毎日当たり前のように用意している、猫が飲む水。なんと、ものによっては病気を引き起こすかもしれないってご存知でしたか?
毎日摂取する水だからこそ、愛猫の健康を守るために考え直してみましょう。
この記事の目次
ミネラルウォーターは危険?
「ペットの健康は、何よりも大事だわ!」と言って、より良い食べ物・飲み物を探し求めている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
「毎日飲む水だからこそ、良いものにしよう」と思って、ミネラルウォーターをあげていた場合、それは逆効果になっているかもしれません。
ミネラルの過剰摂取が問題
硬水などに多く含まれるミネラル成分は、美容健康に良いとされていますよね。しかし体の小さい猫の場合だと、摂り過ぎになってしまい、体に悪影響を及ぼしてしまうんです。
猫は尿路結石ができやすい動物です。マグネシウムなどが多く含まれているミネラルウォーターは、尿路結石になってしまう可能性を高めますので避けるようにしましょう。
実は、水道水が◎だった。
実は、水道水が猫にとって優れていると言われているんです。「水道水はカルキ臭いからかわいそう」と思っていた方には、驚きの内容かもしれません。
- 水道水には塩素が含まれているため、水中の雑菌が繁殖しにくい
- 日本の水道水の多くは、(地域差はあるが)軟水のため基準クリア
基本的に、水道水をあげていれば問題はないでしょう。
他にもこれはOK!
ペット用の水
今は、ペット用の水も発売されています。これなら間違いはないですよね。
硬度60以下のミネラルウォーター
- 硬度60以下の軟水(低い値が◎)
- ミネラル成分をほとんど含まない、ピュアウォーター(純水)
もし、ミネラルウォーターをあげる場合には、硬度に注意して選ぶようにしましょう。例えば、比較的飲みやすい「エビアン」でも硬度304。女性に人気の「コントレックス」に至っては硬度1468となっています。猫にとっては危険ですね。
マグネシウムを添加する浄水機があるらしい
「塩素があるのはかわいそう」と思って、浄水器を通した水をあげている方もいるのではないでしょうか。猫は「マグネシウム」が多い水がダメだと先ほど書きましたが、なんと浄水機の中には「マグネシウムを追加してくれちゃう」ものがあるのです。
人間にとって嬉しい機能ですが、猫にとっては危険です…
気になった方は、お使いの浄水器はどのような機能があるのか、一度確かめてみてくださいね。
毎日飲むからこそ、配慮したい。
摂取したもので私たちの身体ができているように、猫の身体も同じです。特に、水は毎日欠かさず摂取するものですよね。もし逆効果のあるものを飲ませ続けていたら…と考えたら恐ろしいですね。
猫は、人間のように自分で口にするものを選ぶことは基本できません。私たち飼い主が、しっかりとした知識を持って、猫の食に気を配る必要性があるのではないでしょうか。