犬のジャンプは病気のもと!?ジャンプ癖をやめさせる5つの方法

2024.07.30
犬のジャンプは病気のもと!?ジャンプ癖をやめさせる5つの方法

犬を飼っているみなさんは、犬がピョンピョンとジャンプをする姿を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

犬が嬉しそうにジャンプをする姿はとてもかわいいですが、実はそのジャンプ、癖になってしまうと病気の原因となるのをご存知ですか?

本記事では、犬がジャンプをする理由とその危険性、そして、ジャンプの癖をやめさせる方法を詳しく解説します。

この記事の目次

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犬はどんなときにジャンプする?

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犬がジャンプをするのは、具体的にどのようなときでしょうか?

1.何かを要求するとき

犬は、ごはんが欲しいときや散歩に行きたいとき、抱っこをしてほしい時など、飼い主さんに何かを要求するときにジャンプをすることがあります。

要求の仕方は犬によって異なり、吠える犬や見つめる犬、おすわりをしていい子アピールをする犬など様々ですが、これらのアピールをしても要求を満たしてもらえない場合、ジャンプでの要求に発展する場合があります

2.ソファの登り降り

ソファやベッドの上に、ジャンプをして乗ろうとする犬もいます。

ソファやベッドに高さがある場合、初めのうちは犬も登るのを躊躇するかもしれません。しかし、一度ジャンプで登れたという成功体験をすると、その後も積極的にジャンプで登るようになってしまいます。

3.ケージの外に出たいとき

犬がケージの中でジャンプをしているのは、「ケージの外に出たい」「かまってほしい」という気持ちでジャンプしていると考えられます。

ケージに天井がない場合、ジャンプによって、ケージの上から自力で外に出ようとしているのかもしれません。

ケージに天井がある場合は、単純に飼い主さんにアピールをしているのだと考えられます。

4.散歩中

散歩が大好きな犬は、散歩が嬉しすぎて興奮してしまい、ジャンプをすることがあります。

また、他の人や他の犬に会ったときに、一緒に遊びたくてジャンプをする犬もいるでしょう。

犬のジャンプが危険な理由

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当然のことながら、犬がジャンプをしすぎると、次のような病気や怪我を誘発しやすくなります。

椎間板ヘルニア

椎間板とは、骨と骨の間でクッションのような役割を果たすものです。この椎間板が飛び出して、神経を圧迫する状態が椎間板ヘルニアです。

ジャンプをしすぎると腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアになる危険性が高まります。
椎間板ヘルニアになると腰に痛みが出てきて、進行すると下半身が麻痺して歩行や排尿ができなくなります。

脱臼

脱臼とは、骨の関節が本来の位置からずれた状態のことです。

膝のお皿がずれる膝蓋骨脱臼や、大腿骨が股関節からずれる股関節脱臼などがあります。
ジャンプをすることで日常的に骨や関節に負担がかかると、脱臼の危険性が高まります。

犬のジャンプをやめさせる方法

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犬のジャンプは病気の原因になりますから、できるだけ早めにやめさせたいものです。

では、犬のジャンプをやめさせるには、具体的にどのようなことをしたら良いのでしょうか?

1.ジャンプでの要求は無視する

ジャンプをした後でごはんをもらえたり、散歩に行けた場合、犬は「ジャンプをすれば要求を聞いてもらえる」と学習してしまいます。

犬がジャンプで何かを要求してきても無視を貫き、できればその場から離れると効果的です。そして、ジャンプをやめたらたくさん褒めてあげましょう。

なお、途中で一度でも要求に応えてしまうと全てがやり直しになるため、「絶対に要求には従わない」という強い意志が必要です。また、後述する「オスワリ」や「マテ」などのように別の行動をさせるなど、いくつかの方法を組み合わせて抑制していくのが良いでしょう。

2.「オスワリ」や「マテ」を教える

犬が興奮してジャンプをしているときに、「オスワリ」や「マテ」をさせると落ち着きやすいです。

特にご飯やおやつを与える際は、興奮からジャンプをしたり飛びついたりしてしまいやすいので、「ジャンプしそうだな」と思ったら、ジャンプを始める前に「オスワリ」をさせるのも効果的です。ジャンプする前に止めさせて、それを習慣づけることができればベストです。

3.ソファやベッドに階段をつける

特に小型犬や子犬、老犬の場合、高さのあるソファやベッドの登り降りは足腰に負担がかかります。

ソファやベッドの前に、犬用の階段をつけ、ジャンプをせずとの上り下りができるようにすると良いでしょう。


4.ケージは天井のあるものにする

天井がついていないケージだと、犬は自力で外に出ようとジャンプしてしまうことがあります。

天井つきのケージに変えたり、今あるケージの上に毛布をかぶせるなどして、「上からは外に出られないよ」と教えてあげましょう。

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5.散歩中はリードを短く持つ

散歩中のジャンプは足腰の負担だけでなく、他の人や他の犬にも迷惑となる場合があります。中には犬が苦手な人もいますから、むやみにジャンプさせないように注意しましょう。

散歩中は、リードを短く持ち、犬が興奮し始めたら一度立ち止まって落ち着かせるようにしましょう。

まとめ

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今回は、犬がジャンプをするシチュエーション別の理由や、ジャンプが原因で起こりやすい犬の病気、犬にジャンプをやめさせる方法をご紹介しました。

犬がジャンプをしている姿を見て、「元気だな」「かわいいな」と思う飼い主さんも多いでしょう。しかし、犬にとってジャンプのしすぎは、椎間板ヘルニアや脱臼などの病気の原因になります。

ジャンプをしたことでかまってもらえたり、要求を満たしてもらえた犬は、余計にジャンプをするようになってしまいますから、ジャンプの癖は早めにやめさせるように工夫をしてあげましょう。

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