パピーウォーカーになるには?役割や他の盲導犬ボランティアを紹介

2026.04.08
パピーウォーカーになるには?役割や他の盲導犬ボランティアを紹介

皆さんは、「パピーウォーカー」という言葉をご存じでしょうか?パピーウォーカーとは、盲導犬候補の子犬を家庭で預かり育てるボランティアのことを指します。

子犬を育てる中で、社会の役に立っている実感や、やりがいを感じる方も少なくありません。今回は、犬を迎える際の一つの選択肢として「パピーウォーカー」という活動についてご紹介します。

この記事の目次

パピーウォーカーって何をするの?

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パピーウォーカーは、盲導犬育成団体から子犬を預かり、生後約2か月頃から協会が定める一定期間(多くの場合は1歳前後まで)家庭で育てます。

活動にあたっては、次のような点が重要とされています。

盲導犬候補の子犬を愛情をもって育てる

盲導犬に求められる資質の一つとして、人への親和性(人と関わることを好む傾向)が挙げられます。

そのため、パピーウォーカーには子犬が人と安心して関われるよう、日常生活の中で愛情を持って接することが求められます。

幼少期に人との良好な関係を築く経験は、子犬の成長にとって重要な要素の一つと考えられています。

盲導犬候補の子犬に人間社会での生活を学ばせる

パピーウォーカーが子犬を預かる時期は、いわゆる「社会化」にあたります。この時期の経験は、将来の性格や行動傾向に影響を与える重要な要素とされています。

幅広い年代の人や他の犬に接したり、慣れない場所やさまざまな環境を経験させることが重要になります。また、家庭犬として必要な基本的なマナーを身につけさせることも、パピーウォーカーの役割の一つです。

こうした日々の経験を通じて、子犬は人と暮らすことへの理解を深め、人との信頼関係を築いていきます。

パピーウォーカーのやりがいとは?

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パピーウォーカーのやりがいは人それぞれですが、ここでは代表的なものを3つご紹介します。

盲導犬を通じて人の役に立てること

パピーウォーカーとして育てた子犬は、協会での訓練や評価を経て、それぞれの適性に応じた道へ進みます。

その中で盲導犬として活動する犬もおり、自分が育てた犬が誰かの生活を支える存在になることに、やりがいや誇りを感じる方も多いようです。

また、送り出した後も「今ごろどこかで頑張っているのかな」と思い出すことで、自分自身の励みになると感じる方もいます。

家族で協力して盲導犬候補の子犬を育てる経験

パピーウォーカーの活動では、家族が協力しながら子犬を迎え入れ、日々の世話や成長を見守ることになります。こうした経験を通して、家族の関わりが深まったと感じる方も少なくありません。

お別れの寂しさを感じる声がある一方で、家族で話し合いながらこの経験を乗り越えること自体に意味があった、という意見もあります。同じ目標に向かって家族が力を合わせる機会は、日常の中ではなかなか得がたいものかもしれません。

パピーウォーカーだからこそ得られるかけがえのない思い出

「一緒に過ごせる期間が限られているのは寂しい」と感じる方もいるでしょう。その一方で、お別れの時期が分かっているからこそ、一日一日を大切に過ごせたと感じる方もいます。

実際に、あるパピーウォーカーのご家族は、「子犬が旅立つその日までにやっておきたいこと100」を家族で決め、一つひとつ楽しみながら過ごしたそうです。

また、別のパピーウォーカーからは、初めは「盲導犬にするために頑張らなければ」と思い詰めていたものの、次第に「自分たちが楽しんで子犬を育てることこそが大切だ」と感じるようになったと語っています。

パピーウォーカーのボランティア体験レポートは、こちらから確認できます。

ボランティア体験レポート|日本盲導犬協会
https://www.moudouken.net/volunteer/report/

どんな人がパピーウォーカーになれるの?

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パピーウォーカーになるには、それぞれの協会が定めるいくつかの条件があります。ここでは日本盲導犬協会の条件を参考にします。

  • 訓練センターへ無理なく通える距離に住んでおり、車での移動が可能であること
  • 月1回程度行われるレクチャーに参加できること
  • 子犬を室内で飼育できる住環境が整っていること
  • 子犬の世話や育成を生活の中心にできること
  • 家族全員がパピーウォーカー活動に理解・協力できること
  • 現在、ほかの犬を飼育していないこと
  • 集合住宅の場合、管理側から犬の飼育について承諾を得ていること
  • 活動に伴う費用負担について理解していること

パピーウォーカーになったら、訓練センターで開催されるレクチャーに参加する必要があります。そのため、センター近郊という条件が設けられています。

また、子犬の育成に専念し、家族全員で参加できることも条件となっています。

ただし、団体によって条件は異なりますので、上記の条件が合わなかった場合でも他の団体の条件を確認してみることをおすすめします。

パピーウォーカーになるまでの流れ

日本盲導犬協会のパピーウォーカーの登録から子犬を預かるまでのおおまかな流れは、次のとおりです。

  1. パピーウォーカーの登録申し込み
  2. 説明会と面談
  3. パピー委託待機者として登録
  4. パピー委託の連絡
  5. 委託前の準備
  6. 委託式(委託当日)

詳しい内容や最新情報については、日本盲導犬協会の公式サイトをご確認ください。

パピーウォーカー|日本盲導犬協会
https://www.moudouken.net/volunteer/puppy-walker/

パピーウォーカー以外の盲導犬ボランティア

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盲導犬ボランティアはパピーウォーカー以外に、次のようなものがあります(日本盲導犬協会の場合)。

  • 引退犬飼育ボランティア
  • キャリアチェンジ犬飼育ボランティア
  • 繁殖犬飼育ボランティア
  • その他のボランティア(イベントボランティアなど)

これらのボランティアの条件はそれぞれ異なります。パピーウォーカーの条件に合わなかった場合は、他のボランティアを検討してみてはいかがでしょうか。

ボランティア|日本盲導犬協会
https://www.moudouken.net/volunteer/

盲導犬ボランティアという選択肢

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パピーウォーカーになることは、素晴らしい経験だと思います。子犬を育てること自体が社会貢献につながりますし、子犬と過ごしたかけがえのない時は一生の思い出になるでしょう。

ぜひ、犬を飼う時の選択肢の一つにしてみてください。

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