犬を飼っている方々は、ホームセンターやグッズショップに行くたびに、ついつい犬のおもちゃを買ってしまうことが多いのではないでしょうか。しかし、購入したおもちゃを犬が気に入らなかったり、すぐに壊されたりすることも珍しくありません。
そんなときは、100円ショップの素材で手作りのおもちゃを作ってみるのはいかがでしょうか。この記事では、100均素材で犬のおもちゃを簡単に作る方法を紹介します。
この記事の目次
手が汚れにくい「ボール」
ボール好きな犬とモッテコイ遊びをしていると、時間が経つにつれて、ヨダレでボールが汚れることがあります。ロープが付いたボールであればあまり手が汚れませんが、今回は100均の素材を使用して手が汚れないボールを作ってみました。
材料
- 音がなる犬用カラーボール(2個入り)
- ハイソックス
合計200円
作り方
- ハイソックスの中にボールを入れる
- 使い方に応じて結び目をつける
所要時間1分
靴下にボールを入れて縛るだけの、とても簡単なボールのおもちゃです。犬がボール部分を咥えるため、ボールと反対側を掴めば良いので、手が汚れません。
また、音が鳴るボールは笛の部分をすぐ壊されてしまいがちですが、靴下に包まれているため壊されにくくなっています。靴下一枚だけでは壊されてしまう場合は、2枚3枚と靴下を増やしていけば、さらに丈夫になります。
今回はハイソックスを購入しましたが、履かなくなった古い靴下も、もちろん使用できます。また、着なくなった上着の袖やズボンの脚部分でも代用できるでしょう。汚れたらすぐに捨てられるのが便利な点ですね。
プチケーキ型を使った「知育玩具」
犬の知育玩具は様々な商品が売られていますが、愛犬が気に入って使ってくれるとは限りません。100均の素材で自作すれば、費用を抑えられるため、遊んでもらえなくても諦めがつくでしょう。
材料
- シリコーンプチケーキ型(200円商品)
- テニスボール(2個入)× 3
合計500円
作り方
- ケーキ型におやつを入れる
- テニスボールで隠す
所要時間1分
犬に「マテ」をさせておき、後ろを向いておやつを仕込みます。その後、「ヨシ」や「探せ」といった合図でおやつを探させます。画像の子の場合は、鼻でつついてボールをどかしたり、ボールを咥えておやつを見つけたりしていました。
ボール好きな犬の場合は、ボールだけ咥えて遊びだしてしまうかもしれません。そういった場合は犬が遊び方を覚えるまでは、おやつを置くところを犬に見せてから遊ばせたり、全部の穴におやつを入れたりと工夫してみてください。「このおもちゃはおやつがかくされているおもちゃだ」と犬が理解してきたら、おやつの数を減らしてみましょう。
今回は大型犬に遊ばせたため、テニスボールを選びましたが、小さい犬の場合はテニスボールを咥えるのは難しいかもしれません。小型~中型犬の場合は、もっと小さなボールを使ってあげた方が上手くいく可能性があります。
フェルトで作った「ノーズワーク」
自作のノーズワークマットは検索すればいろいろな作り方が出てきますが、きちんと縫製したり、短冊状に切ったものをひたすら縛ったりと手間がかかるものが多くあります。ここでは、縫わずに簡単に作れるノーズワークのおもちゃの作り方を紹介します。
材料
- フェルト(18cm × 18cm 5枚入り)× 3
- マジックテープ付き便利ベルト(3本入り)
- 板材(40cm × 15cm)
- ひも(家にあったもの)
合計500円
作り方
- フェルトは5枚使用します
- フェルトを重ね、蛇腹に折っていきます
- 折ったフェルトをひもで束ねます
- マジックテープ付きのベルトを、ひもの内側に通します
5.ペーパーフラワーを作る時の要領で、フェルトを上に立てていきます
6.板材にベルトを巻き、マジックテープをとめます
7.同じものをさらに2つ作ります
8.板材に3つとまったら出来上がり
所要時間15分
花のようなひだの中におやつを隠して、ノーズワークマットのように使います。板に固定したベルトを外せば手洗いもできるので衛生的です。
今回は簡単に作れることをコンセプトにしているため縫い付けませんでしたが、時間がある方や裁縫が得意な方は厚手のマットに縫い付ければ、本格的なノーズワークマットの出来上がりです。
まとめ
100均素材で簡単に作れることをコンセプトに、おもちゃの作り方をご紹介しました。手作りであれば低予算で作れるというメリットもありますが、何よりも自分が作ったもので愛犬が遊んでくれる喜びがあります。
また、その犬の好みやこなせる難易度に合わせてカスタマイズできるので、愛犬をよく知る機会にもなり、時には犬と知恵比べをしながら楽しく遊ぶことができます。
今回ご紹介したおもちゃは、どれも非常に簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。