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【犬図鑑】8月9日はパグの日!ぶさかわなパグの魅力とは

yuri シェリー編集部

日本記念日協会によって8月9日は「パグの日」として記念日登録されています。登録されたのは2018年と比較的最近ですが、パグの飼い主の間で毎年ちょっとしたイベントになっています。

小柄ながらも体つきはしっかりしており、しわくちゃな顔をもつパグには、世界中にファンがいます。では、一体、パグにはどんな魅力があるのでしょうか。

この記事では、パグの歴史や特徴、飼い方のポイントについてご紹介していきます。これから飼おうと思っている方だけでなく、現在飼っている方も、改めて飼育環境等の確認をしましょう。

パグの歴史


パグの祖先は紀元前2000年頃には存在したとされており、チベットの僧院で飼育されていたマスティフ系の犬をスパニエルやペキニーズなどと交配して小型化されていったと考えられています。

15世紀になると、アジアと交易していた東インド会社によってヨーロッパに渡り、オランダの王室や貴族に愛されるようになりました。18世紀には、ナポレオンの妻ジョセフィーヌの愛犬としてかわいがられていました。

パグにはラテン語で「握り拳」という意味、もしくは中国語の「いびきをかいて眠る王様」という意味があると考えられています。なお、パグの呼び名は国によって様々で、フランスでは「カーリン」、ドイツでは「モプス」、オランダでは「モプスホンド」などと呼ばれています。

パグの特徴

身体的特徴

パグの体高は20cm~25cm程度、体重は約6kg~8kgが理想とされています。

体型はスクエアで、筋肉質のがっしりとした体つきをしています。耳は前に垂れたボタン耳もしくは短く巻かれたローズ耳で、目は丸く、尻尾は巻いています。

鼻は低く、しわくちゃな顔が魅力の犬種です。

被毛

短毛のダブルコートで、換毛期には多くの毛が抜けます。

毛色は、シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックの4種類で、被毛がブラックでなくても口周りや耳が黒くなる個体が多いです。

性格

一般的に明るくて愛情深く、飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きな子が多いです。穏やかな性格で警戒心も低い傾向にあり、知らない人にも懐きやすく、子供とも上手に遊べる子が多いと言えます。

逆に、長時間ひとりで留守番するのは苦手で、吠え声も小さいので番犬としてはあまり期待できません

パグの好発疾患


パグは、他の犬種と比べて、病気にかかりやすいという報告もあります。
どんな病気にかかりやすいかを事前に把握しておくことで、異変が起こってもすぐに気づけるようになるかもしれません。

壊死性髄膜脳炎…パグ脳炎とも呼ばれ、突然けいれんを起こして倒れる。遺伝が関与していると考えられており、発作から数日で死に至ることもある。
呼吸器疾患…軌道が狭くなり、呼吸困難になる。いびきや呼吸音が気になったら要注意。
熱中症…体温が上昇し、呼吸が速くなったり意識が混濁したりする。
皮膚病…顔のシワに汚れがたまり、細菌が増殖して皮膚に炎症が起こる。

パグの飼い方のポイント


パグが健康的に生活していく上で、気をつけたいポイントがいくつかあります。

運動嫌いでも散歩の習慣をつける

小型犬のため、運動量はそれほど必要としませんが、散歩は毎日行う必要があります。1回20〜30分程度の散歩を1日に2回行うようにしましょう。

また、室内での遊びも取り入れて一緒に遊んであげると喜んでくれるでしょう。

肥満に気を付ける

パグは食欲旺盛にも関わらず運動が苦手なため太りやすい犬種です。さらに、もともとがっしりした体型であることから、知らないうちに肥満になっていたということも少なくありません。

食事と運動の管理はしっかり行いましょう。

目のケガに注意する

パグは目が突き出ているため、目が傷つきやすいです。
家具の角にはぶつかっても大丈夫なようにカバーをしておきましょう。散歩のときは、目に当たる高さの草木が生えている場所は避けると安全です。

熱中症対策をしっかり行う

短頭犬種であるパグは、体温調節が苦手で熱中症になりやすいため、夏場は特に注意が必要です。

エアコンやサーキュレーターを活用して、適切な室温を保ちましょう。
また、昼間の暑い時間帯の散歩を避け、早朝や夜の涼しい時間帯に行うようにしてあげてください。

定期的に健康診断を行う

パグは他の犬よりも病気になってしまう可能性が高いことが分かっており、1年に一度は健康診断を受けましょう。
病気の可能性が高くなるシニア期に突入したら、半年に一度を目安に頻度を増やすことをおすすめします。

まとめ


パグの人懐っこい性格やかわいらしい見た目は多くの人を惹きつけています。

パグを含む短頭犬種は、皮膚病や呼吸器疾患にかかりやすいことで知られますが、パグには他にもかかりやすい病気がたくさんあります。愛犬が少しでも長く健康でいられるよう、普段のお手入れはもちろん、健康診断もしっかり行ってあげてください。

関連リンク

【獣医師監修】パグの好発疾患と日常生活で注意したい4つのポイント
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