老犬ホームってどんなところ?メリットとデメリットからオススメの施設までを一気にご紹介!

2024.09.04
老犬ホームってどんなところ?メリットとデメリットからオススメの施設までを一気にご紹介!

2013年の動物愛護管理法改正により、ペットの終身飼養が明文化されました。この頃から、ペット向けの介護ホームの需要は年々増加しています。

終身飼養とは、飼っているペットがその命を終えるまで責任を持って飼育し続けることです。終身飼養する上では、高齢になったペットの介護の問題を考えなければなりませんが、ペットの体が大きいほど介護には手間と体力が求められます。こうした背景から、飼い主が高齢になったり、病気などの事情でお世話が難しくなった方々を中心に、ペット向け介護ホームには高いニーズがあります。

今回の記事では、犬向けの介護ホームである「老犬ホーム」にスポットを当て、メリットとデメリット、そしてオススメの老犬ホームをご紹介します。また、犬の介護の専門家である、老犬介護士という職業については、下記の記事で紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

この記事の目次

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犬の老化について

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老犬ホームについて解説する前に、まずは犬の老化について学んでいきましょう。

犬は7歳で人間の44~46歳に相当すると言われています。つまり、彼らは約7歳でいわゆる「中高年層」に入るのです。それに伴い、以下のような老化のサインが現れ始めるとされています。

  • ごはんをあまり食べなくなる
  • 下痢しやすくなる
  • 睡眠時間が増える
  • 白髪が増える、目が白っぽくなる、口臭がする、太る、痩せるなどの身体の変化が起こる
  • 無意味な夜鳴きをする

これらは、消化機能や体温調節機能など、体内の機能の衰えによって引き起こされるものです。また、無意味な夜鳴きは認知症の可能性も考えられます。

ただし、これらの変化は必ずしも老化のサインとは限らず、病気の可能性もあります。「老化によるものだ」と決めつけず、体や行動に変化が現れたら、まずは獣医師に相談しましょう。

また、歳を取るとかかりやすくなる病気が増えるため、シニア犬は半年に一度、健康診断を受けることが推奨されています。定期的に健康診断を受けさせることで、病気の予防や早期発見につながります。

健康診断については、以下の記事も併せてご覧ください。

愛犬の老化が進むと、夜鳴きしたり寝たきりになる場合もあり、その介護は飼い主にとって体力的にも精神的にも大きな負担となるでしょう。そんな方々のために老犬ホームが存在しています。

老犬ホームってどんなところ?

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老犬ホームとは、何らかの事情で老犬の世話ができなくなった飼い主に代わり、老犬の世話や介護を行う、またはそのサポートをする施設です。

飼い主自身が病気になったり体力が衰えたりして老犬の介護が難しくなった場合や、介護に手がかかり、飼い主の日常生活に大きな支障が生じる場合などに、利用されることが多いようです。

老犬ホームには、人間の介護施設と同様に、デイサービスから終身預かりまで様々なプランがあります。食事や排泄の補助だけでなく、マッサージやリハビリを行う施設もあり、専門家による介護を受けることも可能です。

犬を預ける施設としてはペットホテルがありますが、老犬ホームとは明確な違いがあります。ペットホテルは一時的な預かりを前提としており、長期の預かりができないことが多く、介護を目的としていない点が老犬ホームとの違いです。

老犬ホームのメリット・デメリット

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老犬ホームに犬を預け、犬の家族ではない人にお世話をお任せすることに対しては、賛否両論あると思います。

そこで、老犬ホームを利用することのメリット・デメリットを調査しました。メリット・デメリットの両面から老犬ホームについて検討し、後悔のないように老犬ホームを利用しましょう。

老犬ホームのメリット

  • 止むを得ず飼育が困難になった犬の世話をしてもらえる
  • 預けた後も会いに行ける
  • 犬の介護の専門家による正しいケアを受けられる
  • 短期のプランの場合、適切な介護方法を専門家に教えてもらえる
  • 短期で預けることによって、飼い主さんの気分転換ができる
  • 郊外の老犬ホームには屋外のドッグランがあるところも多く、犬がのびのびと過ごせる

老犬ホームのデメリット

  • 長年親しんだ家族や家と離れることで、犬にストレスがかかる
  • 家族と過ごしていた時のように多くの時間をスタッフが相手することはできない
  • 利用料金が高額になるケースもある
  • 施設によって対応やサービスに差がある
  • 施設によっては入所審査がある
  • 愛犬の最後の時に立ち会えない可能性がある

老犬ホームのオススメ3選

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ここからは、オススメの老犬ホームをご紹介します。犬によって、設備やスタッフとの相性が異なるため、実際に見学に行き、スタッフの話を聞いたり相談したりしながら、預ける施設を決めると良いでしょう。

老犬ホーム&ペットホテル THE ケネルズ東京

きれいで設備も充実している、大変人気の老犬ホームです。

ライブカメラが設置されているため、いつでも愛犬の様子をウェブやスマホを使って見ることができます。また、洗足駅から徒歩1分の場所にあるため、都内在住であれば気軽に会いに行けます。「THE ケネルズ東京」は、愛犬を近くに感じることができる老犬ホームと言えるでしょう。

THE ケネルズ東京
https://the-kennels.tokyo/

老犬・老猫ホーム 東京ペットホーム

ご主人、奥様、そしてスタッフさんがとても親切で愛情深いと口コミでも評判が高い「東京ペットホーム」。

「おためしプラン」では、本格的に預ける前にお試しで預けて施設との相性を判断できるため、犬へのストレスを軽減することができます。

東京ペットホーム
http://www.tokyo-cathome.com/

老犬ホーム&ペットホテル 九十九里パーク

東京から車で1時間ほどの好立地にもかかわらず、敷地面積はなんと2200坪もあるそうです。周りが自然に囲まれているため空気もきれいで、外で遊ぶことが大好きな犬にぴったりの施設です。

老犬ホーム&ペットホテル 九十九里パーク
https://roukenhome.jp/

最後に

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今は若くて元気な愛犬も、私たちが思っているよりも早く歳をとっていくものです。

自宅で愛犬を最後の時まで世話をすることが理想的かもしれませんが、飼い主の生活の状況によってはそれが難しい場合もあります。また、正しい知識がなければ、愛犬の変化にきちんと対応できず、かえって愛犬を苦しめてしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、ひとりで抱え込まずに、愛犬のため、自分のためにも介護の専門家がいる老犬ホームという選択肢を考えてみても良いかもしれません。愛犬にとって最後の時はどこにいるのが1番幸せなのか、飼い主として“最善の道”を考えることも大切なのではないでしょうか。

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