フェレットの咬み癖(噛み癖)の原因とは?正しいしつけとNGなしつけ

フェレットの咬み癖(噛み癖)の原因とは?正しいしつけとNGなしつけ

フェレットを飼う際に必ず通る道の一つが、咬み癖(噛み癖)のしつけ。実際に今まさにフェレットの咬み癖について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

フェレットの歯はとても硬く鋭利なため、咬まれるととても痛いです。大人のフェレットに咬まれたら流血してしまうこともあります。しかし、フェレットはとても賢い動物ですので、きちんとしつけをすれば、咬み癖を減らしたり、甘咬みにさせたりすることができます。

今回は、フェレットの咬み癖の原因としつけ方についてご紹介します。

「噛む」と「咬む」の使い分け
人を咬む場合は「咬む」と表記し、物などを噛む場合は「噛む」と表記して使い分けをしています。

この記事の目次

フェレットの咬み癖で知っておくべきこと

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咬み癖はベビーのうちに直す

幼体の頃はかわいいし、痛くないからと放置しておくのは危険です。成長すると顎の力も強くなり、大怪我をしてしまう可能性もあります。これは犬や猫などにも共通して言えることです。

また、ずっと許されてきたことを急にやめろと言われても、フェレットは嫌がります。小さい頃から「咬んではいけない」と教え、しっかりしつけることが重要です。

咬み癖を直すのに時間がかかる

品種や個体により差はありますが、フェレットの咬み癖を直すには1年以上かかる場合もあります。そのため、しつけは根気よく続けることが大切です。

フェレットに咬まれるのが怖くて近づけない場合は、咬まれても簡単に穴が開かない革の手袋などを利用するといいでしょう。

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フェレットの咬み癖の5つの原因

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フェレットの咬み癖を直すためには、なぜ咬むのかを知る必要があります。そして、その原因を取り除くことが咬み癖をなくすことに繋がります。
ここでは、よく見られるフェレットの咬み癖の原因をご紹介します。

原因①お迎えしたばかり

新しく家に来たばかりのフェレットは、新しい環境や見知らぬ人にまだ慣れていません。警戒心も強く、戸惑いや不安も感じているでしょう。

この場合の咬み癖は、警戒からくる自己防衛の一つです。そのため、まずは一週間程度そっとしておき、環境に慣れさせてあげましょう。

原因②歯が痒い

生後2~3ヶ月は歯が生え変わる時期です。フェレットも口の中に違和感を感じたり、痒みを覚えたりして、物や人を咬んでしまうことがあります。

もし、歯が生え変わったばかりでフェレットが咬んでくる時には、噛めるおもちゃなどを与えて気を紛らわせてあげましょう。フェレットが誤飲しないよう、大きめで壊れにくいものがおすすめです。

原因③ストレスが溜まっている

1日のほとんどの時間をケージの中で過ごすフェレット。ですが、遊び好きなフェレットにとって狭いケージの中で過ごすことは非常にストレスが溜まります。あまりケージから出していない、一緒に遊んでいないなどの場合は、それが原因かもしれません。

1日に少なくとも1時間、できれば2時間前後遊んであげるとフェレットのストレスが解消されます。
また、家を留守にすることが多く、あまり構ってあげられない場合は、ケージの中におもちゃを入れてストレスを緩和させてあげてください。

原因④お腹が空いている

フェレットは1日に5~6回程度、少量のご飯を食べます。そのため、フードを多めにボウルに入れておき、いつでも食べられるようにする方法が勧められています。

ですが、ボウルの中が空になっていると、フェレットも空腹からストレスを感じ、咬んでくる場合があります。お腹が空いているサインですので、フードを追加してあげましょう。

ポイント
1日分のフードを朝にまとめて与えるのではなく、2~3回に分けて与えましょう。その際、古いフードは捨てて新しいフードに取り替えてあげてください。

原因⑤体調が悪い

体調が悪かったり病気の場合にも、咬み癖が増えやすくなります。具合が悪いとフェレットも気が立ってしまい、ちょっと触ろうとしただけで咬んでくることがあります。

もし、様子がおかしかったり、上記の他の原因に心当たりがなければ、一度病院に連れて行くことをおすすめします。

フェレットの咬み癖を直す効果的なしつけ方

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フェレットが咬む原因を取り除いても、フェレット自身が「咬んではいけない」ということを理解しなければ、咬み癖はなくなりません。では、どのようにしつければ、咬んではいけないと理解させることができるでしょうか。

その場ですぐに叱る

咬まれたらすぐに叱るようにしましょう。時間を置いてしまうとなぜ怒られているのかわからず、かえって怒らせてしまうこともあります。

短く大きな声で叱る

「ダメ!」などの短い言葉を使い、大きな声で叱ることが重要です。フェレットがその言葉を覚えられるよう、咬まれた時は一貫して同じ言葉、同じ口調で叱るようにしましょう。

ケージに戻す

叱った後はケージに戻し、構わないようにすることも有効です。咬むと叱られて遊んでもらえないと学習することで、咬み癖がなくなります。

指を押し込む

指を咬まれた際に、指の第一関節くらいまでをそのまま口の中に押し込みます。フェレットは指が喉に入ってくるのを嫌がるため、咬む=苦しい思いをすると学習し、咬み癖が減ります。

ただし、この方法は効果的ですが、咬まれた指が痛いことや、嘔吐の原因になってしまう可能性もあり、一般の飼い主には少し難しいため、あまりおすすめしません。

苦味で学習させる

手や電気コードなど噛まれたくないところに、「ビターアップル」というスプレーを吹き付けます。ビターアップルには強い苦味があるため、フェレットがこの苦味を嫌がり、噛まなくなります。
しかし、使いすぎるとフェレットが慣れて効果が薄くなるというデメリットもあります。

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フェレットの咬み癖を直すのにNGなしつけ方

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良かれと思って行ったしつけが、フェレットを傷つけたり、誤った学習をさせてしまう可能性があります。

以下の方法はおすすめできませんので注意しましょう。

鼻にデコピン

咬まれた時に、すぐに鼻にデコピンをすることで咬み癖をなくせるというものです。
この方法を推奨している人もいますが、フェレットに怪我をさせたり、ひどい場合は骨折させてしまうことがあります。また、逆上してさらに咬んでくる場合もあるため、決して行わないでください。

名前を呼んで叱る

名前を呼んで叱ってしまうと、その名前に苦手意識が芽生えてしまいます。名前を呼ばれる=叱られると誤って学習してしまうため、叱る際には「ダメ!」などの短い言葉を使用しましょう。

保定する

名前と同様に、保定して叱ることも避けた方が良いです。爪切りや歯磨きの際に使われる保定ですが、叱る際にも使ってしまうと、安定して保定できず、暴れてしまうようになります。

まとめ

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今回は、フェレットを飼っている人なら誰しもが経験する咬み癖の原因と、しつけ方についてご紹介しました。

鋭い歯を持っているフェレットの咬み癖は無くさなければ、やがて大怪我にも繋がります。また、咬まれるからとふれあいを疎かにすると、フェレットとの信頼関係も構築できず、ますます暴れん坊になってしまいます。

時間もかかり一筋縄ではいきませんが、一緒に楽しく遊ぶためにも、正しいやり方で咬み癖(噛み癖)を直してあげましょう。

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