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コラム

騒音トラブル回避術!集合住宅でペットを飼う人が対策すべきポイント

千葉 綾 シェリー編集部

ペット可の物件に住んでいる方々は、「音の問題」は気になりますか?ペットの騒音が原因で隣人から注意されたり、迷惑をかけているのではないかと心配になる方もいるでしょう。特に集合住宅では、隣人との距離が近いため、騒音問題が深刻になる可能性があります。

この記事では、集合住宅で暮らす方々に向けて、ペットと楽しい生活を送りつつ、騒音トラブルを予防する方法をご紹介します。

飼い主が最も悩む騒音トラブル

集合住宅でペットを飼う場合、最も飼い主が悩むのが「騒音問題」です。以下は賃貸住宅の場合のアンケートですが、約3割の人が騒音トラブルに不安を感じていることが明らかになっています。

(引用元:【賃貸でペットを飼っている人への意識調査】男女413人アンケート | 訳あり物件買取ナビ by AlbaLink

ペットの「音」で不安に感じていることは?

集合住宅でペットを飼う人が音に関して不安を感じることや、実際に起きたトラブルの事例はさまざまですが、以下のような点が多く挙げられています。

足音・着地音

ペットの足音が階下に響くことがあります。特に猫の高い場所からの着地音や、活発な犬が遊んでいる時の足音などは、階下に案外大きく聞こえているかもしれません。

夜間の音

同じ鳴き声でも、昼間と夜間では聞く側の感じ方が違います。そのため、多くの人が寝静まり、屋外の音も少ない夜間は、特に注意が必要です。また、ペットが爪とぎをする音や回し車で遊ぶ音など、普段は聞こえないような音も、夜間は案外大きく聞こえるのだそうです。

鳴き声

ペットの鳴き声は隣人とのトラブルとして一番多く耳にします。また、自分が不在の時にペットが鳴いていないか気になるという意見もあります。

ペットの鳴き声を身近な音に例えると・・・

個体差や鳴き方による大きさの違いはありますが、猫の鳴き声は約75dBです。これは、掃除機や地下鉄の車内の音、電話のベルの音などに相当します。

犬は犬種によって大きく違いますが、約90dB~100dBと言われています。騒がしい工場の中や電車が通る時のガード下の音に相当するので、かなりの騒音だと言えます。

ちなみに、ニワトリの「コケコッコー」という鳴き声も約100dBあると言われています。

いずれにせよ、ペットの鳴き声は近隣住民にとって、相当なストレスになる可能性があります。トラブルを避けるためにも鳴き声には最大限の注意が必要だと言えるでしょう。

物件を選ぶ時の対策

これから物件を選ぶという段階であれば、できるだけ防音性の高い物件を選びましょう。一般的には「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」の順に防音性が向上します。ペット可の物件の中には、防音性を高めている構造の部屋もありますので、気になる場合は不動産会社を通して確認してみましょう。

内見時にも防音性をチェックできる方法が2つあります。1つ目は「部屋の真ん中で手を叩く」ことです。叩いた手の音がきちんと返ってくる場合には、室内の壁できちんと遮断されていると判断できます。一方、音が返ってこない場合は音が外部へ漏れてしまっている可能性があり、防音性は低いかもしれません。

2つ目は「四方の壁を軽くコンコンと叩く」ことです。固く詰まったような音がすれば防音性が高く、高く響くような音がすれば防音性が低いと判断できます。

集合住宅に住んでいる場合の対策

既に集合住宅に住んでいる方の場合は、それぞれの場所に合った防音対策を取りましょう。もちろん、「犬の吠え癖」などは、きちんとしたしつけも同時に行ってください。

壁の防音対策

壁の防音対策としては、市販されている「吸音材のパネル」や「遮音材のシート」などを利用する方法があります。また、本棚やタンスなどの背の高い家具を隣室に接した壁に配置することで、防音性を高めることもできます。

床の防音対策

床がフローリングの場合は、防音の点でも、ペットの足のケガを防止する点でも、「カーペット」などを敷くことをおすすめします。ジャンプや飛び降りをするペットで、特に足音が気になる場合は「防音シート」の上にカーペットを敷くという方法もあります。

窓の防音対策

窓からもペットの騒音が響く場合があります。「防音カーテン」や「遮音カーテン」はペットの音が外に漏れにくくなる上に、外からの音も室内に聞こえにくくなるため、音に敏感なペットの場合はストレス軽減の効果も期待できます。

飼い主の不在時の対策

自分が不在にしている時に、ペットが鳴いているのではないかと不安に思う方も多いようです。ペットの見守りカメラの中には、鳴き声を検知して飼い主のスマホに通知できたり、遠隔操作でおやつを与えられる機能付きのタイプもありますので、そういったグッズを有効に利用しましょう。

※ペットカメラについては、こちらの記事もご覧ください。

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まとめ

近年ではペットだけでなく、子供の声もうるさいと問題になることが増えています。近隣との関わりが希薄な現代は、隣人に対する寛容さも薄れ、音に対して敏感な世の中になっていることをペットの飼い主は念頭に置いておく必要があります。

ペットと楽しく幸せに暮らしていくためにも、万全な騒音対策をとっていきましょう。

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