犬・猫におすすめ!良い動物病院の探し方・選び方

犬・猫におすすめ!良い動物病院の探し方・選び方

信頼できる動物病院を見つけることは、犬や猫の健康や長生きにもつながります。私たちは、その健康に関して敏感な反面、専門的なことはわからないことも多く、獣医師の提案をそのまま受け入れてしまうこともあります。

中には、不要と思われる処置や高額な費用が発生した例もあり、元気なうちから病院を見極めておくことが安心につながります。

この記事では、愛する犬猫たちが安心して通える動物病院を見つけるためのポイントをご紹介します。

この記事の目次

動物病院の探し方①口コミやネットの情報を収集

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実際に行った人の意見は、病院の雰囲気や対応を知るうえで非常に参考になります。もちろん個人の主観になりますが、行った人でなければわからない情報も多く得られるでしょう。

犬を飼っている場合は、散歩中に他の犬の飼い主さんに聞いてみるのも良い方法です。

あわせて、口コミサイトやSNS、地域の掲示板などからネット上の情報を集め、複数の意見を比較することで、より客観的に判断できます。

動物病院の探し方②電話をかけてみる

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電話で見極めるポイントは、実際に行く時とさほど変わりませんが、以下の2点です。

受付の対応はどうか

受付の人の印象は病院全体の雰囲気にも影響します。獣医師の対応や人柄が受付に反映される場合もあります。

料金の説明があるか

電話で料金を明確に説明してくれるかを確認しましょう。事前説明がないまま診療後に高額請求が発生した事例も報告されています。

動物病院の探し方③実際に行ってみる

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実際に行ってみることで、獣医師やスタッフの態度(人だけでなく動物への接し方も)や雰囲気などを、より確かに判断できます。そのため、最終的には自ら足を運び、自分で判断するのが良いでしょう。中には、いくつもの病院を訪れたうえで、最終的に選んだ病院に長く通っている人もいます。

また、緊急時に焦って探したのでは、十分な見極めは難しいでしょう。飼い始めたばかりの時に受けるワクチンやノミ・ダニの薬の受け取りなど、愛犬や愛猫が健康な時に通い、その病院の良し悪しを判断するのが良いでしょう。

いつ、どのワクチンを打つかなどを適切に説明してくれる獣医師を選びましょう。ワクチンのスケジュールはこちらの記事でも確認できます。

また、医療費や不妊手術の費用の目安に関しては、こちらの記事をご覧ください。

実際に行った際に見極めるべきポイント

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チェックすべき項目は以下の5点です。

1.院内が清潔に保たれているか

待合室や診察室などが清潔に保たれているかは、病院の管理体制を見る上で大切なポイントです。悪臭がしないか、毛やほこりが落ちていないかなどもチェックしましょう。

2.飼い方についても教えてくれるか

日常の些細な疑問や不安点を気軽に相談できてこそ、獣医師と良好な関係を築くことができます。そこで、十分に対応してもらえない場合は要注意です。

3.説明がきちんとされているか

専門用語ばかり使っていないか、こちらが理解しないまま進んでいないか、質問にきちんと答えてくれるかなどを確認しましょう。

4.料金が明確に説明されるか

診療料金は法律により、団体や病院同士が基準や共通料金を決めることが禁止されています。そのため、犬や猫の治療費は病院ごとに異なります。

ただし、日本獣医師会が公表している「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果(令和3年度)」で、相場を知ることができます。こちらを参考にすることで、比較がしやすくなるでしょう。

小動物診療料金|公益社団法人日本獣医師会
https://jvma-vet.jp/clinic/ryokin.html

5.獣医師・スタッフの対応はどうか

獣医師の対応の良さは、スタッフの対応の良さに関連している場合があります。どちらも動物や人に対して、どのような接し方をしているかを見ておきましょう。

不安を感じたらセカンドオピニオンを利用する

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いくら入念に調べて動物病院を選んでも、治療中に疑問や不安を感じることはあります。そんなときは、セカンドオピニオンを活用しましょう。

セカンドオピニオンとは、病気の診断や治療について、かかりつけの獣医師とは別の獣医師に意見を求めることです。人間の医療では一般的になりつつありますが、近年では犬や猫の診療でもセカンドオピニオンを希望する飼い主さんが増えています。

セカンドオピニオンのメリット

セカンドオピニオンには、診断の正確性を高めたり、より適した治療法を見つけたりできる可能性があります。特に専門性の高い獣医師に相談することで、新たな選択肢が得られることもあります。

これにより、飼い主は納得して治療に臨むことができ、愛犬や愛猫にとって最善の医療を選択するための安心感につながります。

セカンドオピニオンのデメリット

デメリットとしては、他の動物病院を受診するための時間や費用の負担があります。かかりつけの病院で行った検査を再度受ける場合もあり、その分愛犬や愛猫にも負担がかかる可能性があります。

愛犬・愛猫のために後悔しない選択を

セカンドオピニオンを受ける際、かかりつけの獣医師に後ろめたい思いを抱く飼い主もいます。しかし、これは主治医への不信感があるからという理由だけでなく、より良い選択肢を探すための手段です。

不安を抱えたまま治療を続けるよりも、納得したうえで愛犬・愛猫にとって最善の選択をすることが大切です。

愛犬・愛猫の命に関わる、病院選び

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以前飼っていた愛犬の話ですが、体調を崩してから、焦って動物病院を探した記憶があります。それからは特に病院を変えることなく、同じ病院に通い続けていました。

その後も通院を続けていましたが、健康が回復することはなく、医療費も非常に高額でした。

数年後、その病院の評判が良くないことを知り、私たち家族は愕然としました。「もし違う病院に通っていたら、結末は違っていたのかもしれない」と思うと、やるせない気持ちになりました。

人間と同様、病院選びはとても重要です。もちろん、良い獣医師はたくさんいますが、さまざまな先生や病院があるということは知っておかなければならないと思いました。

みなさんが、良い病院に巡りあえますように。

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