引越し・新生活を始める前に!環境の変化による犬のストレスの対処法

2024.04.23
引越し・新生活を始める前に!環境の変化による犬のストレスの対処法

春の訪れと共に、愛犬と引っ越しや新生活を始める方もいる思います。
しかし、犬は環境の変化によって不安やストレスを感じてしまいやすい生き物です。

今回は、引越しによる環境の変化が犬に与えるストレスと、その対処法をご紹介します。
愛犬との新生活をより良くスタートするために、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

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環境の変化による犬のストレス

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新しい家の環境に慣れるまで、犬には不安やストレスが襲いかかります。

匂いやルーティーンを大切にする犬にとって、環境の変化に対応することは時間が掛かるだけでなく、体調に影響する可能性もあります。

引越しは犬にとっても一大イベント

飼い主にとって、新居はワクワクするものですが、犬にとっては知らないものに囲まれた落ち着けない場所かもしれません。
その他にも、引越しの準備中や移動中、さらに同居する人間が変わるなど、ストレスの原因となることがたくさんあるため、引越しは犬にとっても一大イベントと言えるでしょう。

引越し後は特に愛犬の様子を観察し、心地よい環境を整えてあげることが大切ですね。

引越し後には要チェック!犬の5つのストレスサインとその対処法

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引越し後に、愛犬に起こりやすいストレスサインと対処法を以下の5つに分けてご紹介します。

  1. 留守番に抵抗を示す、問題行動を起こす
  2. 落ち着きがなくなる・夜に寝ない
  3. 吠えることが増える・夜鳴きをする
  4. トイレができなくなる
  5. 下痢や嘔吐をする

1.留守番に抵抗を示す、問題行動を起こす

まだ家に慣れない状態での留守番です。見知らぬ場所で一人で待つことに強い不安を感じているのでしょう。

【対処法】
もう一度、留守番の練習をしましょう。
引越しをして間もない頃に長時間のお留守番をさせることは避けた方が良いでしょう。
その後、少しずつ飼い主が離れる時間を増やしながら、トレーニングをしていきましょう。

2.落ち着きがなくなる・夜に寝ない

少しの物音にも敏感に反応してしまうことがあります。
家の中を常に歩き回ったり、夜も眠らずに吠えられてしまうと、飼い主さんも困ってしまいますよね。

【対処法】
愛犬が落ち着ける場所を確保しましょう。
ケージやベットなどを、以前の家と同じような位置に置いたり、家の雰囲気を少し以前と似せたりしましょう。
犬が使い慣れている毛布やおもちゃ、イスなどもなるべく新調せずに同じものを使うことが理想です。

3.吠えることが増える・夜鳴きをする

外から聞こえるいつもとは違う物音に反応して、吠えることがあります。
刺激やストレスに過敏になってしまっていることが原因です。

【対処法】
物音が気になっているようなら、窓から離れた場所にベットを置いたり、テレビやラジオを流すことで改善を図りましょう。
人の動きなどが気になる場合は、ケージに布を被せて視界を遮るのも良いでしょう。

4.トイレができなくなる

間取りが分からず家に慣れない時期に、トイレをする場所を迷ってしまうことがあります。

【対処法】
改めて、新居でのトイレトレーニングをしてあげましょう。前の家と同じような場所においてあげると、覚えやすいでしょう。
失敗しても決して叱らずに、慣れるまで練習を繰り返しましょう。
また、可能であれば引越しの朝などに前の住居でトイレシーツにおしっこをさせ、それをそのまま新居に敷いてあげるとトイレの場所が分かりやすくなります。

5.下痢や嘔吐をする

ストレスや移動時の疲れから、引越し後に下痢や嘔吐をしてしまうことがあります。
環境の変化による一時的なものであれば、1日経てば治ることもあります。

しかし、元気がない、食欲がないなどの症状も合わせて見られる場合や、過去に病気をしたことがある犬子犬・老犬などは悪化する可能性もあるので注意が必要です。

【対処法】
引越し後に下痢や嘔吐などの症状が見られたら、迷わず動物病院に相談しましょう。
また、嘔吐を防ぐため、引越しの移動直前にご飯をあげることは控えましょう。
ただ空腹の状態で長時間移動することも負担になるため、ご飯の時間と量は状況に応じて調節することが必要です。

犬の輸送方法と気をつけること

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犬を新居へ移動させる方法は、車や公共交通機関で運ぶ方法と、ペットの引越し専門業者へ依頼する方法の2つがあります。

飼い主が自家用車で運ぶ

自分で運ぶ場合は、事前に練習をし、慣れさせておくことが必要です。

車の場合、最も一般的な運び方は、クレートを後部座席やトランクに固定し、そこに犬を入れることです。
長時間ドライブになる場合は、約2時間ごとに休憩をし、水分補給や外の空気を吸わせてあげましょう。

飼い主が公共交通機関で運ぶ

電車などの公共交通機関の場合、車内でキャリーバッグから顔を出すことはマナー違反です。
また、JR、私鉄、新幹線ごとに乗車できる犬の大きさが異なるため、調べておきましょう。

こちらも、事前に短い距離で練習しておきましょう。

ペット専門の引越し業者に依頼する

長距離の引越しや、自分で運ぶことが困難な場合には、ペット専門の引越し業者を利用できます。
飼い主がペットに付き添うことができたり、保険や保証があったりと、各業者によって様々な特色があります。自分と愛犬にベストな業者を選びましょう。

引越し後は、犬の登録変更も忘れずに

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住所が変わった場合は、法令に基づいた犬の登録変更の届出が必要です。

引越し前に公布された鑑札、狂犬病注射済票を、引越し先の自治体に持っていきましょう。
同じ市区町村内での引越しは、転居届を提出する際に犬の登録変更手続きを行います。

犬の住所登録変更をきちんとしていないと、犬が迷子になった時に飼い主のもとに帰ってこられないことがあります。

まとめ

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犬は大切な家族です。新しい環境に早く慣れて、いつも通りの生活を送ってもらいたいですよね。飼い主さんも、新生活・新居の片付けなどで忙しくなると思いますが、なるべく愛犬と一緒にいる時間を長くすることが大切です。

また、生活スタイル、犬周りの家具や食べ物は、なるべく以前と同じにする工夫をすることが、犬にとっての大きな安心材料になります。

この春から引越しや新生活をスタートさせる方は、愛犬を観察しストレスを軽減してあげましょう。

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