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いぬ飼い方

犬の自転車散歩はリスクがたくさん!!道路交通法違反になることも

ドッグトレーナーTerumi ドッグトレーナー

飼い主さんが自転車に乗った状態で愛犬を散歩させている「自転車散歩」を見かけることがあります。一見、犬はたくさん走れ、人はラクができるため良さそうにも見えますが、実際はリスクが多く、おすすめはできません。むしろやめてほしい散歩方法です。

また、この散歩方法は道路交通法にも違反しているとみなされる可能性もあります。

今回は、犬の自転車散歩の危険性について解説していきます。

自転車散歩の危険性


自転車での散歩は犬にとって多くの危険があり、通常の散歩よりも事故の可能性は高くなります。また、愛犬も自転車の存在が怖かったり、自転車を気にしながら歩いたり走ることになり、散歩を純粋に楽しめないという大きなデメリットもあります。

危険性①自転車に巻き込まれる

愛犬が自転車に寄ってきたり、自転車が何かをよけた際に、愛犬が自転車の車輪に巻き込まれる可能性があります。特にスピードが出ている時に、咄嗟によけたり止まったりするときに起こりやすいでしょう。

危険性②ひかれる

愛犬が車や自転車にがひかれてしまうことも考えられます。

自転車に乗っていると、人も自転車の操作に意識を向けながらの散歩になるため、愛犬の安全管理がおろそかになります。何かの拍子に愛犬が車や自転車に近づき、ぶつかったりひかれてしまうかもしれません。

また、飼い主さんが周囲に注意を向けるあまり、愛犬をひいてしまうこともあり得るでしょう。逆に愛犬に意識が向いて通行人や他の車、自転車にぶつかる可能性もあります。

危険性③自転車の下敷きになる

愛犬が思い切り引っ張る、走っていた愛犬が急に止まる、進行方向以外に進むなど、愛犬の動きによってハンドルが取られ自転車が転倒することもあります。転倒した際に愛犬が転倒した自転車の下敷きになってしまうことも考えられます。

危険性④愛犬の変化に気付けない

自転車散歩はある程度のスピード出るため、愛犬をじっくり見る機会が減り、愛犬の異変に気付きにくくなります。具合が悪そうであったり、脚を引きずっていたりしても気付けずに、対処が遅れてしまうかもしれません。

気温が高い時期に日向を走らせすぎると、熱中症のリスクも上がり危険です。

危険性⑤脱走する

走っている時に急に愛犬が止まった場合、急には止まれない自転車に引きずられてしまいます。それに伴い肉球が傷つく、脚をひねるといったケガや、首輪が抜けて脱走するといったリスクが考えられます。

自転車散歩は違反!


自転車に乗ったまま愛犬を散歩させることは各地域で定められる道路交通規則に違反しており、懲役や罰金の対象となることがあります。

東京都道路交通規則の第8条第1項第3号には、以下のように記載されており、物を持つことで片手運転になったり、犬に引っ張られて操作上の安定を失うことになるため違反になります。なお、大阪府等、別の地域の道路交通規則にも同様の記載はあります。

「傘を差し、物を担ぎ、物を持つ等視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で、大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。」

違反した場合は、3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金、もしくは15万円以下の罰金に処するとされています。さらに、自転車散歩で他人に怪我をさせた場合は賠償責任に問われることもあります。

参考: 警視庁HPより

自転車のカゴに犬を乗せるのは違反?


乗せ方によっては道路交通法違反になることがあります。道路交通法そのものにペットをカゴに乗せて走行してはいけないと明文化されているわけではありませんが、運転時の安全が確保されていることが重要です。

道路交通法第70条に安全運転の義務として、

「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」

という記載があります。犬が自転車のカゴから飛び出たり、ハンドル操作が妨げられるような可能性がある乗せ方をすると違反とみなされる可能性があります。

参考: 警察庁HPより

違反にならないためには

犬が飛び出ないよう、犬用バッグなどに入れた状態で自転車カゴに乗せるのが望ましいでしょう。愛犬の大きさも考慮が必要です。愛犬が大きい場合にはバッグに入っていても突然暴れた場合にハンドルを取られかねません。愛犬が激しく動いたとしても問題ないかをしっかり見極めましょう。

最近では犬を乗せることを前提とし、犬用のカバンが付いた前カゴの大きい自転車もあるようです。愛犬のサイズも考慮しながらぜひ検討してみてください。

犬は自転車カゴ移動が快適?

自転車カゴに乗せて走行することは愛犬にとっては恐怖を伴うこともあり、望ましい移動手段かは微妙なところです。

スピードを出しすぎない、蛇行運転をしない、舗装されていない道は走らない、などの配慮が必要でしょう。何より愛犬が怖がっていないかをチェックし、愛犬にとって適切な移動手段をとることをおすすめします。

たくさん走らせたいなら

愛犬をたくさん走らせることを目的に自転車を使って散歩をしている場合は、別の方法で安全に走れる環境を用意しましょう。

一番手軽にできるのはロングリードを使用した散歩です。公園など広い場所でロングリードに付け替え、思い切り走らせてあげましょう。ロングリードでおもちゃの持ってこい遊びなどをすると、さらに楽しめるかもしれません。

ただし、ロングリードの使用時は、歩行者、自転車、他の犬などへの配慮や安全管理が大切です。他人に迷惑をかけないよう、周囲の状況も確認しながら使用しましょう。

まとめ

今でも見かけることのある自転車散歩は、危険が多く、絶対にやってほしくない散歩方法です。また、自転車のカゴに愛犬を乗せるのも必ずしも良いとは限りません。愛犬にとって安全で安心して移動できる手段が何かを考えてみましょう。

犬は小型犬であったとしても、健康な子は毎日の散歩が必要です。もし、犬を迎える前から散歩は自転車で行き、人側の散歩の負担を少しでも減らそうと考えている方がいらっしゃれば、そもそも犬を迎えないという選択をおすすめします。

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