犬の早食いを防止!悪影響の理由と5つの改善方法

2024.07.30
犬の早食いを防止!悪影響の理由と5つの改善方法

「愛犬の食べる速度が早い・・・」そう思ったことはありませんか?犬の早食いは、言葉で教えて直るものではありません。

しかし人間と同じで、早く食べることによる健康面でのほぼメリットはないと言えます。
今回の記事では、早食いが飼い犬に与える影響と、早食いの改善方法をご紹介します。

この記事の目次

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早食いが犬に与える影響とは?

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食べる速度が早いと、飼い犬に以下のような影響があります。

1. 食べすぎ・肥満に繋がる

人と同じように、犬にも満腹中枢があると考えられていますが、満腹感を得る前に食べ物がそこにあれば、犬はどんどん食べ続けてしまいます

食べすぎて肥満になると、様々な病気に罹患するリスクが高くなるので注意が必要です。

肥満になってしまった犬は、早食いを抑えることによって、体型の改善に役立ちます

2. 食べ物が喉につまりやすくなる

喉に食べ物がつまれば、犬は上手に呼吸ができなくなり、そのまま命を落としてしまうこともありえます。

もし、早食いした後に犬がえずいた場合は、あと少しでつまるところだったと言えます。

3. 消化不良を引き起こす

特にドライフードを与えている場合、硬いままの粒が犬の体内に流れるので、消化不良を引き起こす可能性が大いにあります。

早食いをすることで空気を一緒に飲み込みやすくなるので、ゲップも出やすくなります。

4. 胃拡張・胃捻転になりやすくなる

「胃拡張」とは、一気に食べた大量のフードが犬の胃で膨らみ、胃が拡張してしまうことです。これによって胃の内容物が腸へ流れないので、消化不良を引き起こし、嘔吐することもあります。

そしてその胃拡張が、胃がねじれる「胃捻転」を引き起こしてしまうことがあります。

胃がねじれると周りの血管も共にねじれ、胃の内容物が腸へ移動できなくなります。そして、ガスが発生して胃が膨らみ、周囲の臓器を圧迫してしまうのです。

胃捻転は、発症から数時間で犬が死に至ってしまう恐れがある病です。

5. 口内の病気にかかりやすくなる

食べるときに分泌される唾液は、歯周病菌の繁殖を防いだり、歯石を予防してくれたりと、健康な歯を保つ上で重要な役割を担っています。

早食いをすると唾液の量が少なくなり、それに伴って歯周病のリスクも高まります。

5つの早食い改善方法

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では、一体どのようにして早食いを改善すれば良いのでしょうか?以下にまとめました。

1. ふやかして与える

ドライフードの早食いに困っているのなら、水でふやかしてあげることをオススメします。ふやかすことによって膨張し、満腹感を得やすくなります。

水分の摂取量も増えるので、尿路結石のリスクを減らすこともできます。

2. 早食い防止用のグッズを利用する

犬が食べる際の障害があるように設計がされています。これによって、食べる速度を抑えることができます。知育玩具のようなもので、ストレスの解消にもなります。


毎日使っていると犬もコツを掴んでしまうので、3つくらい早食い防止用のお皿等を用意し、毎日違うものであげるとなお良いでしょう。

また、大型犬用の早食い防止用食器で小型犬にご飯を与えると簡単に食べられてしまうので、愛犬のサイズに合うものを選んであげてくださいね。

3. 一度の給餌量を減らし、回数を増やす

1日に与えるフードの量は同じでも、それを細かく3〜4回程度に分けて与えることによって、早食いの防止をすることが出来ます。回数を多く与える方が、愛犬の満足感も増します

これは、ダイエットにも有効です。

4. フードの粒を小さくする

早食い防止のために大きな粒のドッグフードに切り替えるという方法を聞いたことがあるかもしれませんが、丸呑みしてしまう食べ方を効果的に改善できるわけではありません。喉に詰まる可能性を高めてしまう上に、消化不良の理由にもなってしまいます。

逆に、とっても小さなフードであれば、口からこぼれやすく、一気にたくさん呑み込めません。また、消化不良も改善できます。

5. 落ち着いて食べられる環境を整える

多頭飼いの場合、早食いの理由の1つとして、他の犬にフードをとられるのではと考え、慌てて食べてしまうということがあります。

これを避けるために、1匹が落ち着いて食事ができる環境を整えてあげると良いでしょう。別々の部屋で食べさせてあげる等の工夫が有効です。

また、犬が食事をしているときに、じっと側で見つめたりするのはやめましょう。

まとめ

お花と2匹の犬

今回は、犬の早食いが犬の健康に与える影響と、早食いの対策法を5つご紹介しました。

犬の早食いはデメリットが多く、改善しなければ健康を脅かしてしまうこともあります。

早食いの程度やその理由は犬によって違うと思うので、ぜひ愛犬に合った改善方法を試してみてくださいね。

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