犬と猫、飼うならどっちがオススメ?7つの項目でチェックしてみよう

犬と猫、飼うならどっちがオススメ?7つの項目でチェックしてみよう

「ペットを飼いたい!」と思ったとき、まず頭に浮かぶのはペットとして人気の高い犬と猫ではないでしょうか。ただし、どちらも魅力的で可愛らしく、選ぶのが難しいと感じる方も多いことでしょう。

そこで今回は、犬と猫それぞれの特性を7つの項目にまとめました。ご自身にぴったりのペットを見つけるための手がかりとなれば幸いです。

この記事の目次

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①人気なのは?

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まず、犬と猫ではどちらがより人気なのでしょうか。ここからは、一般社団法人ペットフード協会が毎年実施している「全国犬猫飼育実態調査」のデータを元に見ていきましょう。

参考:令和5年 全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会
https://petfood.or.jp/data/chart2023/index.html

令和5年(2023年)の飼育頭数(推計)において、犬は684万頭、一方で猫は906万頭と、猫の方が圧倒的に多く飼われています

ここ11年間を振り返ると、犬の飼育頭数は2013年の871万頭から減少の一途をたどり、2023年には684万頭となりました。

一方で、猫の場合は2013年の840万頭から若干の数字の変動はありますが、基本的には横ばいの状態で、2023年には906万頭となっています。

世帯飼育率は犬の方が多いが…

世帯飼育率を犬と猫で比較すると、犬が9.1%、一方で猫は8.69%と、犬の方がやや上回っています。

しかしながら、犬は2013年の12.85%から年々減少しており、2023年には9.10%となりました。そのため、近い将来、飼育率も猫の方が上回る可能性は十分考えられます

一方で、猫の世帯飼育率は2013年の8.99%から常に8%台を維持しており、2023年には8.69%となっています。

②飼いやすいのは?

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ペットを初めて飼う人や、忙しくてあまりお世話をする時間がない人にとって、「飼いやすさ」は重要です。犬と猫を比較すると、以下のような点から猫の方が飼いやすいとされています。

猫の方が飼いやすい点

  • 散歩に行かなくてよい
  • 犬よりも留守番が得意
  • 鳴き声が小さい
  • 比較的世話が少ない

一方で、犬は散歩、しつけ、トリミングなどの必要な世話が多く、留守番が苦手なため、犬に対してたっぷりと時間を割いてあげる必要があります。

③お金がかからないのは?

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金銭面で飼いやすいのも猫です。こちらも猫が犬よりも飼育頭数が多い理由の一つでしょう。

前述の「全国犬猫飼育実態調査」によると、犬には生涯費用として240万円程度かかるとされています。一方で、猫の場合は149万円程度とされ、費用には100万円ほどの差があります。

また、毎月のペット関連支出費も比較すると、犬が1万4千円程度なのに対して、猫は8千円程度とされています。やはり、犬と猫では飼育費用に大きな差が生まれます。

なぜ犬の方が費用面で負担が大きいのか

猫にはほとんどかからず、犬の飼育のみにかかる支出として、次のようなものが挙げられます。

  • 狂犬病ワクチンの予防接種
  • シャンプー・トリミング
  • しつけ・トレーニング
  • ドッグランや家族旅行などの外出

もちろん、猫を飼うのにもお金はかかりますが、犬を飼うよりも費用が抑えられると言えるでしょう。

詳しい費用の概算などは、こちらの記事をご覧ください。

④一緒におでかけやスポーツができるのは?

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ペットと一緒に旅行やキャンプに出かけたり、一緒にスポーツを楽しみたいと思ったことはありませんか?

そんなアウトドア派の方には犬がオススメです。近年、犬と泊まれる旅館やコテージなどもだいぶ増え、一緒にお出かけがしやすい時代になりました。

また、犬とはアジリティやフリスビー、ドッグダンスなどのドッグスポーツも楽しめます。上達したら大会に出場することもでき、愛犬と素敵な思い出が作れます。

⑤懐いてくれるのは?

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飼い主に懐き、より親密な家族になれるのは、太古の昔から人間と共に暮らしてきた犬だと言えるでしょう。前述した通り犬の世話には手がかかりますが、犬とその飼い主は協力や信頼を通じて、固い絆を築くことができます。

一方、猫は人間にべったりというよりも(もちろん、そういった性格の猫もいますが)、一緒に暮らしている同居人のような存在と言っても良いのではないでしょうか。

懐いて欲しい!たくさんお世話したい!という方には犬がオススメと言えるでしょう。

⑥ライフスタイルに合うのは?

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ご自身のライフスタイルによっても、犬と猫のどちらが合うのかが大きく変わります。

賃貸住宅に住む場合

今後賃貸住宅に引っ越す可能性がある場合は、犬の方が向いています。近年、「ペット可」や「ペット相談可」の物件も増えてきましたが、そのほとんどが小型犬を想定しており、猫を飼える賃貸物件は少ないと言われています。

ただし、犬の場合でも鳴き声やにおい、抜け毛などに気をつけ、マナーを守って飼わないとトラブルの種になることもあります。

一人暮らしで飼う場合

一人暮らしで留守がちだったり、ペットに多くの時間を作れない場合は、猫がオススメです。猫は犬ほど留守番が苦にならず、散歩の必要もないため、犬よりはお世話に手間がかかりません。

退屈しないように、部屋にキャットタワーやおもちゃを用意すれば、問題なく飼うことができます。また、近年では自動給餌器や見守りカメラなど、一人暮らしでペットを飼うのに便利な製品が次々と発売されています。

ただし、留守番が苦手な性格の猫もいます。そのような場合には、多頭飼いやペットシッターに依頼するなどの選択も検討しておきましょう。

共働き家庭で飼う場合

共働き家庭の場合は、それぞれの事情により異なります。二人とも同じ時間に出勤するようなご家庭では、比較的留守番に強い猫が向いていると言えますが、どちらかが在宅ワークやパートタイムであったり、勤務時間が異なる場合は犬でも大丈夫です。

犬の世話を家族で分担したり、散歩を一緒に楽しむご夫婦もよく見かけます。

⑦寿命が長いのは?

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できることなら長生きして欲しい。それがペットを飼う人たちの共通の願いです。

前述の「全国犬猫飼育実態調査」によると、犬の平均寿命は14.62歳、猫の平均寿命は15.79歳で、1年ほど猫の方が寿命が長いことが分かりました。

犬種や猫種によって寿命の長さもさまざまなので、このことから一概に「猫の方が長寿である」とは言えません。ですが、どうやら猫のほうが犬よりも少しだけ、長い時間をともにできるようです。

大切な家族がいなくなってしまうのはとても悲しいことですが、健康に気を付けた飼育を心がけて、たくさんの時間を共有できるといいですね。

まとめ

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費用なども含め、飼いやすいのは猫ですが、一緒に遊んだり仲良しの存在になってくれるのは犬だと言えるでしょう。

どちらが良い・悪いとは一概に言えません。この記事を参考に、皆さんの好みやどんな暮らしがしたいのかを想像しながら検討してみてください。

犬は濃い関係性を持つ家族のような存在に、猫は一緒に暮らしを楽しむ同居人のような存在になってくれるでしょう。

皆さんが、自分に合ったぴったりのペットと出会えますように!

改訂履歴
2024/05/03 情報を追加、最新のデータを元に一部内容を変更
2019/03/13 情報を追加
2018/08/21 初版公開

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