健康も心も「見える化」!?犬のウェアラブルデバイスについて徹底調査!

2024.08.18
健康も心も「見える化」!?犬のウェアラブルデバイスについて徹底調査!

最近話題になっている犬のウェアラブルデバイスには、どのようなものがあるかご存じですか?

最先端の技術を使ったウェアラブルデバイスの性能もさまざま。なんと、犬の健康状態がわかるだけでなく、犬の「心」までわかるものもあります。

今回は、犬用のウェアラブルデバイスを調査しました。ぜひ、愛犬にぴったりのウェアラブルデバイスを見つけてください。

この記事の目次

ウェアラブルデバイスとは

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ウェアラブルデバイスとは、手首や頭などに装着して使用する電子端末のことで、心拍数や歩数、消費カロリーなどのデータを取得できます。犬の場合は主に首輪やハーネスに装着します。

また、犬が目の届かないところにいるときに、どんな活動をしているのか、どのくらい運動しているのかを自動で計測してくれるため、日々の運動量や食事量の管理に役立ちます。

さらに、多くのウェアラブルデバイスでは、スマートフォンなどのアプリから犬の様子を確認できるため、家を空けることが多い人にとっても心強いアイテムとなるでしょう。

INUPATHY(イヌパシー)

犬の心がわかるデバイス

INUPATHYは、株式会社INUPATHYが独自に開発した、ハーネス型のウェアラブルデバイスです。このINUPATHYはなんと、犬のこころの「見える化」ができるのです。

INUPATHYを犬の体に装着すると、ベルト部分に付いている心拍センサーによって、犬の心拍の変動を解析します。その心拍の動きによって犬の感情を予測し、「リラックス」「ドキドキ」「ハッピー」「興味」「ストレス」の5パターンの感情を色で示します。

これにより、飼い主は愛犬が今どのような感情を持っているのかをリアルタイムで知ることができるという仕組みです。

健康管理にも役立つ

感情を知ることができるだけでなく、装着している間の心拍データや感情データをクラウドに蓄積できるため、健康管理にも役立ちます。

現在、INUPATHYは公式ホームページでのみ販売されており、ハーネスと本体セットで29,700円です。

ついに、最新の技術を駆使することで愛犬の気持ちがわかるようになりました。INUPATHYによって、飼い主さんと犬の絆もさらに深まっていくかもしれません。

INUPATHY
http://inupathy.com/jp/

PLUS CYCLE

PLUS CYCLEは動物病院が作った犬猫用の活動量計です。加速度センサーと気圧センサーがついており、1日の活動量・ジャンプ数・おやすみ時間をグラフで表示できます。

また、お散歩の開始前にアプリ上で「おさんぽをスタート」させると、おさんぽ距離・時間、ルートが表示され、犬の運動量を手軽に管理できます。

サブスクリプションでさらに高機能に

基本機能に加え、月額550円を支払うことで、データから消費カロリーを算出したり、活動量計グラフに年齢・犬種ごとの平均値を追加し、活動量の目安がわかります。

また、PLUS CYCLEが壊れてしまった場合の補償や、愛犬が他人にケガをさせてしまった時の損害を最大3億円まで補償してくれる安心サポートもついてきます。これらの補償だけでも、サブスクリプションに加入する価値がありそうですね。

※条件によっては補償の対象とならない場合もあります。補償内容は事前によく確認してください。

PLUS CYCLE
https://pluscycle.jp/

MAMORIO(マモリオ)

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愛犬の迷子防止デバイス

最後にご紹介するのは、もし犬が迷子になってしまっても居場所を知ることができる、MAMORIOです。

こちらはもともと物の紛失防止タグで、MAMORIOが手元から離れるとBluetooth接続したスマートフォンに通知が送られ、手元から離れた場所を地図で確認できます。

これを、愛犬の首輪などにつけておくことで、迷子になってしまったとしても、どこにいるのか知ることができます。

残念ながらまだ完璧ではない

こんなに素晴らしいデバイスでも、弱点はあります。Bluetoothを使っていますが、接続可能範囲がかなりせまく、約60mほど。

そんな時は「みんなで探す」機能を利用します。この機能を使うことで、他のユーザーがMAMORIOを付けた愛犬とすれ違うと、その時の場所と時間が通知されます。また、MAMORIO Spotの設置されている駅や商業施設に愛犬が行った際にも通知を受け取れます。

これからMAMORIOがさらに普及すればもっと迷子犬を見つけやすくなるでしょう。もちろん迷子にはさせないのが一番ですが、万が一のときのために首輪に付けておくといいですね。

AirTagでの追跡はAppleが推奨していない

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MAMORIOと似たデバイスとして、Appleが販売するAirTagがあります。AirTagもMAMORIOと同じように、お財布や鍵などに取り付けて、Bluetoothを利用して居場所を特定します。サイズは500円玉より少し大きい程度であるため、犬や猫の首輪などに取り付けて、ペットの追跡用デバイスとして利用している人も少なからずいるようです。

しかし、Appleはペットの迷子防止としての使い方を推奨していません。そもそも、AirTagにはGPSが搭載されておらず、リアルタイムで移動している場所が更新されるわけではないため、頻繁に動く犬や猫の居場所を特定するのは難しいからと考えられます。

また、他の類似品も同様ですが、小ささが利点であるAirTagは犬が飲み込んでしまうリスクもあり、実際にそのような事故も多発しているようです。誤飲してしまうと、内部の有害物質が漏れ出て、中毒を引き起こす可能性も考えられるため、ペットの追跡用としては推奨できないとのことです。

まとめ

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ウェアラブルデバイスは、犬が安全で健康に生きていくためにぜひ活用したい機器です。

実際に触れ合ってコミュニケーションを取り、愛犬の状態を知ることができればいいですが、ずっとそうしていられる飼い主さんはほんの一部ではないでしょうか。便利なウェアラブルデバイスを用いることで、愛犬との絆を深め、飼い主さんと愛犬の生活をさらに快適なものにしていきましょう。

そして、愛犬と少しでも長く一緒にいられるように、健康管理も徹底してあげてください。

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