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いぬ

本当に飼って大丈夫?迎える前に知ってほしい犬を飼う大変さと責任

てるみ
てるみ

ペットショップにいるたくさんのかわいい子犬たち。目が合ったり、抱っこをすれば、「運命の子だ!連れて帰りたい!」と思う方もいるでしょう。

しかし、その衝動買いは要注意です。衝動買いでなくても、犬のことをよく知らずに飼うのは、犬も人も不幸になる可能性があります。

今回は、本当の意味で犬も人も幸せに暮らすために、飼う前に知って欲しい、飼育する上での大変さや現実的な部分を紹介します。飼う決断をする前にしっかりと考えてみてください。

知ってほしい犬と人の違い

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擬人化されやすい犬ですが、実際には、体の作りから生得的に備わった行動、言葉、全てが人と犬で異なります。具体的に知って欲しい違いをご紹介します。

1. 犬は人の言葉が理解できない

愛犬に話しかけると愛犬も嬉しそうにしてくれたり、お手・おすわり等ができると、通じ合っていると感じますよね。もちろん通じあっている部分もあると思いますが、大前提として、犬は人の言葉を理解できないということをしっかりと受け入れましょう。

「ダメと言ってるのに(ある行動が)直らない」「トイレと言っても違う場所で排泄をする」「静かにと言っても吠えやまない」といったお話を飼い主さんからよく聞きます。でもこれは当然のことですよね。

愛犬と通じ合うためには、日々の生活を通じて構築する良好な関係性と、適切なトレーニングが必要で、飼い主さんが愛犬を理解することも非常に大切です。

2. 人にとっての問題行動は犬にとっては普通の行動

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吠え、噛み、あらゆる場所での排泄、食糞、散歩時の引っ張りなどのお悩みになりやすい人にとっての問題行動は、犬からすれば、普通の行動またはその行動をとらざるを得ない状況になっていることがほとんどです。

それは、犬にとって適切な環境でなかったり、その行動を起こす環境になっていることが大きな原因であり、人間側に問題があります。犬を叱ったり、問題視する前に、原因を考え、人が環境を整えることが必要となります。

具体的に、問題行動としてよく挙がる行動、つまり、犬を飼ったら直面する可能性の高いお悩みとその原因・対策を見ていきす。

お悩み①吠え

【目的・原因】
犬は吠えることで自分の意思を伝えます。吠えるのは、何かしらの意思や要求があり、それらが満たされていないということなのです。

【対策】
なぜ吠えているのか、しっかりと原因を見極めることが非常に大切です。
・ストレスや運動不足の発散は十分か
・お散歩や飼い主さんとの遊びは十分か
・寒くないか、暑くないか
・体調は問題ないか
・排泄はできているか
・新鮮なごはん・水は足りているか
・家やサークル等は愛犬にとって安心して落ち着ける場所か
・留守番を連日させていないか
犬を叱る前にあらゆる原因を考え、対応してあげましょう。

お悩み②噛み

【目的・原因】
犬は噛むことで発散をしたり、その物を確かめます。さらには、歯や顎の形を整えたりもしていると言われています。
噛むという行動は犬にとっては日常的に必要で当たり前の行動です。犬は噛んでも良いものと噛んではいけないものの判断はできません。身の回りにあるすべてが噛む対象です。

【対策】
噛んでいいものをたくさん与え、噛んで欲しくないものは噛めない位置へ移動させるなど、環境を整えましょう。

お悩み③排泄

【目的・原因】
犬は人のようにトイレという概念がなく、寝床から離れた吸収の良い場所で排泄することを好みます。犬からすれば、人が決めた室内の数カ所でしか排泄が許されないというのは大変なことですし、覚えるのにも時間がかかることもよくあります。

【対策】
トイレトレーニングは気長に、そして失敗しても犬を叱ったりせずに、少しずつでも見られる成長をおやつで褒めて伸ばして、トイレを覚えてもらいましょう。

お悩み④お散歩や外で落ち着かない

【目的・原因】
犬にとって外は、自分より大きな人や物・車・自転車・様々な音、知らない犬などがたくさんいて、恐怖の場となってしまうこともあります。
そのため、吠えたり、そわそわしたり、散歩では歩かない、逆に引っ張る、カフェなどに行っても落ち着けないこともあります。

【対策】
外でも落ち着くトレーニングや、愛犬が何に対してどのように反応しているのかを把握し、それに徐々に慣れていく練習も大切です。

犬を飼えば人の生活も変わる(変えなければいけない)

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犬も生き物です。毎日の散歩、遊び、トレーニング、ごはん、排泄の処理…と多くの時間がかかりますが、それらは基本的に飼い主さんが対応しなければなりません。

仕事も含め外出が多く、お留守番ばかりさせていれば、犬には大きなストレスがかかり、それに伴い人が考える問題行動が多く見られるようになります。さらにひどくなれば、身体的、精神的な病気にかかってしまう可能性もあります。

犬は本来ひとりで過ごすことが苦手です。留守番に向いていない生き物だということを理解し、お留守番を減らせるかしっかりと向き合う時間が作れるか、それに伴い自分の時間が減っても大丈夫かを考えてください。

犬を飼えばお金もかかる

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時間だけではなく、病院代やトリミング代、ごはん・おやつ代、おもちゃ、トイレシーツ代、エアコン代、プロに預ければトレーニング代やシッター代、加入すれば保険代など、多くのお金もかかります。

アニコム損害保険株式会社によると、犬に関する費用として一年間で約34万円かかったという調査結果もあります。犬の一生を15年とすると、単純計算で510万円です。シニアになると病院に行くことも増えますので、さらに費用がかかることも予想されます。

適切なケアや治療をするためにも、金銭的な余裕も重要です。

参考:アニコム損害保険株式会社
「ペットにかける年間支出調査 2020」

犬を飼う前にチェックしたいこと

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これまで紹介してきたことを踏まえ、本当に犬を飼えるかどうか、以下の点をチェックしてみましょう。

  • お留守番は1日4時間未満かつ週2~3程度か
  • お留守番を長くさせる場合は、犬の保育園やペットシッターを利用できるか
  • 毎日愛犬のお世話をしっかりできる時間とお金があるか、それに伴い自分の為だけの時間とお金が減っても大丈夫か
  • 愛犬が病気になっても病院代を払えるか
  • 自宅が犬の飼育可の物件か
  • 旅行など一晩以上家を空ける場合は、愛犬をペットホテルに預けられるか
  • エアコンで適切な温度・湿度管理ができるか
  • 今後、結婚、出産、引越し、介護、転職、自分自身の高齢化などライフステージが変わっても一生飼い続けられるか
  • 同居家族も含め犬アレルギーの人がいないか
  • 犬の高齢化や病気など変化があってもお世話をする覚悟があるか
  • 犬が噛んだり吠えたりと大変なことがあっても飼い続ける覚悟があるか
  • 想定していたサイズよりも大きく成長しても飼える環境と覚悟があるか
  • 万が一、自分の身に何かあった際に、飼ってくれる人がいるか
  • どんなことがあっても一生大切にし、最期の時まで犬の尊厳を大切にし、過ごすことができるか

まとめ

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犬にも命があり、意思があり、尊厳があります。犬は飼われた以上、本来犬としてはあり得ない生活を、人の生活に合わせて行動することとなります。そのため、人との生活に慣れるには多くの時間がかかり、失敗もします。

どうかこれらの点を忘れずに、犬を飼うと決めたら、迎えたその日から最期の時まで責任を持って、愛犬の一番の理解者、味方となり、愛犬も人も本当に幸せな日々を過ごしてほしいなと思います。

そして「飼わない」という選択もとても大切であるということを改めて書いておきます。

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