足裏の脱毛には注意!うさぎのソアホックの原因と予防方法とは

2022.04.08
足裏の脱毛には注意!うさぎのソアホックの原因と予防方法とは

うさぎに多いと言われる病気である「ソアホック」。足裏の毛が抜けることで、皮膚の炎症を起こしてしまう病気です。
英語でソア(sore)は痛い、ホック(hock)は後脚の関節を意味します。

今回は、ソアホックの症状、原因と予防策についてご紹介します。日頃のちょっとした予防策でリスクを下げることができるため、是非試してあげてください。

この記事の目次

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ソアホックとは?

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ソアホックとは、うさぎの足裏に起こる皮膚炎のことです。日本語では、飛節びらん、足底潰瘍などと呼ばれることもあります。

ソアホックの症状としては、まず何らかの原因で足の裏、特に踵の部分の被毛が薄くなります。脱毛よって皮膚が露出してしまうと、表面に傷や炎症を起こしやすくなってしまいます。
進行すると足裏が厚く固い白いタコのようになり、赤く炎症を起こしてしまいます。

ソアホックは、後ろ足に発症することが多いです。
直ちに重篤化することはありませんが、炎症による痛みで歩けなくなったり、食欲不振になったりします。悪化すると二次的な病気を引き起こすことがあります。

進行すると治りにくくなるため、早期発見と予防がが大切です。

ソアホックの原因

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うさぎのソアホックは、日常的に足への負担がかかってしまうことが主な原因となります。

  • 固い床材
  • 爪が伸びすぎている
  • 運動不足
  • 肥満による体重の負荷
  • スタンピング(足で床を蹴る)を頻繁にする
  • 加齢により、同じ姿勢で長時間足を床につけている

以上の環境や行動が見られる場合は、足に負担がかかっている可能性があります。
うさぎの足には肉球がないため、皮膚が床に直接触れてしまいます。そのため、少しの摩擦でも擦れてしまい毛が抜けやすくなるのです。

そのほかにも、ストレスや遺伝的要因によって足の裏の毛が薄いことも原因として挙げられます。また、水や尿などが足裏にこびりついて、足裏が常に湿っているなど不衛生な状況も良くありません。

日頃から足裏をチェックしよう

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抱っこをしたりブラッシングをしたりなど、普段からうさぎと触れ合っていると、足裏の脱毛に気がつきやすいでしょう。
しかし、抱っこが苦手なうさぎだと、歩けなくなるまで気がつかない場合もあります。

換毛期など毛が生え変わる時期は特にデリケートになるため、普段からうさぎの足裏を意識してみてください。

ソアホック予防のためにできること

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ソアホックを予防するために、飼い主さんができることをご紹介します。

1. 足に負担のかからない床材

ケージや散歩するお部屋の床材は、足に負担のかからないものを選びましょう。
固い床やフローリングなどの滑りやすい床は、ウサギの足には負担になります。

爪を引っ掛けにくい毛足の短い、適度に弾力がある、滑りにくく摩擦が起こりにくいマットが適しています。

2. 定期的に爪切りをする

爪が伸びすぎてしまうと、かかとに体重が乗ってしまい足に負担がかかります。
そのほかにも、カーペットに爪が引っかかりやすくなり折れる原因になってしまいます。

日頃からうさぎの爪の長さを確認し、切ってあげましょう。暴れてしまってうまく切れない場合は、動物病院等で切ってもらうことをおすすめします。

3. うさぎの足を綺麗に保つ

ケージの中でうさぎが水皿をひっくり返してしまったり、尿が散乱してしまったりすることがあるでしょう。
足裏が湿って不衛生な状態が続くと、皮膚の炎症により脱毛が起こりやすくなります。
こまめにケージの床を掃除し、ウサギの足裏を綺麗に保ちましょう。

4. 肥満予防

体重が増えると足の負担も増加します。適切な体重管理はうさぎの健康につながります。
年齢ごとに食事を見直し、おやつのあげすぎには注意しましょう。

5. うさぎにストレスを与えない

うさぎはストレスに敏感な動物です。
うさぎはストレスを感じた時、後ろ足で力強く床を蹴るスタンピングをすることがあります。
特に固い床の上で頻繁にスタンピングをすると足裏に良くないため、ストレスとなる要因をなるべく取り除いてあげましょう。

部屋の中をお散歩させて運動させる、しっかり遊んであげる、大きな音を立てないなどの対策をし、ストレスフリーな環境を作ってあげることが大切です。

まとめ

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ソアホックは、足の負担による脱毛が原因の病気です。
うさぎがかかりやすい病気の一つで、悪化すると歩けなくなることがあります。そのため、予防と早期発見が重要になります。

負担の少ない床材を選ぶ、定期的に爪を切る、足を綺麗に保つなどの日頃の予防策をしっかり行い、日頃から足の裏の状態チェックをしてあげましょう。
少しでも脱毛や赤みが見られたら、動物病院に相談することをおすすめします。

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