犬の散歩中のにおい嗅ぎ、やめさせるべき?上手な付き合い方を解説

犬の散歩中のにおい嗅ぎ、やめさせるべき?上手な付き合い方を解説

犬が散歩中に周囲のにおいを嗅ぐ様子を見て、皆さんはどう感じていますか?「なかなか前に進まないから」とリード引っ張ってやめさせている方も多いかもしれません。

しかし、においを嗅ぐことは犬にとって大切な行動であり、リードを引いてやめさせることが逆効果になる場合もあります。

この記事では、犬にとっての「においを嗅ぐ行動」の意味や、上手な付き合い方について解説します。

この記事の目次

犬にとってにおいを嗅ぐ行動とは?

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犬は散歩中、あちこちのにおいを嗅ぎながら歩きます。一見すると寄り道しているように見えますが、実はそこには犬なりの理由があります。

ここでは、犬にとってにおいを嗅ぐ行動がどのような意味を持つのか見ていきましょう。

情報を集めるため

犬はにおいを嗅ぐことで、周囲のさまざまな情報を得ています。たとえば、その場所を通った他の犬の性別や体調、どれくらい前に通ったのかといった情報まで読み取ることができるといわれています。

人が目で情報を得るのに対し、犬はにおいを通じて情報を取得しています。そのため、においを嗅ぐ行動は、犬にとって情報収集の大切な手段なのです。

脳を刺激し、ストレスを発散するため

犬にとってにおいを嗅ぐ行動は、脳への良い刺激にもなります。さまざまなにおいを嗅ぎ分けることで脳が活性化し、満足感を得られると考えられています。

また、においを嗅ぐことはストレスの発散にもつながります。においを嗅ぎながら歩くことで、犬はリラックスしやすくなり、心の安定にも役立つとされています。

においによるコミュニケーション

犬はにおいを通じて、他の犬とコミュニケーションを取っています。地面や電柱などのにおいを嗅ぐことで、そこを通った犬の情報を読み取り、自分のにおいを残すことで相手に情報を伝えています。

いわゆる「マーキング」もそのひとつで、性別や体調、縄張りなどの情報が含まれていると考えられています。このように、においは犬同士の大切なコミュニケーション手段なのです。

犬のにおい嗅ぎでよくある悩み

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犬のにおい嗅ぎ行動については、不安や疑問を感じる方もいらっしゃいます。におい嗅ぎにまつわるよくある悩みを見ていきましょう。

拾い食いにつながるのでは?

においを嗅いでいるうちに、そのまま落ちているものを食べてしまうのではないかと不安に感じる方も多いでしょう。実際、散歩中の拾い食いは犬にとって危険なトラブルにつながる可能性があります。

ただし、においを嗅ぐこと自体が直接の原因というわけではありません。拾い食いを防ぐためには、飼い主が周囲に注意を払いながら、適切にコントロールすることが大切です。

言うことを聞かなくなるのでは?

自由ににおいを嗅がせていると、「飼い主の指示を聞かなくなるのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。

しかし、においを嗅ぐことと、しつけができているかどうかは別の問題です。大切なのは、必要な場面できちんと合図に反応できるようにしておくことです。

散歩中のにおい嗅ぎの対処法

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においを嗅ぐことが大切な行動だとわかっても、どこまで自由にさせてよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

におい嗅ぎは、完全にやめさせるものでも、好きなだけ自由にさせるものでもありません。大切なのは、状況に応じてコントロールしながら取り入れることです。

お散歩にメリハリをつける

散歩中は、すべてを自由にさせるのではなく、場所に応じてメリハリをつけることが大切です。

たとえば、住宅街やお店の前などではリードを短く持ち、飼い主の横で落ち着いて歩かせます。

一方で、公園や安全な場所に着いたら「いいよ」などの合図を出してリードを緩め、自由ににおいを嗅がせてあげましょう。

「おしまい」の合図を教える

においに夢中になって動かなくなったときのために、切り上げの合図を決めておきましょう。

たとえば、十分ににおいを嗅がせたあとに「おしまい」や「行くよ」などと声をかけ、こちらを向いたら褒めて歩き出します。

最初のうちは、合図のあとにおやつを与えると、「においを嗅ぐよりも飼い主について行くほうが良いことがある」と学習しやすくなります。

知育玩具や室内での「ノーズワーク」を併用する

散歩以外の場面で、においを嗅ぐ欲求を満たしておく方法もあります。

たとえば、家の中でタオルにおやつを隠したり、市販の「ノーズワークマット」を使ったりして、鼻を使う遊びを取り入れてみましょう。

あらかじめ欲求が満たされていると、外でのにおい嗅ぎへの執着がやや落ち着くことがあります。

ノーズワークについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

リードを強く引くのは逆効果になることも

よく見られるのが、リードをぐいっと引いて、におい嗅ぎをやめさせようとする対応です。しかし、この方法は場合によっては逆効果になることがあります。

強く引っ張ることで首や喉に負担がかかるだけでなく、犬は引っ張られると反対に引こうとする性質があり、さらに引っ張りが強くなってしまうこともあります。

そのため、無理に引いて止めるのではなく、名前を呼んだり、おやつを使ったりして、犬の意識をこちらへ向けることが大切です。

犬のにおい嗅ぎと上手に付き合おう

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犬にとって、においを嗅ぐことは本能や欲求に基づいた大切な行動です。その意味を理解することで、無理にやめさせるのではなく、状況に応じた適切な対応ができるようになります。

大切なのは、におい嗅ぎを「禁止すること」ではなく、「上手にコントロールしながら取り入れること」です。

犬の気持ちに寄り添いながら、無理のない形で楽しめるお散歩を目指していきましょう。

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