【画像クイズ】見分けがつきますか？外見が似ている犬たち②

ドーベルマンとは
ドーベルマンは、とがった耳と短いしっぽで凛々しいイメージがありますが、これは生後間もなくの断耳・断尾によるものです。近年は動物愛護の観点から、この画像のように断耳・断尾を行わない犬も増えてきています。
外見から怖い犬のイメージを持たれがちですが、飼い主に対しては穏やかで甘えん坊な傾向がある一方、家族を守る防衛意識が強いため、見知らぬ人には警戒心を見せます。

Aは「ロットワイラー」
精悍な顔立ちで、いかにも強そうなイメージがあります。ドーベルマンと比較すると、がっしりとした体型でマズル（口周り）の太さが特徴です。
勇敢で警戒心が強く、番犬としては理想的で、欧米では非常に人気のある犬種です。家族を守る意識が強い性格から、見知らぬ人に対して攻撃行動を見せる可能性があるため、しっかりとしたトレーニングが必要です。

フレンチ・ブルドッグとは
筋肉質で、がっしりとした体型が特徴。独特の大きな立ち耳は「バット・イヤー（こうもり耳）」と呼ばれます。
明るく社交的で、飼い主に甘えたり、一緒に遊んだりすることを好むので、ひとりぼっちになるのが嫌いで留守番は苦手な傾向もあります。興奮しやすい犬が多いので、落ち着かせるトレーニングが必要になることもあります。

Bは「ボストン・テリア」
フレンチ・ブルドッグと比べると、ボストン・テリアの耳はやや細く、先端は尖った形をしています。顔立ちはブルドッグの系統ですが、体型はテリアの影響を受け、筋肉質でありながらスリムで脚が長いという特徴があります。
性格は温和で人懐こい一方で、頑固な一面もあり、テリア種の興奮しやすい面を受け継いでいる個体もいます。白いシャツの上にタキシードを羽織っているように見える毛色や、温厚な性格から「タキシードを着た紳士」という愛称で呼ばれています。

サモエドとは
真っ白な長い毛が特徴のサモエドですが、「クリーム」の毛色やホワイトの毛色に薄い茶色の毛が混じった「ビスケット」も認められています。大きさは「中型犬」とされたり「大型犬」とされたりと、各団体により定義は分かれます。アーモンド形の目と上向きの口角が微笑んでいるように見えることから「サモエド・スマイル」と呼ばれています。
性格は温和で遊び好き、他人にも他犬にもフレンドリーなため、あまり番犬向きの犬種ではないとされています。

Aは「日本スピッツ」
こちらも真っ白な長い毛が特徴です。サモエドと違い「純白」以外の毛色は認められていません。大きさは「小型犬」とされたり「中型犬」とされたりと、こちらも各団体により定義は分かれます。個体差はありますが、サモエドに比べると目がやや大きく見える傾向があります。
飼い主に対して甘えん坊な面がある一方、日本の犬らしく「ツンデレ」な一面もあります。活発で好奇心旺盛な性格ですが、見知らぬ物や人に対しては警戒心を示す傾向があります。