愛犬が外でしかトイレをしない!その問題点とトレーニング方法

2024.04.23
愛犬が外でしかトイレをしない!その問題点とトレーニング方法

「室内飼いだけれど、トイレは散歩の時しかしない」という犬は意外と多くいます。

台風や大雪の日にも散歩に行かなければいけなかったり、愛犬に我慢をさせてしまったり、外でしかトイレをしないと困ることがありますよね。

今回は、犬が外でしかトイレをしない理由と問題点、そして家の中でもトイレができるようになるトレーニング方法をご紹介します。

この記事の目次

犬猫ペット用品の個人輸入代行「うさパラ」
広告

愛犬が外でしかトイレをしない理由

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内

室内でトイレをしてはいけないと思っている

おうちに迎えたばかりの時のトイレトレーニングが上手く行かないと、その後も室内でトイレをすることが出来なくなってしまうことがあります。

特に、過去にトイレを失敗した際にひどく叱りつけられた犬は、「室内でトイレをすると怒られてしまう」と覚えてしまい、室内でトイレができなくなっている可能性があります。

習慣化してしまっている

毎日1日2回の散歩がトイレの時間であると習慣化してしまっていることがあります。

個体差やその日の状況によりますが、犬はかなり長い時間トイレを我慢することができます。そして、お散歩で歩くと内臓が動き排泄が促されるという面もあります。

このことから、「お散歩の時間までトイレは我慢しよう」と身体が覚えているのかもしれません。

愛犬が外でしかトイレをしない3つの問題点

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
愛犬が外でしかトイレをしないと、愛犬にとっても飼い主にとっても問題になることがあります。

1. 天気が悪い日も散歩しなければならない

外でしかトイレをしないと、台風、雪の日など天候が悪い日や、とても暑い/寒い状況でも散歩に行かなければいけません。

これは、飼い主さんの負担となるだけでなく、犬にとっても雨に濡れてしまうなどして体調を崩す原因となることがあります。

2. シニア犬や病気のある犬はトイレの我慢が出来なくなる

老犬になると、1日のトイレの回数が増えることがあります。老化によって、膀胱周りの筋肉が低下したり、残尿感があったりするからです。

また、腎不全、膀胱炎、糖尿病、クッシング症候群などの病気を患っている犬は、多飲多尿や残尿感という症状によって、トイレが近くなります。

早朝や夜中にも愛犬のトイレのために散歩に出かけることは大変ですよね。
体調の悪い時や老化で、愛犬が頻繁にお散歩に出かけることが出来なくなった時のために、我慢せずおうちでトイレができるようにしておくことはとても大切です。

3. 災害時やホテルに預けた時に安心

災害時に避難所で過ごす間ペットホテルに預けた際に、室内でのトイレの習慣をつけておくことは安心につながります。

災害時は自由に外に散歩に連れて行くことができないかもしれませんし、ペットホテルの散歩の時間は愛犬のトイレの時間と合わないかもしれません。

室内でトイレができれば、イレギュラーな状況下でも、飼い主、周りの人、そして愛犬が快適に過ごすことができるでしょう。

トイレトレーニング前の注意事項

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
室内のトイレトレーニングをする前に、確認すべき注意事項を2つご紹介します。事前に必ずチェックするようにしましょう。

1.泌尿器系の病気などがないか、獣医師に確認する

「室内でトイレをしてから散歩にいく」というトレーニングを繰り返すため、最初は上手くできずに、ある程度トイレを我慢してもらうことになるかもしれません。

ただし、病気がある場合には我慢をさせてはいけません。事前に動物病院で確認をし、病気がある場合にはまずは治療に専念しましょう。

2.時間と心のゆとりを持つ

トイレの習慣は簡単に変えられるものではなく、時間根気が必要です。

飼い主が忙しい時にトレーニングを行ってしまうと、焦ったりイライラしたりしてかえって逆効果になることもあります。また、愛犬が怖がり室内でのトイレをしなくなってしまいますので、トレーニング中に絶対に怒ってはいけません

「焦らず、気長に、できなくても怒らない」を心に留め、愛犬とのトレーニングを行ってくださいね。

室内でのトイレトレーニング方法

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
上記の注意事項を確認した後は、早速トレーニングの方法を見ていきましょう。

【ステップ1】

ベランダや庭、玄関の前などの半屋外にトイレを設置します。

いつもトイレをしている環境に似せるため、トイレシートの上に土や芝などを乗せます。トイレと認識させるために、愛犬のおしっこを吸い取ったシートを下に敷くことも有効です。

【ステップ2】

普段のトイレ時間である散歩に行く前に、トイレスペースに連れていき、排泄を促します。この際、「トイレ、トイレ…」「ワンツー、ワンツー…」など決まった言葉をかけてあげましょう。

そこで排泄をするまでお散歩に行かずに我慢させることになります。愛犬が排泄したくなるのを待つため、時間に余裕のある時に行うと良いです。

トイレができたらおやつなどを使ってたくさん褒めてあげ、その後に散歩に行くようにしましょう。これを繰り返し、徐々にトイレシートのみでできるようにしていきます。

【ステップ3】

次はトイレシートの場所を、ベランダや庭から家の中に近づけます。ここでのポイントは、急に違う場所に置くのではなく少しずつ移動させることです。

犬にも上手くできる時と失敗してしまう時があるかと思います。これらのステップを何度も繰り返して、トイレを覚えさせていきましょう。

まとめ

犬,トイレ,排泄,外,散歩,室内
今回は、愛犬が外でしかトイレをしない理由と問題点、そして室内でもトイレができるようになるためのトレーニング方法をご紹介しました。

トレーニングは大変ですが、飼い主さんも焦らずにやることが大切です。できるまでに時間がかかっても大丈夫です。飼い主さんにも愛犬にもストレスがかからないよう、ゆとりを持って接してあげましょう。

関連記事

こちらの記事も読まれています

いぬ」の記事をさがす