独特なフォルムから人気のダックスフンド。
個人的なお話になりますが、筆者自身、散歩中のダックスフンドにすれ違うことは多いですし、友人が飼っているわんちゃんもダックスフンドです。このことからも、その人気の高さが伺えます。
今回は、そんなダックスフンドの種類や歴史についてご紹介します。
どんな犬種のわんちゃんと家族になろうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
この記事の目次
ダックスフンドってどんな犬?
ダックスフンドとは、どのような犬なのでしょうか。一緒にみていきましょう。
ダックスフンドの意味って?
ダックスフンドは、「アナグマ犬」という意味です。
ダックスフンドは100年前から「穴に潜る犬」として改良されてきました。
どんな見た目をしているの?
脚は短く、体長は長いです。また、体格は引き締まっていて、筋肉質です。
アナグマやキツネ、野ウサギなどの穴に潜む動物たちの猟へ行き、だんだんと胴長短足の体型に変化していきました。
どんな性格なの?
JKCのWebページには、以下のように記載されています。
生まれつき友好的で、落ち着きがあり、神経質であったり、攻撃的ではない。情熱的で、辛抱強く、すぐれた嗅覚をもちすばやい狩猟を行う。
猟犬なので、このように猟犬ならではの性格であると言えます。
ダックスフンドの種類
ダックスフンドは、体の大きさや毛の特徴の組み合わせによって種類分けされています。
体の大きさは、大きい順に「スタンダード」「ミニチュア」「カニーンヘン」に分けられています。
また、毛の特徴は「スムースヘアー」「ワイヤーヘアー」「ロングヘアー」に分けられています。
例として、以下の3種類ご紹介します。
- スムースへアード・スタンダード・ダックスフンド
- ワイアーへアード・ミニチュア・ダックスフンド
- ロングヘアード・カニーンヘン・ダックスフンド
スムースへアード・スタンダード・ダックスフンド
毛は「スムースヘアー」、大きさは「スタンダード」なダックスフンドです。
「スムースヘアー」というのは、短くまっすぐな被毛です。
「スタンダード」な大きさは、JKCの規定では、体重約9kg、胸囲35cm以上です。
頭部はスッキリとしていて、輪郭がはっきりわかります。鼻は先細で、左右対称です。
スムースへアード・スタンダード・ダックスフンドは最も古いダックスフンドではないかと言われており、かつて獲物の追跡に使われていました。
王道のダックスフンド、とても素敵です。
ワイアーへアード・ミニチュア・ダックスフンド
毛は「ワイアーへアー」、体の大きさは「ミニチュア」なダックスフンドです。
「ワイヤーヘアー」は、硬い毛質で、長い被毛です。
「ミニチュア」という大きさは、JKCの規定によると、「生後15カ月を経過した時点で測定し胸囲30~35cm」だそうです。
特徴的な顎髭によって、他のダックスフンドとは違った見た目になっています。鼻はスムースへアード・ダックスフンドほど先細になっていません。
この「ワイアーへアード・ミニチュア・ダックスフンド」は、「スムースへアード・ダックスフンド」と「ラフへアードのピンシャー」をかけ合わせてつくり出されたと言われています。
とても可愛らしいですね。
ロングヘアード・カニーンヘン・ダックスフンド
毛は「ロングヘアー」、体の大きさは「カニーンヘン」のダックスフンドです。
「ロングヘアー」は、柔らかな毛質で、長い被毛です。
「カニーンヘン」という大きさは、JKCの規定によると、「生後15カ月を経過した時点で測定し、胸囲30cm以下」だそうです。
頭部は幅が狭く、小さな鼻に向かって先が細くなっています。
愛らしくて、柔らかな毛を撫でてあげたくなりますね。
ダックスフンドってかわいい!
一言でダックスフンドとは言いますが、毛の長さや体の大きさで、随分と印象も変わることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
甘えん坊な一面がある子もいるので、可愛くてメロメロになってしまうかもしれません。
ダックスフンドを飼うことを検討されている方は、毛の長さや体格なども参考に選んでみてくださいね。