犬が飼い主をなめる意味。なめる場所と犬の気持ちの関係を解説

2024.08.28
犬が飼い主をなめる意味。なめる場所と犬の気持ちの関係を解説

愛犬が飼い主をペロペロとなめる姿は、かわいくて仕方がありませんよね。その一方で、犬は一体どんな気持ちでなめているのか、犬がなめることに意味があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

実は、なめる場所によって、犬が抱いている気持ちや意味に違いがあるということはご存知でしたか?愛犬とより深い関係を築くためにも、犬が飼い主をなめる時の気持ちや意味を理解してあげましょう。

今記事では、犬がなめる場所ごとに、どんな意味が隠されているのかをご紹介します。

この記事の目次

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犬が飼い主の口をなめるワケ

美味しい

飼い主さんの口元に、食べ物の臭いがついているためになめていることがあります。

例えば、アイスクリームを食べたあとなんかは、特にその可能性が高いでしょう。大抵、甘いものを食べたあとは、口の周りも甘くなっているものです。

意味も愛情の気持ちもありませんが、食後になめられたら、その可能性が高いと言えるでしょう。

愛情表現

愛情を伝える際に相手の口をなめるというのは、犬の本能であり、昔から行われてきたことです。犬どうしの愛情表現方法の1つであり、親犬と子犬の間でよく見られます。

その名残で、人間に対してもそのような行動をとっている、とも言われています。

目をキラキラさせながら、尻尾を振ってなめてきたら、「大好きだよ〜!」という意味かもしれません。

食べ物をねだっている

子犬は、母犬から口移しで餌をもらいます。そのため、子犬はお腹が空いた時に、「ごはん欲しいよ!」のアピールとして、母犬の口をなめていました。その名残で、飼い主さんを母親だと思って、食べ物を催促しているという意味だとも考えられます。

ただし、かわいいからといっておやつをあげすぎてしまわないように気をつけましょう。肥満や健康被害につながるので注意してください。

犬が飼い主の耳、鼻をなめるワケ


犬が飼い主さんの顔をなめる場合は、基本的に口の場合と同様に、甘えの意味が考えられます。

しかし、耳や鼻など特定の場所をなめる場合には、別の意味が考えられます。

しょっぱくておいしい

犬を含めた動物は、基本的にはしょっぱいものが大好きです。そのため、「しょっぱくておいしいな!」と思って飼い主さんをなめている場合があります。この場合、特に意味はありません。

鼻の場合は、鼻水や鼻の粘膜においしさを感じていると考えられます。耳の場合は、耳垢などがしょっぱくておいしいため、それを味わうためになめていると言えるでしょう。ちょっと衝撃的ですね。

犬が飼い主の手をなめるワケ

遊んで欲しい

犬は、一緒に遊んでくれたり、ご飯を与えてくれる飼い主さんの「手」が大好きです。

重要な意味を持つ「手」をなめるという行為は、「構ってよ〜!」「何かして遊ぼう!」という意味だと考えられています。

こういった時は、優しくなでたりして、たくさん遊んであげましょう。おもちゃ遊びをしている場合は、手にしがみついてくるような戯れ方をしてきたりもします。

安心する

大好きで愛着のある飼い主さんの手をなめることによって、犬自身が安心している場合もあります。
私たち人間も「このクッションがあると落ち着くな〜」と思うことがありますよね。飼い主をなめて安心しているという意味です。

それと同様に、犬も好きなものをなめることでほっと安心しているのです。これと同じような行為として、あご乗せがあります。手の上や腕の上にアゴを乗せてくる行為です。

情報を得たい

初めて会った人間に対しては、情報を得ようとして手をなめる場合があります。犬は口にモノを入れたり、なめること、あるいは匂いを嗅ぐことで情報収集をしています。

初めて会った人に興味を持ち、「どんな人なんだろう?」と、なめながら情報を探るのです。もし、初対面の犬に舐められたら、満足が行くまでなめさせてあげましょう。心を開いてくれて、仲良くなれるかもしれません。

犬が飼い主の足をなめるワケ

遊んで欲しくて舐める

手をなめるときと同じく、遊んで欲しいと思って、じゃれてきている場合があります。

「もっと構ってよ〜!」と甘えているのかもしれません。

ニオイが好き

前述したように、犬はしょっぱいものが大好きです。

皮脂や、汚れが付着しやすく臭いやすい場所なので、「いいにおい!」と思ってなめているケースがあります。足だけでなく、汗をかきやすい脇なども同様に、犬が好む場所でもあります。

このような場所は雑菌が付着している場合も多いので、癖になってしまう前にやめさせた方が良いでしょう。飼い主としても、あまり気持ちの良いものではありませんよね。ただ、決して怒るのではなく、そっと回避するようにして、別のことに気をそらしてあげるのが良いでしょう。

犬が自分の体をなめる

ご飯を食べたあとに、口のまわりについた残りかすを味がするからとなめることも。また、飼い主さんを気にしながら体の一部をペロペロなめている場合は「構って!」というアピールかもしれません。

しかし、注意したいのはどこかに違和感があってなめている場合や、ストレスでなめている場合。なめすぎて毛が抜け落ちたり、皮膚が赤くなっていたりするときは動物病院に連れて行きましょう。

犬が床や地面をなめる

床や家具、地面をなめているときは食べ物のカスや残り香があるのかもしれません。また、空腹を訴えているときもあります。

ただし、執拗にずっとなめている場合はストレスを抱えているかもしれないので、環境を過ごしやすいように整えてあげたり、遊ぶ時間を調節してあげたりしましょう。

最後に


犬を飼っている方なら、思い当たる行動が1つか2つはあったのではないでしょうか?

犬を始めとする言語を持たない動物は、身体全身を使って相手に自分の気持ちを伝えようとしています。犬の「なめる」という行為もこれの1つであり、さまざまな意味があるということがよく分かるのではないでしょうか。

ただ、ここで紹介したなめるという行為をキッカケに読み解いていく事はできると思います。愛犬の気持ちと行為の意味を少しでも理解することで、より良い関係を築いていけると良いですね。

ボディランゲージを読み解くには、他にも目や鼻の状態、尻尾や毛の状態など全体を見ないと正確には分からないことが多いです。以下の記事を参考にして、犬とより分かり合えるようになりましょう。

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