「犬を飼おう!」と決意したら読んで欲しい【犬と暮らす心構え】

2024.04.23
「犬を飼おう!」と決意したら読んで欲しい【犬と暮らす心構え】

新しい家族の選択として、「犬を迎え入れようか」と考えている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

犬を家族として迎え入れることを決意したみなさんに、今一度「犬と暮らすというのはどういうことなのか」をしっかり知って、飼い主さんにも家族となる犬にも幸せな生活を送って欲しいと思います。ただ、残念なことに、ただかわいいというだけで気軽に飼い始めて後悔してしまう方がいるのも現実です。

そこで、もう犬を飼うと心に決めている方も、まだ迷っている段階だという方も、こちらの記事を参考に、一度犬との生活について考えてみてください。

この記事の目次

犬と暮らす前にチェック!

散歩 犬
未来の飼い主のみなさん。こんなこと、覚悟できていますか?

  • お金がたくさんかかる
  • 15年以上の時間をともにする
  • 犬が暮らすスペースが必要
  • お散歩は欠かせない
  • 「引っ越し/旅行」は簡単にはできなくなる
  • 守らなければならないルールがある

上の項目を見て「無理かもしれない…」と思うことが1つでもあったのなら、犬を飼うことについて、もう少し考えてみることをおすすめします。でも、すぐに判断してしまう前に、上の項目について1つずつ詳しく見ていきましょう。

犬と暮らす時間とお金


犬を飼うときにかかる生涯費用は、だいたい180万円ほどであると言われています。
その内訳は、下記の通りです。

  • 飼い始めにかかる費用:6万円程度
  • 毎月かかる費用:1年間にかかる費用12万円×平均寿命15年=180万円程度

「思っていたよりかかるなあ」と思った方も多いのではないでしょうか。こちらは最低でも必要になる金額と考えてください。サプリやトリミング、オモチャやお洋服、挙げればキリがありませんが、もっと多く必要になる犬種もいますし、もっとお金がかかる飼い方もあります。犬を飼うのに必要な費用について、詳しくは以下の記事にてご覧ください。

十分なスペースが必要

大きなお家と広い庭のある風景
犬とともに暮らすということは、家族が一人増えるということです。そして、食事もトイレも寝床も人のものとは全く違います。

犬用のトイレを置く場所が必要ですし、寝床となるケージを置く場所も必要です。今の家に、犬を迎え入れるだけのスペースがあるか、確認してみてください。

お散歩は欠かせない


犬はお散歩が大好きです。しつけの一環やストレスの解消に重要なことなので、毎日欠かさず行くのが望ましいでしょう。

散歩時間のだいたいの目安は、朝夕二回で超小型犬なら10分、小型犬なら20分、中型犬なら30分、大型犬なら60分というところです。犬のお散歩マナーを知っておきたいという方は、以下の記事もご覧ください。

「旅行/引っ越し」はどうする?


ペットと暮らすと、ペット可の場所を選んで遊びに行くことが増えます。旅行や引っ越しも同じです。ペット可の旅館や、ペット可のマンション・アパートでないと暮らすことができません。

旅行に行くのであれば、以下の記事にあるようなさまざまな準備が必要です。

また、犬を連れて賃貸に引っ越すときには特に注意が必要です。具体的な内容については、こちらの記事を参考にしてください。

このように、簡単に引っ越しをしたり、旅行に行ったりするということが難しくなってきます。それでも、そういった大変さも含めて楽しむことができれば、犬を飼うことに向いている、その覚悟ができていると言えます。

飼い主が守らなければならないルール

眼鏡をかけるいぬ
飼い主に必要な最低限のモラルとマナーとして、環境省から「飼い主の方へ – 守ってほしい5か条」というものが提言されています。少しずつでもいいので、飼う前にきちんと覚えておくようにしましょう。

飼い主の方へ 守ってほしい5か条

1.動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう

飼い始める前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。

2.人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう

糞尿や毛、羽毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。

3.むやみに繁殖させないようにしましょう

動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。

4.動物による感染症の知識を持ちましょう

動物と人の双方に感染する病気(人と動物の共通感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。

5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう

飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札、脚環などの標識をつけましょう。

出典:環境省ホームページ「飼い主の方へ 守ってほしい5か条」

最後に


どれも犬を飼っている方から見ると当然のことに思えますが、犬を飼ったことがない方にとっては、少し厳しいと感じる内容かもしれません。しかし、犬を飼う場合には、どれも必要になることです。

確かに、犬と暮らすことで我慢しなければいけないこともたくさんあります。しかし、それ以上に犬が与えてくれる”日常”はかけがえのないものなのです。命を預かる覚悟がしっかりとできたなら、愛情いっぱいに犬を迎え入れてあげましょう。

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