実は結構違う!?犬向けサービス4選の特徴と違いを徹底比較

2024.02.27
実は結構違う!?犬向けサービス4選の特徴と違いを徹底比較

今や家族という表現が当たり前になりつつある犬、猫、うさぎなどのペットたち。その大切なペット向けのサービスも徐々に増えています。

今回はペット向けのサービスの中でも、犬を預けて行うサービスを比較・解説していきます。犬の性格などによって合うものや控えたいものがありますので、この記事を参考に愛犬に向いているサービスの利用を検討してみてください。

この記事の目次

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増えるペット市場

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ペット市場は拡大し続け、2020年度には市場規模が約1兆6,242億円となり、さらに今後も増加すると予想されています。(矢野経済研究所調べ)

また、総務省の家計調査からペット関連の支出状況の内訳をみると、ペット・ペット用品(ペットフードは除く)への支出は2020年までは毎年増加し、2021年は微減となりましたが、コロナ前の2018年と比較すると12.4%増加しています。(経済産業省調べ)

これらの結果は、新型コロナウイルス感染拡大により、自宅で過ごす時間が増えたことが大きく影響していると考えられます。

参考
ペットビジネスに関する調査を実施(2021年)/矢野経済研究所
ペット産業の動向/経済産業省

たくさんある犬向けサービス

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ペットフードやペット用品には様々な種類のものがありますが、ペット(犬)向けのサービスや資格も増えてきています。具体的にどのようなものがあるかご紹介します。

  • トリミングサロン
  • ドッグホテル
  • ドッグマッサージ
  • ドッグラン
  • ドッグヨガ
  • ペットシッター
  • ペットタクシー
  • ペット写真館
  • ペットカメラ
  • アニマルコミュニケーター
  • 犬の保育園(幼稚園)
  • 犬の出張トレーニング
  • 犬の管理栄養士
  • 老犬ホーム
  • 犬用フィットネス
    など

聞いたことや実際に利用したことがあったりするものから、初めて聞いたというものもあるかもしれません。

最近では、ペットカメラでペットを見守るといったように、IT技術を駆使してペットのお世話をする「ペットテック」という言葉も聞くようになりました。自動給水機や自動給餌器、GPS機能付き首輪、トイレと体重計が連動したものや排泄回数の自動チェックなど、ペットテックによって生み出された商品がたくさんあり、今後のさらなる発展や商品の開発も期待されています。

犬向けサービス4つの違いと特徴

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前述のサービスの中で、似ているようで実は異なる4つのサービス、ドッグホテル、ペットシッター、犬の保育園、犬の出張トレーニングについて、主なサービス内容と違いを解説していきます。

①ドッグホテル

【主な利用目的】
旅行など、飼い主がいない間に面倒を見てもらう。
【サービス内容】
夜間を通して預かる。
ホテル中の過ごし方は施設によって様々。
【利用前の注意点】
ホテルでの過ごし方を把握する。

②ペットシッター

【主な利用目的】
旅行など、飼い主がいない間に面倒を見てもらう。
【サービス内容】
飼い主の留守中に、ペットシッターが自宅に行き、愛犬の世話をする。
【利用前の注意点】
ペットシッターの愛犬への接し方、愛犬のペットシッターへの反応などを確認する。

③犬の保育園

【主な利用目的】
仕事等で飼い主がいない時間帯に預かってもらい、様々なトレーニングをしてもらったり、他の犬との関わり方等を学ぶ。
【サービス内容】
日中のみ預かり、ドッグトレーナーとトレーニングを行う。
【利用前の注意点】
トレーニングの内容やトレーニング方法を把握する。

④出張トレーニング

【主な利用目的】
しつけ等を基本に飼育に関する悩みを相談、解決する方法を考え、飼い主と共に実践する。
【サービス内容】
自宅にドッグトレーナーが行き、トレーニングを行う。
【利用前の注意点】
トレーニング方法やトレーニングに関する考え方などを把握する。

比較表

①ドッグホテル ②ペットシッター ③犬の保育園 ④出張トレーニング
トレーニング × ×
お散歩 ×
夜間預かり × ×
日中預かり(トレーニングなし) ×
他の犬との触れ合い × ×
給餌サービス ×

〇=基本あり
△=ある所、ない所様々
×=基本なし
※〇△×は参考であり、各施設によって異なります。利用を検討している施設へご確認ください。

愛犬と相性の良いサービスは?

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おおまかに愛犬の性格や生活スタイルごとに、各サービスとの相性を見ていきます。愛犬の年齢や、苦手の度合、性格によっても向き不向きは異なりますが、参考として紹介します。
なお、①と②、③と④とでは、利用の目的が異なるため、「自分の子には①と②とどちらが良いかな、③と④のどちらが良いかな」という見方をして頂ければと思います。

比較表

①ドッグホテル ②ペットシッター ③犬の保育園 ④出張トレーニング
体力いっぱい
なんでも興味津々
慎重派
緊張派
犬が苦手
犬が大好き
人が苦手 ×
人が大好き
お留守番多め
お留守番少なめ
お悩み多め
お悩み少なめ
シニア犬(7~9歳)
ハイシニア犬(10歳以上)

〇=向いている
△=向いていないこともないが、〇の方がより向いている(愛犬の性格や状態によっては×にもなり得る)
×=あまり向いていない

「犬の保育園だけ〇ばっかり」と思われてしまいそうですが、決して筆者が犬の保育園で働いているからということではなく(少しは関係しているかもしれませんが・・・)、犬の保育園はそれぞれの年齢や性格に適した良い刺激、適した環境を提供できる場であると考えています。

保育園に限ったことではありませんが、犬一頭一頭に合った過ごし方を提供してくれて、飼い主が安心でき、かつ愛犬が安全で楽しく、リラックスして過ごせるところであるかを判断基準にしていただくと良いでしょう。

また、シニア、特にハイシニアもその子によって、体力や運動能力、認知能力は様々です。しっかり休む時間も必要ですが、刺激を受けることも大切です。無理のない範囲で、適切な運動や良い刺激を得られる時間も作ってあげてください。

まとめ

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ペット用品等への支出が上がると同時に、トレーニングに関するサービスへの支出も上がるといいなと思わずにはいられません。

犬を飼う=トレーニングという認識になれば、適切なトレーニングを受けられる犬たちが増え、犬の生活の質も向上し、飼い主のお悩みも減るでしょう。そして「思ったように育てられない」「飼うのが大変だから…」といった、人間の身勝手な理由により不幸になる犬も減らすことができると思います。

ペットテックというIT技術による新たなサービスにも期待しつつ、愛犬に合ったサービスを試し、人も犬もより快適に、豊かに、幸せに過ごしたいですね。

改訂履歴
2024/02/27 記事の構成を一部変更
2022/06/01 初版公開

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