犬が震えるのは、病気?寒さ?考えられる原因5つとその見分け方。
「愛犬が震えている…!?」飼い主さんは、それが病気によるものなのか、それとも単なる寒さからなのか不安になりますよね。
どうやって、その震えの原因を探れば良いのでしょうか。
見た目では見分けられない
犬の見た目では震えの原因が分からないため、環境・最近の様子・頻度などから「なぜ愛犬が震えているのか」を理解することができます。
以下、詳しい解説を載せましたので、愛犬の現在の状況と比べてみてください。
犬の震え5種類
1. 寒さ
「犬はこんなに暖かい毛皮を着ているのに、なぜ震えるの?」と思うかもしれません。かつては野生で暮らしていた犬の祖先は、寒い地域にそんでいたため適応が可能でしたが、人間と共存する現在では寒さに弱くなりました。
犬は、体が小さい犬(チワワなど)/子犬/老犬ほど寒さに弱いと言われています。愛犬が、これらの犬に当てはまる場合は、寒さが原因かもしれません。
また、震えていたら、寒さを緩和させてあげましょう。暖かい場所に移動する/洋服を着せてあげる/毛布をかけてあげるなどがあります。
外気温へ体温の適応が終わったら、震えが止まる事も多いですが、長時間震えている事がないように気をつけてあげましょう。
2. ストレス、恐怖心
初めての場所や、知らない人の多い場所にいくと、不安心から震えてしまう事があります。また、花火や掃除機の音など、一度恐怖を感じた音によっても震える事があります。
筆者の家の犬たちは、花火の音が大の苦手。お祭りシーズンは、いつも震えています…。また、狸と庭で鉢合わせした時も、よほど怖かったのか激しく震えていました。
緊張やストレスといった精神的なものから震えがくるわんちゃんも多いので、「環境はいつも通りか?聞きなれない音がしていないか?」などを確認してみると良いでしょう。
3. 怪我の痛みによる震え
怪我やヘルニアなどの痛みに耐えるため、震えるわんちゃんもいます。「いつもはもっとに走り回るのに…」という場合には、怪我を疑って見ましょう。
身体を触ってみて、痛がるかどうかを確認してみることをおすすめします。
4. トイレの我慢
犬も人間と同じように、尿意や便意を催しているときに震える事があります。トイレを我慢することは身体にも良くないため、きちんと対応してあげましょう。
5. 病気
犬は、神経症状として震える事があります。「最近元気がない」「食欲がない」などの症状がすでに起きているのであれば、すみやかに受診しましょう。また、いつも決まったタイミングで震えるなども、病気のサインである事があります。
震えから考えられる病気には、てんかん/低血糖/脳腫瘍などがあります。
原因を分かって、適切な対処をしてあげましょう!
愛犬が震えていると、どうしても不安になってしまいますよね。もちろん、体調不良の様子が見えている場合には病院へ行ったほうが良いですが、過度に心配すぎるのも飼い主さんの心臓によくありません。
愛犬の最近の様子や、周りの環境などから判断し、適切な判断ができるようにしましょう。