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コラム

【新型コロナウイルス】犬や猫も感染する?ペットに関わる嘘と真実

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yuri シェリー編集部

世界中で感染が確認されている新型コロナウイルス。ネット上ではさまざまなデマや根拠のない噂話が飛び交い、それに翻弄された人たちが飼い主自らの手でペットの命を奪ってしまうという痛ましい事件も起こっています。

今回の記事では、新型コロナウイルスの情報の中でも、ペットに関わる情報のみをまとめて読者のみなさんにお伝えします。

「#武漢に取り残されたペットを救おう」

新型コロナウイルスで武漢に取り残されたペットを救おう
中国版のツイッター「微博(ウェイボー)」で、2月3日に最も検索されたキーワードの第3位に「武漢に取り残されたペットを救おう」というハッシュタグがランクインしました。

春節(旧正月)に帰省や旅行のため武漢から出たが、武漢の封鎖に伴い、ペットを残したまま自宅に帰れない人が続出したそうです。

これを受けて動物愛護団体「武漢小動物保護協会(微博)」が、飼い主の代わりに餌やりを行うボランティアグループを立ち上げました。2月4日の時点で約200世帯のペットに関するトラブルが解消されており、多くのペットの命が救われました。

他人ごととは思わず対策を

災害時におけるペットの扱いについては、災害の多い日本でもたびたび注目を浴びています。

今回の武漢のように都市そのものが封鎖されてしまう状況はかなり稀だと考えられますが、災害に巻き込まれて自宅に帰れなくなってしまったり、ペットと一緒に避難しなくてはならなかったりと、地震や大雨等の災害が多い日本でも、さまざまな状況が考えられます。

他人ごととは思わず、もしものときのためにどうするか家族で話し合う機会を設けられるといいですね。

災害の時、ペットと避難をするために。もしものために備えておくべきこと

新型コロナウイルスはペットにも感染する?

新型コロナウイルスはペットにも感染する?
大事なことなので結論から言いますが、新型コロナウイルス(COVID-19)には、その心配はありません

WHOのホームページでは以下のように掲載しています。

自宅のペットは新型コロナウイルスを拡散しますか?
現段階では、犬や猫などのコンパニオンアニマル/ペットが新型コロナウイルスに感染するという裏付はありません。ただし、日頃からペットと接触した後は石鹸で手をよく洗いましょう。これにより、大腸菌やサルモネラ菌など、ペットと人間の間で感染する可能性のあるさまざまな細菌から身を守ることができます。
WHO Coronavirus disease (COVID-19) advice for the public: Myth busters

日本の厚生労働省もこのようなQ&Aを掲載しています。

新型コロナウイルスは動物からうつるのですか?
新型コロナウイルスは、ペットから感染しません。なお、動物を媒介する感染症は他にありますので、普段から動物に接触した後は、手洗いやアルコール消毒などを行うようにしてください。
厚生労働省 コロナウイルスに関するQ&A

未だ新型コロナウイルスの全貌は解明されていないため、新しい情報が出てくることはあるかもしれませんが、少なくとも現時点では新型コロナウイルスは、動物種を超えて感染することはありません

市中ではマスクが売り切れてしまっていたり、確かに不安を煽られる要素もありますが、過度に敏感にならず、他の感染症を予防するのと同じように、手洗いや消毒を徹底するようにしましょう

デマで多くのペットが命を落としている


中国国内では、「ペットがウイルスを拡散している」というデマが流れ、不安に駆られた飼い主が高層マンションの上階からペットを投げ捨てて殺すという事件が起こっています。

これは「もしペットが新型コロナウイルスの感染者と思われる人間と接触した場合、隔離するべきだろう」という発言を、別のメディアが「猫や犬が新型コロナウイルスの感染を拡大させる可能性がある」と解釈を誤り、その情報が拡散されてしまったことが原因で起こった悲しい事件です。

日本では考えられない行為ですが、混乱に陥った人は何をするか分かりません。このニュースを見て「絶対そんなことをするわけがない」と思った人でも、混乱の中で冷静に判断できるとは限らないでしょう。そうならないためにも、「(ネットや人づての)情報を信用しすぎない」「情報源(情報のソース)を確認」することを普段から習慣付けることが大切です。

ペットの飼育禁止と処分を促すマンションも

新型コロナウイルスでペットの飼育禁止と処分を促すマンションも
中国の一部のマンションは、新型コロナウイルスへの感染を懸念して、ペットの飼育禁止と、信じられないことに飼い主に処分を促す張り紙を掲示しているところもあります。

今までは何事もなくペットの飼育が許可されていたのに、突然ペットの飼育が禁止になり、あろうことかその処分を言い渡されるのは、私たち飼い主にとってはとても腹立たしいことです。素直に従った飼い主がいるかどうかは不明ですが、多くの動物の命が危険にさらされています

正しい情報を確認することが大切

新型コロナウイルスのデマに騙されない
今回の新型コロナウイルスの影響で、人間だけでなく多くのペットが命を落としています。しかも、それはウイルスによってではなく、人間の手によってです。

家に帰れなくなった飼い主の代わりにペットを必死に救出している人もいれば、誤った情報を信じて、自らの手でペットの命を奪ってしまった人もいます。命を救う人がいる一方で、命を奪う人がいる現実が無念でなりません。

残念ながら事態が深刻化すればするほど、科学的根拠のない憶測やデマが出回ります。この情報社会で、何が正しくて何が誤っているのかをしっかり見極めることが必要になっています。どうか、誤った情報のせいでこれ以上理不尽にペットの命が奪われないことを祈ります。

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