ベンガルはヒョウ柄の被毛、スレンダーでしなやかな体形、小さな頭と利発そうな目つきなど、人を引き付けるような魅力をたくさん持ち合わせています。
「飼ってみたい!」「なでてみたい!」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
猫の人気ランキングなどでも常に上位にいることから、その人気の高さがうかがえます。
今回の記事では、さまざまな魅力を併せ持つ猫種、ベンガルについてご紹介します。
この記事の目次
ベンガルの基本情報
ベンガルの特徴
比較的、小さいくさび形の頭に、やや大きめの立ち耳、幅の広い鼻筋、目はアーモンド型の上向きと言えます。
足の長さは標準的で、力強く、筋肉質でありながらスリムな体形をしています。そして、細く長い尻尾を持っています。
全身を覆う被毛は密集していて、柔らかめです。ヒョウやジャガーの様な斑点模様の被毛を持ちます。
毛色は大きく分けてブラウン、スノー、シルバーの3種類があり、模様はスポッテッド(ヒョウ柄のブチ)とマーブル(うずまき状のシマ模様)の2種類があります。
性格は?
野生的な見かけによらず、温厚で甘えん坊な性格をしています。
おとなしく、ケンカもあまり見られませんが、運動量は非常に多く、飼い主を振り回します。
また、イエネコとしては珍しく、水にぬれることを嫌がりません。水遊びを好む子も多いようです。また、高いところを好む傾向にあるようです。
飼う上で気をつけること
食事と運動
子猫、若猫時代に限らず、成猫となってもベンガルは活発に動き回ります。部屋の中を走り回り、高いところに駆け上がり、そこから飛び降りてみたり、と動くことが大好きです。
そのため、頑丈なキャットタワーと広いスペースを確保してあげてください。割れ物や壊れ物、猫の手に触れたら面倒なものは、戸棚の中など、手の届かないところにしっかりとしまいましょう。
また、日々の運動で消費するカロリーをしっかりと補い、かつ肉体的な成長をサポートできるような食事をあげてください。
お世話
短毛で、シングルコートのため、ブラッシングを頻繁に行う必要はありません。手入れが楽で、家の中に抜け毛が散らばる様なことも少ないでしょう。
甘えん坊ぶりがすごく、外出の邪魔をしたり、寝ているときに体の上で暴れまわったりということがよくあるそうです。たくさん遊んであげることも必要ですが、甘やかし過ぎには注意しましょう。
気をつけたい病気
角膜炎
角膜が炎症を起こす病気です。
ベンガルは活発であるために、動き回っている最中に、目にホコリやウイルスが入ってしまい、発症してしまうようです。
症状としては、涙や目ヤニの増加、目の痛み、瞳のにごり、まばたきの増加などが考えられます。治療は点眼薬や内服薬によるものが多いですが、発見が遅れて重症化すると外科手術が必要となる場合もあります。
目の異常は放っておいて重症化すると、失明も考えられるため、症状に気がついたら、なるべく早く動物病院の診察を受けるようにしましょう。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
近年、明らかになった猫の遺伝性疾患です。
ピルビン酸キナーゼという、赤血球細胞のエネルギー代謝で重要な役割を果たす酵素の欠損によって、赤血球が破壊されて溶血性貧血を起こします。
症状としては、断続的な軽い貧血、けん怠感、食欲不振などが考えられます。
有効な治療方法はまだ見つかっていません。ごくまれではありますが、命に関わるほど重症化することもあるようです。
おすすめYouTubeチャンネル
にゃんたまHOUSE
ベンガル猫たちの活発で面白おかしい日常風景を切り取った動画をアップしているチャンネルです。
いつでも遊びざかりなベンガルたちの様子をのぞくことができます。
BENNGARUYURI
ベンガルの爪切りや夕食、おもちゃで遊んでいる様子をのぞくことができます。
ホームビデオのような距離感の動画なので、ゆったりとくつろいで見ることができますよ。
最後に
今回はベンガルについて紹介させていただきました。
比較的、病気の少ないネコということもあり、体力と遊ぶことのできるスペースがある場合は、初心者の方にもオススメの猫種です。
ベンガルの魅力を詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeチャンネルで動くベンガルを見てみてくださいね。YouTubeで飼育の様子を見ることは、どういう動きをするかもわかりますし、生活のイメージがつきますのでオススメです。飼育前にチェックしてみてはいかがでしょうか。