絨毯を引っ掻いたり、めくり上げて中に潜っていったり。外を通る人に向かって吠えたり、家の中を走り回ったり。それらは散歩が不足していることによるストレスかもしれません。運動不足はおもちゃ遊びをすることでも解消できるのです。
この記事の目次
散歩は大事
散歩は犬にとって、とても大事な行事の一つです。以下の5点が散歩のメリットとして挙げられます。
- 飼い主さんと共に歩く、誇れる時間
- 社会に触れる、しつけの1つ
- 飼い主さんとのコミュニケーション
- 運動の時間
- 問題行動が減る
これらは相互に関連しています。例えば、問題行動が減るのは、散歩という行事を通じ、飼い主さんとの関係作りがうまくいくことによって生じるプラスの効果でもありますし、運動の時間を十分に与えることにより、スッキリするからでもあります。また、色々なものを見て学ぶ機会でもあるため、散歩が社会化の機会にもなっているということも関係してきます。これだけでも、散歩って大事ということがわかりますよね?
詳細は、こちらでもご紹介しています。興味のある方はご覧になってください。
散歩不足による問題行動
先程書いた通り、散歩不足は様々な問題行動につながってきます。室内で飼育している場合、以下のような行動が見られます(これらを問題行動と捉えるかは人それぞれ違うと思いますので、あくまで一例です)。
- 何かに向かって吠える(人やモノや音など)
- 家の中にあるものを噛む、壊す
- 家中を走り回る
- 夜鳴き
- 人を噛む
吠えるというのは、犬にストレスが溜まっている場合に良く見られる行動の一つです。きっと、犬にとって吠えることって、スカッとして気持ちが良いんでしょうね。人間で例えると、「嫌な上司の悪口を肴に同僚達で集まって飲む」みたいな感じでしょうか。
運動不足はおもちゃ遊びで補える
とは言え、どうしても散歩に行く時間が取れなかったり、雨が降っていて散歩できないということはよくあると思います。そんな時はおもちゃで遊ぶことを選択肢の一つとして考えてみてください。もちろん、ペットシッターにお願いするということも考えられますが、雨の日はそれも難しいので、ここではおもちゃ遊びにフォーカスしたいと思います。
ボール遊び
鉄板はボール遊びです。ボールを使って「もってこい」遊びをします。誤飲しないように、飲み込めない大きさのものにしてください。
遊び方は簡単です。
- ボールを放り投げ、それを取りに行かせる
- 犬が家の中をあっちこっちへと走り回って追いかける
- それを持って嬉しそうに飼い主の元へ来るので、たくさん褒めてあげる
犬は走り回ることになるので、とっても疲れます。これを何度も繰り返せば、運動不足の解消になります。
ロープ遊び
ロープを使って、「ひっぱりっこ」をします。これも運動不足の解消になります。
こちらも遊び方はとても簡単です。
- ロープ等のおもちゃを目の前でユラユラさせたり、床で素早くニョロニョロと動かす
- 犬が飛びついてきます。咥えて離さないので、一緒におもちゃの取り合いをする
- 「うーうー」と犬が唸るかもしれませんが、心配不要。楽しくて仕方がない証拠
本気で引っ張り合いをして、ロープを奪い取りましょう。でも、たまには負けてあげてくださいね!
むすびに
おもちゃで遊んであげることで、犬の運動不足解消にもなります。散歩とおもちゃ遊びの両方をしてあげることで、飼い主と犬とのコミュニケーションをより強化することができます。ただ、忙しい現代人に両方を毎日というのは難しいのではないでしょうか。
最近、何故か問題行動が多いな?と思ったら、それは運動不足かもしれません。ここで書いた内容がお役に立てると幸いです。