ペットがいると、家具に関するお悩みを抱えているご家庭も多いのではないでしょうか。
ペットが噛んでしまう家具や、ペットが怪我をしやすい家具はありませんか?他にも家の中にはペットにとっての危険がたくさん潜んでいます。
今回は、そんなペットがいる家庭向けに、家具選びのポイントを踏まえて、オススメの家具や家具に用いるグッズ、危険を予防する対策グッズをご紹介します。
この記事の目次
ペットがいる家庭向けの家具を選ぶポイント
ペットがいる家庭で家具や家具の装飾品を選ぶ際、いくつか重要になるポイントがあります。
ポイント1 高さの低い家具を選ぶ
犬種や個体差はありますが、特に体の小さい犬は、高いソファや椅子に飛び乗ったり飛び降りたりするとき、失敗して怪我をしてしまう危険性があります。
特に、足の短いダックスフンドなどは、ジャンプなどの運動が腰に負担がかかりやすく、高低差の大きい家具への飛び降りを繰り返すとヘルニアになる可能性が高まります。
怪我のリスクを少しでも和らげるために、なるべく高さの低い家具を選びましょう。できることなら、上がらないように「しつけ」をした方が良いでしょう。
ポイント2 噛み癖や爪研ぎへの対策
特に歯が生え変わる時期の子犬は、歯が痒くて家の中にある物を噛んでしまいがちです。また、猫が家具で爪を研いでしまうこともあるでしょう。
そこで、かじられても、爪研ぎをされても、なるべくボロボロになりにくい家具を選んだり、後述するビターアップルなどの自然素材から作られている対策グッズを使用しましょう。
ポイント3 ニオイや汚れがつきにくい素材を選ぶ
ペットがいると、お部屋の中のペットのニオイや抜け毛が気になってしまうこともありますよね。
ニオイのつきにくい布素材の家具を選んだり、抜け毛の色が目立ちづらい色味の家具を選ぶことで、お部屋のニオイや汚れを軽減することができます。
また、ニオイや汚れの対策として、家で洗濯できる家具のカバーやカーペットを選ぶこともオススメです。
ペットがいる家庭にオススメの家具
続いて、そんなペットがいる家庭にオススメの家具をご紹介したいと思います。
オススメのテーブル
ペットが噛んでしまったり、爪を研いでしまったりして、木製のテーブルの脚がボロボロになってしまってはいませんか?このようなお悩みをお持ちの家庭は、なるべく木製や棒状の形をしたテーブルの脚は避けましょう。
例えば、こちらのテーブルは、テーブル全体がガラスでできており、脚も棒状ではなく板状になっています。
シンプルな透明のテーブルは、どんなお部屋にもオシャレをプラスしてくれるでしょう。これなら、オシャレなだけでなく、爪研ぎも噛まれる心配もありません。
こちらのテーブルの脚は鉄製なので、ペットにかじられたり爪を研がれたりされにくいです。セットの椅子の脚も鉄でできています。
落ち着いた色味がお部屋に馴染んで、オシャレなカフェのような雰囲気を演出してくれます。このように、素材選びを工夫することで、家具を壊される心配をしなくても済むようになります。
オススメのソファ
天然のラタンがしっかり編み込まれているこちらのソファは、丈夫で傷がつきにくく長持ちする上に、あたたかみのある上品な雰囲気を作り出してくれます。高さも低いため、ペットが登り降りしても足腰に負担が小さく、怪我しにくい作りになっています。
さらに、傷がついてしまったり汚れがついてしまった時も、補修用マーカーを使えば傷や汚れが目立ちにくくなります。アームや中材の交換も簡単で、カバーも手洗いできます。
ペット専用の家具も
近頃ペット専用の家具はたくさん売られていますが、ペットが快適に使えるだけでなく、インテリアに馴染むペット専用家具を選ぶことで、お部屋をもっとオシャレにしてみませんか?
IKEA LURVIG
IKEAの人気ペット用品シリーズ「LURVING」は、オシャレなペット用品をたくさん展開しています。
IKEA LURVING キャットハウス
こちらのキャットハウスは、ボックスタイプの棚にはめ込むことができるため、場所を取らずコンパクトでオシャレ。柄もいくつかあるので、お部屋の雰囲気に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
IKEA LURVING クッション
ペットがいると、汚れやニオイが気になってしまいがちですが、このクッションならカバーを洗濯機で洗えるため、清潔さを保てます。ふかふかの触り心地に、ペットもうっとりすることでしょう。
雲のようなふわふわベッド
「人をダメにするソファ」のペット版があったらいいなと思いませんか?
こちらのクッションは、雲のようなふわふわ感が魅力のペット用のクッションです。見た目も丸くて可愛らしいので、お部屋を明るくオシャレにしてくれるでしょう。色はダークグレー・ホワイト・ピンクの3色から選べます。水洗いできるのもオススメのポイント。
ペットの安全を守るグッズ
部屋の中には家具だけでなく、色々な危険がたくさんあります。そんな危険に備えるための安全グッズも数多く販売されています。
電気ケーブルカバー
ペットがお部屋中のものを噛んでしまう場合、気をつけなければならないのが電気ケーブル。この電気ケーブルを噛んでしまうと、感電してしまう危険性があります。
こちらのような電気ケーブルカバーを使用して、トラブルを防ぎましょう。これらのケーブルカバーは、透明なのでインテリアの邪魔をせず、ケーブルの長さに合わせてカットして使用できます。
補足
シェリー編集部でも、ハムスターが電気ケーブルを噛んでしまい、それに気づかなかった飼い主がむき出しの電気ケーブルを触ってしまって感電した経験を持っているメンバーがいました。ペットにとっても、飼い主にとっても危険ですので、対策することは重要です。
ビターアップル
特に歯が生え変わる幼少期のペットは、椅子やテーブルの脚などを噛んでしまうことがあります。家具がボロボロになるだけでなく、ペットが木くずを飲み込んでしまったり、口を怪我してしまう危険性があります。
対策の1つとして挙げられるのが、苦い味がする「ビターアップル」を家具の脚などにかけておくこと。家具もペットも傷つける事なく噛むことを防止できます。ビターアップルの効果には個体差がありますが、ビターアップルの味が嫌いなペットにはとても効果的なので、まずは一度試してみてはいかがですか。
チェアーソックス
椅子の脚をペットが噛んでボロボロになってしまうのを防ぐもう1つの対策グッズは、椅子の脚に履かせる靴下「チェアーソックス」です。
本来、椅子を動かしたときに床に傷がつくのを防ぐためのグッズですが、実はペットのかじり癖から家具を守ることもできます。
床の滑り止め
足元が滑りやすい床は、ペットの足腰や関節に負担をかけてしまいます。特に、高いところから飛び降りた先が滑りやすいフローリングというのは最悪の組み合わせです。そのまま大怪我に繋がる危険性があります。
このような床の滑り止めワックスを用いることで、床を滑りにくくし、ペットの足腰を守りましょう。
カーペットやジョイントマット
少しお部屋の見栄えが悪くなってしまいますが、滑り止めワックスよりも効果的なのはコルク製のマットです。ペットに関わる事業者は飼い主のお部屋の中を見て、その飼い主がとれだけ知識を持っているかを判断したりしますが、マットの有無は大事な要素です。
コルクのマットが嫌な方は、部屋中にカーペットを敷き詰めるのも良いでしょう。ジョイントマットにしておくと、ペットが汚してしまった場合でも、そこだけ新しいものに変えれば良いので、部屋を清潔な状態に保ちたい方にオススメです。
段差を小さくするペット用階段
ソファの前に置くだけで、段差を小さくできるペット専用の階段も販売されています。ここを経由して上り下りすることで、ペットの足腰にかかる負担を軽減することができます。
こちらの階段は滑りにくく、またダックスフンドなど胴の長い犬でも十分な奥行きがあるので、スムーズな登り降りをサポートします。どうしても高いところに登ってしまって止めさせることができない場合に使っても良いですね。
まとめ
今回は、ペットがいる家庭にオススメの家具や、家具のトラブルを防ぐグッズをご紹介しました。
人間には大したことがないように思えても、部屋の中にはペットにとっての危険がたくさんあります。何も対策しないでいると、ペットが高齢化してから大怪我に発展してしまうことも少なくありません。
ペットが家具を噛んでしまう、爪研ぎをしてしまうというお悩みでお困りの方はもちろん、お部屋の危険な場所への対策のヒントになれば幸いです。