猫を飼ったらキャットタワーを設置してあげたいと考える飼い主さんは多いでしょう。
猫の健康やストレス発散のためにぜひとも設置したいキャットタワーですが、無計画に買ってしまうと、猫の体に負担がかかったり、部屋が狭くなってしまったりと、思わぬデメリットもあります。
この記事では、愛猫に合ったキャットタワーの選び方について解説していきます。
この記事の目次
キャットタワーを設置するメリット
キャットタワーを設置することにどのようなメリットがあるのでしょうか。
なお、キャットタワーを設置するのは必須ではありません。金銭的にかつ部屋のスペースに余裕があれば設置を検討するくらいでいいでしょう。
1. 上下運動ができる
猫は上下運動を活発に行う動物ですが、室内で生活している猫にはなかなか機会がありません。そのためキャットタワーを設置することで、上下運動を含めた十分な運動量を確保できます。
2. ストレス解消になる
キャットタワーを設置すると、遊べる空間が広がり、ストレスを解消するのにとても効果的です。
高いところに登りたいという猫の本能を満たしてくれるでしょう。
3. 落ち着ける場所を確保できる
もともと木に登って生活していた猫にとって、高いところの方が安心できます。
高くから下の世界を眺めることで、安全を確認できるため落ち着けるのでしょう。
キャットタワーを設置する時期と場所
キャットタワーを設置する時期は?
キャットタワーを設置するのは何歳からという決まりはありませんが、子猫のころは転落のリスクもあります。
生後3ヶ月くらいまでは小さめなもののほうが安心でしょう。
設置する場所は?
外がよく見える窓際がオススメです。景色だけでなく、外を通る人や動物なども見えるため、猫が退屈せずに過ごせます。
また、晴れた日には日向ぼっこもできるため、猫にとってくつろげる場所となるでしょう。
キャットタワーの選び方
キャットタワーを購入するときに押さえておきたいポイントをご紹介します。愛猫の年齢や性格などに合わせて、喜んでもらえるキャットタワーを選択しましょう。
1. 素材で選ぶ
キャットタワーの素材は、木、麻縄、パイル地、段ボールなどさまざまです。柔らかくて実用性のあるものやおしゃれなものなど、何を重視したいか考えて選びましょう。
また、ポール部分に麻縄が巻かれて、爪とぎができるようになっているものもあるため、爪とぎが好きな猫におすすめです。
2. 設置方法で選ぶ
キャットタワーには、据え置きタイプと突っ張りタイプがあります。
①据え置きタイプ
頑丈に作られているものが多く、移動も比較的簡単です。
安定性を特に重視する場合は、底に厚みがあり、柱の数が多いものを選ぶようにしましょう。
②突っ張りタイプ
天井まで届くため、高いとこが好きな猫には喜ばれるでしょう。場所もあまり取らないので、スペースをあまり確保できない部屋でもオススメです。
ただし、突っ張りが緩んで倒れてしまう可能性もあるので、週に一度程度はメンテナンスをしましょう。
3. 付属品で選ぶ
ハンモック、おもちゃ、爪とぎ器などが付属しているキャットタワーもあります。猫が好きなものを用意してあげましょう。
また、狭いところが好きな猫には、小さな部屋がついたものも喜んでくれるかもしれませんね。
4. 猫の数で選ぶ
1匹だけの場合と複数匹の場合では、キャットタワーに求める能力が異なります。
多頭飼いしている場合は、くつろげるスペースが複数あるものを選びましょう。また、一度に複数の猫が乗っても転倒しない頑丈さも重要です。
5. 猫の年齢や体格で選ぶ
肥満防止やストレス発散のためにも、十分に上下運動ができる高さがあった方が良いでしょう。
しかし、子猫やシニア猫、ジャンプな苦手な子にとっては、高すぎると落下の危険や降りられなくなってしまう可能性もあります。年齢や体格などによっては、低めのキャットタワーや降りやすいようスロープがあるものを選んであげてください。
人間目線では?
キャットタワーは猫に喜んでもらえるものを選ぶのが第一条件ですが、飼い主さんからの視点も忘れてはいけません。飼い主さんが使いやすいものを選ぶことで、猫が快適に過ごせるようになります。
デザイン
インテリアにもなるキャットタワーは、デザインにも着目しましょう。形状や大きさ、素材など、飼い主さんが扱いやすさも考慮してください。
特に、狭い部屋で大きすぎるキャットタワーを設置してしまうと、あとで後悔することにもなりかねません
組み立てやすさ
中には、組み立てるのが大変なキャットタワーもあります。女性一人では組み立てが難しい場合もありますので、口コミ等は事前にチェックしておきましょう。
特に、突っ張りタイプは2人以上で組み立てることを前提にすると安心です。
お手入れのしやすさ
汚れがつきにくい素材か、取り外して洗えるかなどを確認しましょう。
猫はきれい好きですので、定期的にお手入れをしてあげてください。
まとめ
キャットタワーには素材や形、大きさなど、さまざまな種類があります。家の環境によって最適なキャットタワーは異なりますので、今回ご紹介したポイントを参考に選んでみてください。
組み立てやすさやデザインにも着目し、愛猫とのステキな生活を楽しみましょう。