数時間で重度の熱中症に。犬の熱中症、その症状と対策。

2024.08.30
数時間で重度の熱中症に。犬の熱中症、その症状と対策。

「熱中症になったらどうなってしまうのか」を知っておかないと、愛犬の体調の変化に気づくことすらできません。犬は人間以上に暑さに弱いため、熱中症については特に気をつける必要があります。熱中症は本当に恐ろしく、対応が遅れると死に至ることもあります。ここで、その症状と対策を学んでおきましょう。

この記事の目次

犬は暑さが本当に苦手

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日本は暑さだけでなく湿気が高いこともあり、犬にとっても辛い季節となりました。人間は汗をかくことができるので体温調節が可能ですが、犬は被毛に覆われているためコントロールをすることが難しくなっています。私たち飼い主が、対策をきちんととってあげることが重要です。

どうなったら熱中症と疑えばよい?

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熱中症と考えられる症状は「呼吸が荒い、よだれが大量に出ている、ぼーっとしている、フラフラしている、体温が高い」などです。初期症状の段階で対処することが本当に大事です。熱中症かもしれないと思ったら、すぐに病院に連れて行きましょう。早ければ早いほど助かる可能性が高くなります。初期症状を見逃さないことが大切です。

重症化してくると、震えや痙攣が起こり、意識がなくなるなど命に危険が及びます。さらに進行すると、吐血や血尿といった症状が出てきます。高温によって身体が正常に機能しなくなってるために起こる症状です。体を冷やしてあげて、即病院に連れて行きましょう。

熱中症かも?!何をすれば良い?

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とにかく身体を冷やすことが大切です。涼しい場所に移動し、水で濡らしてうちわや扇風機で風をかけるなどをしましょう。氷水は、血管の縮小などを招くので常温の冷たさで大丈夫です。

応急処置を終えたら、身体を冷やしつつ病院に向かいましょう。数十分以内に処置ができれば回復の見込みがあります。しかし数時間が経過し、症状も重度のものが現れていると、危険な状態です。熱中症は処置が早ければ早いほど助かる可能性が上がるので、躊躇わずに病院に連れて行きましょう。

熱中症にはどうやってなるの?

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私たち人間は、汗をかくことで体温の調整をしています。しかし犬はそれができず、ハァハァという呼吸によって唾液を蒸発させ、気化熱で体温を下げるのです。気温が高くなると、この呼吸だけでの体温調節では追いつかなくなります。すると体が高温状態になってしまい、身体が危険な状態になってしまうのです。

熱中症は本当に恐ろしい

犬はその体調不良を、叫んで訴えるということはありません。また、暑いからと勝手にエアコンをつけることもできません。私たち飼い主が意識をして気遣ってあげなければ、愛犬の健康を守ることことはできないのです。
この季節、過去には人間の子供も車の中に放置され、熱中症で死亡するという痛ましい事故も起きています。ちょっとだけだから、等とは思わず、例えほんの少しの時間であってもそういったことのないように管理してあげてください。

暑い日の対策や暑さに弱い犬種については、こちらに詳しく書いてあります。

今年の夏もとても暑いですから、十分に気をつけましょう。愛犬だけでなく、自分自身の体調管理もしっかり行なってくださいね。

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