認してみてください。
- ANA
- ペットをお連れのお客様 [国際線]
- JAL
- ペット・動物をお預けのお客さまへ
また、国内線でしたら同伴できるチャーター便があるようなので、ここもチェックしてみてください!
ワンワンフライト|国内旅行(ツアー)|ANA SKY WEB TOUR
JALワンワンJET 沖縄4日間- 国内ツアー・旅行ならJALパック
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