外出時に、犬に「行ってくるね」と言ったり、バタバタと準備していませんか。実はそれ、愛犬を不安にさせているだけかもしれません。
今回は、出かける前にどのように過ごしたらいいのかを見ていきます。
この記事の目次
別れの挨拶が不安を煽る
出かけるとき、思いっきり触って涙のお別れをしたい気持ちはよくわかります。ですが、それをやってしまうと、犬には「別れの挨拶」=「これから嫌なことが起こる」と記憶されてしまいます。
「いい子にしててね〜」という挨拶は、愛犬には「これから、辛くさみしいことがあるからね〜」と聞こえているかもしれません。
このように別れの挨拶をされることによって、余計に不安な気持ちが増してしまいます。
無言で出かけるのが◎
出かけるとき、「犬に気づかれないように出かける」を目指して、静かに出かけてください。もちろん「行ってきます」や、「いい子にお留守番しててね〜」は禁句です。
大好きな愛犬に一声かけたい気持ちは山々ですが、ここはグッとこらえましょう。
帰宅後、喜びの再会も逆効果
帰ってきてから、愛犬が元気にお出迎えしてくれた場合、喜んで一緒にはしゃぐ方もいるのではないでしょうか。実は、その喜びの再会も、いい子にお留守番してもらうことへは逆効果なんです。
人の出入りに敏感になってしまうといわれています。犬は数十分ほどで心の変動が落ち着くといわれているので、バッグを置いたり荷物の整理をしてから愛犬に会いに行く方が良いとされています。
何もない日に、出かけるフリをする
出かける前に、外出の準備をする様子も犬にとっては不安の材料になってしまいます。
化粧をする、服を着替える、部屋を片付けるなど、飼い主さんがバタバタと動く様子をみて「これから出かけちゃうんだな」と感じ取ります。そうなると、犬もソワソワしだして、不安になります。
そこでオススメなのが、特に何もない日にあえて出かけるフリをすることです。例えば、いつも出かける時に持っていくバッグを持って家の中を歩いてみる。休日だけど化粧をする、などです。
こうすることで、犬はいつ飼い主さんが出かけるのかわからなくなりますし、過度な心配がなくなります。
お留守番上手な賢い我が子になってもらおう!
お留守番が苦手な犬は、飼い主さん側に原因があることが多いです。わんちゃんには、「なんか飼い主さんお出かけしたみたいだけど、また帰ってくるし大丈夫だー」と思ってもらうことが大切です。そうすれば、飼い主さんが外出する時、悲しみのあまり叫び暴れることはなくなるでしょう。
何事もないかのように出かけて、帰ってくる。これができれば、お留守番上手間違いなしです。