散歩中
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いぬ飼い方

散歩は「ただの運動」ではない!犬にとっての散歩とは。

和田 千智 シェリー編集部

犬を飼っている皆さんは、ほぼ毎日散歩へ行っている方も多いはず。「面倒だし今日は行きたくないなぁ」「庭で遊んでいるから運動量は問題ないんじゃない?」と思うことはありませんか?実は、私たち人間の考える「散歩」と、犬にとっての「散歩」は違うんです。その意味をわかって行くことができれば、毎日のお散歩がもっと楽しい時間になることでしょう。ここでは5つの意味を紹介していきます。

1、飼い主さんと共に歩く、誇れる時間


散歩は犬にとって誇れる時間のうちの1つです。なぜなら犬は、散歩中に自分の縄張りを確認します。大好きな飼い主さんとそれを一緒に行えることは、とても嬉しいことなのです。「時間がない」「疲れている」など様々な理由はあると思いますが、できるだけ飼い主さんが散歩に連れて行くことが好ましいでしょう。

こういったことから考えると、普段私たちの使う「散歩」とは違うことがわかると思います。大辞林では、散歩は「特別の目的をもたずに、気の向くままに歩くこと」と定義されています。私たちが「ただ歩くこと」という意識で散歩していると、愛犬の望むものと違ってしまうでしょう。

2、社会に触れる、しつけの1つ


散歩に行くということは、自分のテリトリーである自分の家を出るということです。散歩に行けば、外に出なければ出会うことのできない人・モノ・匂い・他の犬の存在などに触れることになります。「社会化」という言葉が使われたりもしますが、こうやって外の世界に触れることはとても重要とされています。社会化ができていないと、何事にも恐怖感を感じるストレスに弱い子になってしまいます。例えば、宅急便の人が来た時に怖い!と吠えたり、飼い主さんのお友達が来た時に隅っこで怯えている、などが挙げられます。

散歩は気晴らしだけではなく、しつけのうちの1つです。どうぞ、たくさんの世界を見せてあげてくださいね。

3、飼い主さんとのコミュニケーション


忙しい飼い主さんの中には、なかなかコミュニケーションの時間を取れない方も多いのではないでしょうか。前述しましたが、飼い主さんと歩けることが犬にとっては何より嬉しいことです。散歩は、愛犬が何に興味を示し、いまどんな健康状態なのかを把握できる貴重な時間でもあります。

編集者である私の犬も、散歩中に歩き方がおかしいな?と気がついて病院に連れて行こうか検討したことがあります。家の中では気がつけないところも、外ではわかることがあります。コミュニケーションを大事にして、愛犬に興味を持って散歩してみてください。

4、運動の時間


私たち人間も、家に閉じこもって運動をしないでいるとストレスが溜まりますよね。また、運動量は健康に直結します。これは犬にとっても同じです。

散歩に行って有酸素運動をすることは、ストレスを発散させたり、心を安定させることがわかっています。また。散歩は病気の予防にもつながります。散歩に行かなければ摂取カロリーの方が多くなってしまい、肥満の原因にもなりかねません。愛犬の心と体を健やかに成長させるために、しっかり散歩に行きましょう!

5、問題行動が減る


犬の問題行動に悩んでいたりはしませんか?しつけをきちんとすることはもちろんのことですが、ストレスが溜まってしまった結果、問題行動に出てしまうことも実はあるんです。飼い主さんを悩ませているその問題行動も、もしかしたら散歩が足りていないのが原因かも?「なんでこんなことをするの!」と叱らずに、問題の根本を考えてみましょう。その問題行動は、ストレスの訴えかもしれません。

愛犬と過ごす楽しい時間に!


外出を共に楽しめる動物というのは、犬ぐらいなものです。散歩が大変という気持ちは、犬を飼っている人の多くが感じているのではないでしょうか。「めんどくさいなぁ」といやいや行くのではなく、「せっかくなら!」の気持ちで楽しんでみることも1つの手かもしれません。せっかく行くなら、楽しんで。そして、意味をわかって行ってあげてください。

あなたの隣の愛犬は、この幸せな時間をめいいっぱい楽しんでいるはずですよ。「散歩いこ!」というと、ほとんどの犬は尻尾を振って喜びますよ。

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